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2015月3月11日更新

アメリカの学生団体で活動して感じた4つのこと

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 Q. 留学中に現地のサークルや学生団体の活動に参加したいと考えています。こういった場所でも、日本と海外のギャップは大きいのでしょうか?事前知識がないので不安です。気を付けるべきこと、心掛けるべきことを教えてください。(大学2年生・男性)


僕はアメリカの大学に留学中、講義だけではおもしろくなかろうということで英語の勉強も兼ねて現地の学生団体(英語ではstudent-run organizationといいます)に入って活動していました。活動内容としては主に国際交流で、僕は日本に特化した事業を担当していました。

 

今回はそこでの活動を通じて学んだことを紹介したいと思います。

アメリカの学生団体で活動© william87 - Fotolia.com

①ミーティングは時間厳守



ミーティングの開始時間、終了時間に関しては日本以上にシビアだと感じました。日本でも基本的に開始時間に関しては厳しくとも、終了時間となると何のためらいもなく延長する風潮があるように思います。結果的にダラダラしたミーティングになりがちになるのではないでしょうか。

僕のいた団体では、ミーティング開始前にしっかり議題と終了時間を定め、必ず時間内に話し合いを終わらせていました。やはりアメリカでは幼い頃からグループワーク中心の授業が多いので、話し合いに慣れているのではないかと思います。大学生になる頃にはミーティングにおけるタイムマネジメントやファシリテーション能力がしっかり身についているのですね。

余談ですが、すでに働いているアメリカ人の友人曰く、基本的にアメリカの会社では残業はほとんどないそうです。必ず規定の業務終了時刻には仕事を終え、早々と帰宅するのが常だそう。過度のサービス残業がしばしば問題にされる日本の会社とは時間に対する考え方が大きく異なりますね。

②人間関係はドライ



特に体育会では顕著ですが、オンもオフも付き合いがあり、月に数回飲み会がある、というのが日本流ではないでしょうか。アメリカではそこまで徹底した付き合いはなく、どちらかといえばドライなのではないかなと思いました。もちろんオフにはメンバー同士で遊びに行くことはありますが、参加しなかったからといって村八分にされるようなことはありません。団体の活動は活動、オフはオフ、と割りきっているメンバーが多いようにも感じました。

また飲み会の回数が非常に少ないのも特徴だと思います。日本では飲み会というと大学生の特権のような印象を受けますが、アメリカでは飲酒可能なのが21歳からで、日本と違ってアルコールを購入する際には必ず身分証明書を提示しなければならないということもあり、大学生同士で飲みに行くという機会が非常に少なかったです。さらにバーやクラブなどでも身分証明書の提示を義務付けており、21歳未満だと入場不可能です。このようにアメリカは21歳未満の飲酒にはかなり厳格な社会でした。

③就活時のアピールとしての学生団体



前回の記事にも書きましたが、日本では基本的にポテンシャル採用ですが、アメリカの場合は学生に即戦力を求めています。ですからアメリカでは学生のうちに営業やプレゼン、プロジェクト・マネジメントが経験できる学生団体はキャリア志向の学生からはとても人気がありました。

就活のために学生団体で活動している学生も多く、公言して憚らない人も結構いました。さらにアメリカでは学生団体の活動経験を履歴書そのものに書けるのも、この日米の違いを生んでいると思います。日本では履歴書の「職務経験」の欄に学生団体の経歴を書く人はいないと思いますが、アメリカの友人たちは履歴書の”experience”の欄に学生団体のことを書いている人が多かったです。

④学生団体に見る人材の流動性



アメリカの学生団体、サークルはとても人材の流動性が高いなと思います。日本では大学に入ると新歓の洗礼を浴びて所属するサークルなり部活なりを選び、4年間そこで活動するのが一般的ですが、アメリカだと4年間同じ団体で活動するというのは稀だと思います。団体を途中で辞めて別の団体に移るのも普通にありましたし、僕の団体では先月メンバー募集したのですが、2・3年生がたくさんアプライしていてびっくりしました。

日本では大学の新歓に2・3年生が行くことはあまりないんじゃないでしょうか。アメリカ社会は人材の流動性が高いといいますが、学生団体でも当てはまるんだなと思いました。

 

さて、このように学生団体一つとっても日米で違いがあっておもしろいなと思いました。僕自身はアメリカで学生団体に入ったことで、友人も増えたし、文化の違いや実践的な英語を学べたのでほんとに良かったと思います。もしアメリカの大学に留学する機会があれば、ぜひ現地の学生で構成されるコミュニティに入ってみることをおすすめします。

 

2015年3月11日

written

by toshiki-matsui


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