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2016月11月30日更新

ぶつけた膝が痛い…骨折と捻挫の症状の違いと見分け方

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以前サークルで練習中に友人が倒れてめちゃくちゃ痛がっていたのですが、
骨折かどうかその時は全く判断することができませんでした。
見分けることはできるのでしょうか?(大学3年・男性)



歩いているときや階段を降りているときに足をくじいてしまった経験をお持ちの方は多いかと思います。




足をくじいてしまうと足首が痛くなり腫れてきます。




どうにか歩けたとしてもかばうように引きずってしまったりしますよね。




そのために足をくじいていない方の足に負担がかかり膝などが痛くなることがあると思います。




このように足をくじいてしまうことを足の捻挫と言います。




一方、似たような症状でも骨が折れてしまっている、骨折もあります。




捻挫と骨折は非常に症状が似ているためなかなか見分けるのが難しいです。




捻挫だと思って病院へ行くと、実は骨折だったなんてこともあるようです。




最近は骨折に気づかない人が多くいるようですが、治療が遅れると骨はもちろんのこと、身体にも悪影響を及ぼしてしまいます。



今回はその難しい捻挫と骨折の見分け方と症状について詳しくご紹介していきます。



骨折の見分け方をマスターし、骨折してしまった時はいち早く病院へ行くようにしましょう。













怪我
© Dirima




捻挫の病態




そもそも捻挫とはどういった状態のことを言うのでしょうか。




捻挫とは靭帯損傷のことです。




さらに種類ごとに分類すると、第1度捻挫、第2度捻挫、第3度捻挫の3種類に数えられます。




第1度が最も軽度で第3度が最も重度です。




第1度捻挫では靭帯の一部線維の断裂で関節包は温存されています。




関節包とは字のごとく関節を包む袋のことです。




つまり関節包は靭帯と共に関節の安定性に寄与しています。




第2度捻挫では靭帯の部分断裂で関節包も損傷されることが多いです。




時には靭帯・関節包の線維が引き伸ばされた状態になることもあります。




第3度捻挫では靭帯の完全断裂で関節包断裂を伴います。




捻挫の症状


捻挫をすると様々な症状が出ます。




第1度捻挫では自発痛、圧痛、軽度の腫脹と疼痛が見られます。




運動制限を認めるが関節血症はありません。




腫脹というのは腫れのことで疼痛は痛みのことです。




関節血症は関節内部で炎症が起き血液が関節内に貯留した状態のことを言います。




第2度捻挫ではさらに関節血症、軽度の異常可動性を認めます。




異常可動性とは関節が生理的な可動範囲を超えて可動する状態のことです。




第3度捻挫では第2度捻挫の症状の全てが強く特に異常可動性を認めます。




そのため関節の不安定性が特徴的です。




骨折の病態


骨折とは何らかの原因で骨の生理的連続性が失われた状態のことを言います。




骨折にはいくつか種類がありますが大きく分けると完全骨折と不完全骨折があります。




完全骨折は完全に骨の連続性が失われたものを言います。




不完全骨折は部分的に骨の連続性が失われたものを言います。




主な骨折の原因は外傷、病気、骨の使いすぎ、骨が脆くなっているなどが挙げられます。




骨折の症状


骨折の症状には大きく分けて2種類あります。




全身症状と局所症状です。




全身症状には出血性ショックや肝臓・脾臓などの臓器の損傷が挙げられます。




これらの症状は意識・呼吸・循環状態といったバイタルサインに関わることがあります。




一方の局所症状は腫脹、疼痛、圧痛、機能障害、変形、異常可動性、轢音、異常姿勢が挙げられます。




関節血症による著しい腫脹が起こり関節運動が制限されます。




そのため機能障害が生じます。




骨折をすると骨が移動し回旋したり短縮したりします。




それにより骨の変形が起きることがあります。




轢音は骨折端つまり骨折した部位が擦れあって生じる音のことです。




例えば鎖骨を骨折した時に首を骨折した側に傾けるという姿勢をとります。




このように骨折部位によって生じる特有の姿勢のことを異常姿勢と言います。





見分け方


捻挫と骨折の症状から見分け方を探っていきたいと思います。




捻挫で現れる症状のほとんどは骨折でも起こります。




つまり骨折では起こるが捻挫では起こらない症状を見ていけば見分け方がわかる可能性があります。




まず骨折では出血性ショックや腹部の臓器損傷といった全身症状が起こることがあります。




しかしこの症状は必ず起こるものではないため今回は触れないでおきます。




骨折の局所症状に骨の変形があります。




これは骨が骨折したために位置がずれてしまったあるいは移動してしまったということを表しています。




捻挫では腫脹は起こりますが骨の変形は起こりません。




よって腫れている部分もしくはその周囲の骨を観察することで、捻挫と骨折を見分けられる可能性があります。




正常とは異なった姿勢をとっているかを観察することも非常に重要なことだと思います。












いかがでしたでしょうか。




捻挫と骨折の症状と見分け方について説明しました。




捻挫と骨折では治療方法も期間も全く違うので、早期発見が大切になってきます。




特に骨折を長期間放置してしまった場合、複雑で細かい骨折に進展したり、体内を傷つけてしまうこともあり、危険です。




これを機に捻挫と骨折についてすこし勉強してみるのも良いかもしれません。




皆さんの健康を心から祈っております。

2016年11月30日

written

by けん玉


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