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2015月1月30日更新

薬学部編入を考えたときに知っておきたい4つのこと

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今薬学部への編入を考えています。薬学部に編入する際に考慮した方がいいことについて教えて下さい。(大学3年 女性)


薬剤師

卒業後の進路に迷ったり、大学に入学したのはいいものの本当にこの大学・学部で良かったのか?と迷うことはあると思います。

そんな時に医療系の学部への編入を考える人は少なくありません。

今回はそんな医療系である薬学部への編入を考えている人に向けて、薬学部に編入する際に考えておきたいポイント4つを紹介していきます。

 

1 編入に必要な勉強



編入試験の際に必要な項目は主に生物と化学分野になります。

中には小論文・面接のみで良い学校もありますが、そういった学校は留年率が高かったり、就職先が限定されていたりするのでオススメは出来ません。

またもし編入出来ても化学や生物系のことが出来ないと苦しいです。

編入する3年次からは疾患や薬理作用に関する勉強が始まりますが、そういった科目は応用科目であり、生物(人体や細胞の働き)や化学の基本知識が無いと付いていくことは難しいです。

もし薬学部に編入することを考えるなら編入試験の形式に関わらず、生物や化学の勉強はしっかりしておくことが必要です。

 

2 学費の話



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©Japanexperterna.se

実は編入を受け入れて学校は私立しかありません。そのため当然のように高額な学費が必要になります。

私立薬学部の平均の年間学費は200万円です。

合計すると卒業するまでに少なくとも600万~800万は必要になります。決して安くはありません。

よほどの理由が無い限り、私立薬学部への編入は金銭的には合理的では無いでしょう。

また生活費やその他の費用を考えるとその金額を支払ってまで薬剤師になることに価値があるのかどうか、良く検討した方が良いと思います。

 

3 薬剤師国家試験が難化傾向にある



編入後の大きな壁は国家試験です。

今まで薬剤師の国家試験の合格率は全国で8割程度と比較的合格しやすい試験でした。

しかし、2014年度(6年制薬学部第一期)卒業生が受験した薬剤師国家試験の合格率は

全国平均で6割とかなり合格率が下がっています。

これは薬学部が4年制から6年制に変化したことにより私立薬学部が乱立し、薬剤師供給量の過多が予想されるようになったためによる政府の引き締めだと言われています。

編入さえしてしまえば簡単に薬剤師にはなれると思っている方もいるかもしれませんが、実は編入してからが勝負で、無事に卒業して薬剤師になれるかどうかは編入してからの努力次第ということになります。

 

4 就職先は限定される



薬学部編入をしようとしている人の大半は薬剤師として働きたくて編入を考えているのだと思います。

しかし、想定通りの就職を出来ることの方が少ないです。

6年制薬学部を卒業した人の進路は1割が製薬系企業、3割が薬局、6割がドラッグストアといった割合です。

また製薬企業に就職する1割はおもに旧帝大などの有名大学の出身者がほとんどで、私立薬学部の就職先のドラッグストアの割合はかなり大きくなります。

編入を受け入れている学校の多くはいわゆる偏差値ランクでは下位の学校が多く、せっかく薬剤師になったのに就職先はドラッグストアというパターンが多いです。

薬学部に入ってしまえば、薬剤師になってさえしまえば安泰だという考え方をする人もたまにいます。

しかしそういった甘い考えは捨てて、編入してからどれだけ努力するかで自分の卒業後の可能性は大きく変わると考えて下さい。

 

以上、薬学部編入を考えたときに知っておきたい4つのまとめでした。

もし薬学部への編入を考えている方がいたら、以上の4つのポイントをしっかり考慮した上で実際に編入するかどうか判断することをオススメします。

2015年1月30日

written

by aritaku


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