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2014月11月28日更新

なぜ?関東と関西でお雑煮が違う理由

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地元の関東と今住んでいる関西でお雑煮が全く違うのはなぜですか?(大学1回生・男性)


お雑煮
お雑煮好きですか?
その地域ならではのお雑煮や各家庭独自のお雑煮は、見ているだけで楽しいですよね。

関東と関西ではいろんなことが違いますが、
ここではお雑煮の違いとその理由を紹介しましょう。

 

お雑煮とは



お雑煮の由来は諸説あるため定かではありません。「雑煮」という言葉が初めて登場するのが
室町時代の書物なので、この時代には既に存在していたようです。一説によれば、
武士の宴会で出されてたことが由来となっています。
室町時代に確立された本膳料理では、雑煮が一番最初に出されます。
これはお酒を飲む前に胃を安定させるために食べるのです。内臓を保護することから
「保臓(ほうぞう)」と呼ばれ、「宝臓」「烹臓」とも書かれました。
これが転じて雑煮になったといわれています。
一番初めに食べる縁起の良い料理であることから、元旦に食べるようになったとされています。
蛇足になりますが、沖縄にはお雑煮がないそうです。

 

お餅が違う



関西では丸餅関東では角餅を使うことを聞いたことがある人もいるでしょう。
大体その通りです。
ではその境界線はどこでしょうか?
大雑把にいいますと糸魚川静岡構造線より西が丸餅となります。

関ヶ原の合戦のため岐阜県関ケ原を境に分かれたという説もよく知られています。
餅はもともとは丸餅でした。丸餅は円満を意味し、魂の象徴でもありました。
満月に似せて作り豊作を祈りました。
その丸餅を一年の初めに食べることで、神様の力にあやかろうとしたのです。

丸餅はたいていゆででお雑煮に入れます。
ではなぜ角餅が食べられるようになったのでしょうか。
江戸時代、江戸に人口が集中していたため、手間のかかる丸餅よりも
手軽に作れる角餅が使われるようになったのです。
角餅は焼いてお雑煮に入れることが多く、一番食べられている餅です。

 

味付けが違う



関東はすまし汁仕立て、関西は味噌仕立てになります。
京都の食文化を受けた地域に、味噌仕立ての味付けが広まりました。
白味噌仕立てが多いのですが、福井と京都の一部の地域などでは赤味噌仕立てとなります。
関東ですまし汁仕立てとなったのは、武士が味噌を使うことを嫌ったという説、
醤油産地の銚子や野田が近いためという説があります。
武士が味噌を嫌ったわけは、「味噌をつける(ミソをつける)」は失敗する
という意味だからなんだとか。

 

具が違う



これは関東関西の区別なく地域ごとの特色が出ています。
一部ですが各地のお雑煮を見てみましょう。



岩手県



醤油仕立てのすまし汁に焼いた角餅、大根、にんじん、ごぼうが入ります。
餅はすり潰したクルミを入れた甘い醤油だれにつけて食べます。



奈良県



白味噌仕立ての汁にゆでた丸餅、大根、にんじん、里芋、豆腐を入れます。
餅は砂糖の入ったきな粉につけて食べます。

 

広島県



醤油仕立ての汁に輪切りの野菜(大根にんじんなど)、牡蠣、塩ぶりが入ります。
餅は各家庭によって違い焼いた角餅、ゆでた丸餅、焼いた丸餅がはいるそうです。

 

 

 
なんだか読んでいるとよだれの出てきそうな豆知識でしたね。
お腹がすいてしまった方は申し訳ありません。

関東関西それぞれの違いを楽しんでくれたらと思います。
自分が「食べてみたい」と思った地域のお雑煮を作って食べるのもいいかもしれませんね。

 

2014年11月28日

written

by ミネ・クレ�%8


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