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2016月10月27日更新

実際はどうなの?公務員試験の倍率にまつわる3つのカラクリ

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公務員試験を受験予定の3年生です。周りに公務員試験を受ける人が少なく、ネットの情報に頼っています。
倍率がすごく高いと聞いて不安なのですが、実際どの程度大変なのでしょうか?(大学3年生・男性)



将来の就職先として、公務員を考えている人も多いと思います。
そんな人にとって避けては通れないのが、「公務員試験」。
ところでこの公務員試験、最近はかなり倍率が高くなっているところもあり、

果たして自分の実力で合格できるのか…と不安に思う方もいることでしょう。



でも安心して下さい。
倍率はそれほど気にする必要がないのです。
そのわけを、今から3つお教えします。



ぜひお読みになり、きちんと試験の特性を理解した上で


前向きに試験勉強に取り組んでくださいね。





一つ目:記念受験が多い

なぜ、倍率が高くても気にする必要がないのか。
その理由の一つが、「記念受験」と呼ばれるものです。


記念受験というのは、「受かればいいな」という軽い考えで、
試験勉強をあまりせずに受ける人のことを言います。
多くの公務員試験対策本や資格の学校などでこの言い方が使われています。



もしかしたら、大学受験や高校受験の時に耳にした人も多いのでは?


大学受験であれば、東大を受験してみる人が多いことはよく知られていますよね。



具体的にどのくらいが記念受験者なのかは
統計がありませんが、一説には過半数に達するとのこと。
こう考えると、実際に試験を受けに来た人で
自分のライバルになりうる人数は、そう多くはならなさそうです。


一般に公表されている倍率は、申込者数または一次試験受験者数を
最終合格者数で割った数値となっています。
しかし、この中には相当数の記念受験者も含まれているわけです。
そうすると、実質的な倍率は、公表されている倍率より低いと考えられます。
したがって、きちんと勉強して試験に臨めば、合格の可能性は高まると言えるでしょう。


そう思っていれば、実際試験会場に行った時にも多少は落ち着いて受けることができそうです。








二つ目:面接の倍率は意外と低い


次に知ってほしいのは、「筆記と面接の倍率の違い」です。

筆記は確かに倍率が高くなりがちです。
しかし、面接だけを見れば、実はそうではないのです。


例えば、東京都Ⅰ類B(一般・行政)の平成26年度試験の倍率はこうなっています。


申込者数:5186人
一次試験受験者数:3643人
一次試験合格者数:842人
最終合格者数:541人
倍率:6.7倍


この「6.7倍」という数字は、東京都のホームページで公表されているものです。
これだけ見ると、「高いなぁ」と感じるかも知れません。

しかし、面接の倍率だけ見て、「6人に1人しか受からないのか」などと考える必要は、全くありません。


なぜならこの倍率は、「一次試験受験者数」を「合格者数」で割って求めたもの。面接だけの倍率を求めると次のようになります。

「一次試験合格者数(842人)」÷「最終合格者数(541人)」=1.6倍


なんと1.6倍まで倍率が下がるのです。
これは、一次試験を突破できた人の6割強が
そのまま最終合格まで至るということを示しています。

そして先程の「筆記試験には記念受験の人が一定数混ざっている」ということを合わせて考えてみましょう。

合格できる可能性が高い、そう感じませんか。


東京都Ⅰ類B(一般・行政)の場合、面接試験は2回行われます。
中には難しい質問をされる場合もあるでしょうが、
きちんと受け答えができれば大丈夫だと言えます。


今見てきたように、面接の倍率は意外と低いのです。
したがって、まずは一次試験を突破することを考えて、勉強して下さい。
そして無事に一次合格を果たしたら、倍率の事なんて気にせず、
面接の練習に励めばいいと思います。













三つ目:専門職公務員の試験はさほど倍率が高くない

最初に触れたとおり、公務員試験の倍率は高いことが多いです。
ところで、「公務員」には様々な種類があることを皆さんは知っているでしょうか。
一般に「公務員」というと、事務職を想像するかも知れません。
しかし実は、こういう種類の公務員もあるのです。


・専門職公務員=国税専門官、刑務官、労働基準監督官、保健師、医師、運転士など
・特別職公務員=警察官、消防官、自衛官など


そして、こういった種類の公務員は専門性や
一定の資格が求められることもあり、倍率が高くなりにくいのです。


中でも専門職は、職種にもよりますが、さほど倍率が高くないことで知られています。
例として、法務省に所属する国家公務員であり、刑務所などが職場となる「刑務官」を挙げます。
刑務官の平成25年度採用試験は、申込6012人、合格1243人で、倍率は4.8倍でした。
(※平成26年度は現在も採用試験が続いており、
最終合格者数が確定していないため、平成25年度の数値を紹介します)


これは平成26年度の国家公務員(一般職)の倍率5.7倍よりも低い値です。
また、人気の専門職国税専門官も、平成26年度の倍率は5.8倍で、
国家公務員(一般職)とほぼ同じでした。


さらに、地方の市区町村で行われる専門職の採用は、倍率が低い傾向があります。
地方の場合、毎年採用があるわけでもなく、採用人数も少ないです。
しかし、ほとんどが地元の人の応募なので、競争が起こりにくいのが実態。
そういう意味では「穴場」だと言えます。



もし自分に全然自信がなかったり、公務員試験対策にかける時間をそれほど取ることができないのであれば、受ける職種から検討しなおしてみてもいいかもしれません。


倍率が気になる皆さん、倍率をそれほど気にしなくてよいことが分かりましたか。
大切なのは倍率を気にすることではなく、合格に向けてしっかりと対策をとることです。









自分を信じて、試験当日まで勉強をがんばってください。


1人ではなかなか勉強する自信がないという方は、資格学校や、公務員試験専門の塾の力を借りるのもおすすめです。


しっかり納得のいく準備をして、公務員試験に臨んで下さい。


合格を祈っています!

2016年10月27日

written

by 八百万


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