現在17274個の困ったを解決できます!

2016月11月1日更新

アラビア語を習得する時ぶつかる6つの壁

44165 views

授業でアラビア語がありまして、勉強しようか迷っているのですが、
だいたいどんな言語だと認識すれば良いのでしょうか?(大学3年・男性)


アラビア語のテキスト



© akulamatiau



アラビア語は、中東の21カ国で母語とされており、


国連機関で使われている6つの公用語のうちのひとつです。












そして、世界3大宗教の一つであるイスラム教を語る上で切っても切れないほど深い関係で、


イスラム教の聖典「コーラン」が書かれた言語でもあります。






そんな世界的に重要な言語であるアラビア語ですが、


実は習得が難しい言語であることでも知られています。

アラビア語を学ぶ時、どんな壁にぶつかり、どんなことを覚悟しておけばよいのか、まとめてみました。


これからアラビア語を学ぼうと考えている方はぜひ参考にしてみて下さい!






アラビア文字を覚えるのが難しい!


アラビア文字と言えば、あのニョロニョロした形が特徴的ですよね!


しかも、書くときは右から左に書くので、日本の縦書きと横書きが混じった感じで日本人には書くのもなかなか慣れません。




しかし、アラビア文字は28字しかないので、ひらがな・カタカナ・漢字がある日本語と比べれば、簡単なのかもしれませんね。

そして、アラビア語はひらがなのように文字をそのまま発音する表音文字なので、中国語のように文字で予想することはできないものの、

文字と母音記号さえマスターすれば、初めて見る単語でも発音できます。


そういった点においては慣れれば早いともいえるのかもしれません。




文節把握が難しい!


アラビア文字の文章は、それぞれが繋がっているような書体で、


文節がどこで切れているかよくわかりません。

最初は字なのか何なのか区別がつかないかもしれません。

アラビア文字を覚えたいなら、やはりひたすら書くことに尽きます。


同じように見える文字も、書けばそれぞれの特徴を覚えられるはずです。




















「語根」が難しい!


さらにつまずきやすいのが語根です。


アラビア語の単語は、一般的に3つの子音が元になってできているのですが、


この3つの子音を語根と呼び、その語根からたくさんの単語が成り立っています。

同じ語根の単語は同じ意味に関連しています。



例えば「KTB」という語根を持つのは、


書かせた KaTtaBa

書いた  KaTaBa

作家   KāTiBun

文通した KāTaBa

本    KiTāBun

手紙   maKTūBun

図書館  maKTaBatun

机    maKTaBun



これを見てみると、共通する意味は「書く」であるということが分かります。


ということで、KTBの意味は「書く」となります。


こういった性質は英語にも多少みられますが、全く一緒というわけでもありません。




アラビア語の普通の辞書は、単語がこの語根順に並んでいるため、


辞書を引けるようになるためには、この語根をよく理解しておかなければなりません。

そのため、辞書を引けるようになればようやく一人前とも言われるほどです。



他の言語であれば、辞書を引いて言葉の意味を覚えて言語を習得しますが、


その辞書さえもなかなか引くことができないということで挫折してしまう人もいるのです。


アラビア語、恐るべしという点ですね。














動詞の活用が難しい!


アラビア語の動詞は、基本形の他に、派生形と呼ばれる形が何と10種類もあるのです!


一人称・二人称・三人称で活用が異なり、


一人称以外は対象が男か女かによって活用が異なります。

そして、人称ごとに単数か双数か複数かによってさらに活用します。



さらに、完了形・未完了形・命令形・受動形かによってまたさらに活用して・・・。


もうそのうち、何が正解だか分からなくなってきそうです。


















発音の仕方が難しい!


アラビア語は、母音を文字ではなく記号で表します。


一つの文字でも記号次第でいくつかの音になるので慣れるまでは読むのも難しいかもしれません。


















母音は「あ」「い」「う」しかなく、


二重母音も「あい」「あう」しかないという、母音が乏しい言語です。



















「フスハ―」と「アーンミーヤ」がある!


アラビア語は、中東の21カ国で共通に使われていますが、


その中でもどこでも通じる共通語が「フスハ―」、

地方によって異なるのが「アーンミーヤ」です。



フスハ―は公式の場や新聞やニュース番組などで使われ、


アーンミーヤは普通の会話やテレビドラマの中などで使われます。


















このアーンミーヤがなかなか厄介で、エジプトの方言、シリアの方言、サウジの方言・・・


などそれぞれがかなり違っているので、

フスハ―をマスターしたからといって、アーンミーヤもなんとなくわかるというものではありません。


同じアラビア圏の国々でも、異なる地域のアーンミーヤは外国語と同じようなものなのです。











いかがでしたでしょうか。


アラビア語は、日本人にはあまり馴染みがないかもしれません。


アラビア語圏の国々は、最近のテロや民族間の紛争などの印象が強く、あまり良い印象はないかもしれません。




しかし、アラブの国々には、長い歴史と素晴らしい文化があります。


それを理解するためには、アラビア語やイスラム教の世界を知ることが欠かせません。




きっとあなたのまだ知らない世界観を知ることができるでしょう。


アラビア語を学習することで、あなたの人生がより豊かになることは間違いありません。

2016年11月1日

written

by ike


同じカテゴリの記事をもっとみる

ライター

WRITERライター情報

RANKING

就活・キャリア記事ランキング

pagetop