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2015月3月18日更新

歌も映像も感動モノ!ミュージカル映画5選

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おすすめのミュージカル映画を教えてください(大学3年生・女性)


突然歌って踊りだすミュージカルは苦手……という人もいるかもしれません。
でも、ミュージカル映画は、舞台のミュージカルと異なり、
カット割やカメラワークなどによって分かりやすく演出されています。
ストーリーがぶつ切りだと感じることも少なく、気楽に楽しめる作品も多くあります。
ここでは、オススメのミュージカル映画を5作品ご紹介します。



 

 

1.「サウンド・オブ・ミュージック」



第二次大戦直前の、オーストリア・ザルツブルグ。
厳格なトラップ一家の家庭教師となった修道女見習いのマリアは、
歌の力で母を亡くした子どもたちの心を開いていきます。
雇い主であり子供たちの父であるトラップ大佐も、やがてマリアに惹かれていき……



タイトルにもなっている「サウンド・オブ・ミュージック」と並んで有名なのは、
やっぱり「ドレミの歌(Do-Re-Mi)」ですね。
日本語詞は、「ドはドーナツのド、レはレモンのレ」と頭文字をなぞっていますが、
英語原詞は、「Doe(雌鹿), a deer, a female deer.  Ray(光), a drop of golden sun.」
音階と発音が似ている単語をなぞっています。
前半の明るい雰囲気から一転して、後半はナチスドイツと戦争色が濃くなり、
物語は徐々に緊迫していきます。
家族愛と平和への願いが込められた映画という見方や、
反ナチのプロパガンダ映画であるという見方、色々あるようですが……
私は単純にミュージカル映画として楽しむのが吉だと思います。

 

2.「レ・ミゼラブル」




盗みを働いた過去のあるジャン・バルジャンは、改心して市長となっていた。
その工場で働いていたファンテーヌは、騒動に巻き込まれ解雇されてしまう。
娼婦に身をやつしたファンテーヌは、病で息絶える直前に、
幼い娘であるコゼットをバルジャンに託す。
9年後、パリ。街は失業者の不満に溢れ、今まさに革命が起ころうとしていた……


予告編やCMでもよく流れていた、
アン・ハサウェイの「I DREAMED A DREAM(夢やぶれて)」。
かき消されるような歌声が、彼女の演技ともあいまって、胸を打ちます。
メロディの一部が、さまざまな人物の歌に繰り返し登場することにも注目です。
思い当たるところでは、革命前夜のシーンで歌われる「One day more」ですね。
バルジャンの歌い出しに、マリウスとコゼットそしてエポニーヌの歌うこのメロディが重なって、やがて大合唱へ。
鳥肌が立つような、後半の山場のひとつです。
クラシックなどでも、同じモチーフを変化させながら繰り返していく技法がありますね。
物語を追うごとに、メロディとともに変化していく“意味”にも注目です。



 

3.「魔法にかけられて」




純真無垢なプリンセス・ジゼルが、おとぎの国から迷い込んだのは、現代のニューヨーク!
大都会の冷たさに涙するジゼルを助けたのは、バツイチ・子持ちの弁護士ロバート。
プリンセスに憧れる娘・モーガンに負けて、
ジゼルを一晩泊めますが、恋人のナンシーに見られてしまい大慌て。
そこへ、おとぎの国から助けに来たエドワード王子と、
ナリッサ女王の刺客も現れて、街は大混乱に……!
ところ構わず歌い出し、動物たちに愛される“ディズニー・プリンセス”を、


まさかディズニー自身が本気でイジって(オマージュして)くるとは、目から鱗でした。
一番楽しいのは、ジゼルがロバートに「ナンシーに率直に愛を伝えなくちゃ」と歌う、
「That's How You Know(想いを伝えて)」のシーン。
ジゼルの楽しそうな歌声に誘われ、まるで“魔法にかけられたように”、
公園の人々が歌って踊りだす様子は、胸がときめきます!
いわゆるフラッシュ・モブ的な楽しさがありますね。
イマイチ乗り切れていないロバートが可笑しくて、
ミュージカル映画独特の「唐突な歌い出し」に戸惑う観客の気持ちすら
逆手に取っているようで、とても面白いです。
一瞬ですが、「サウンドオブミュージック」の草原のシーンへの
オマージュもありますので、注目してみてください。



 

4.「NINE」




新作映画の脚本が思うように作れず、煮詰まった監督グイドは逃亡する。
愛人カルラ、妻ルイザ、女優のクラウディア……
さまざまな女性たちがグイドの人生を絡め取る。
真綿で締められるような現実とエロティックな白昼夢の狭間で、
グイドは何をつかむのか……?


この作品は、フェデリコ・フェリーニの自伝的映画「8 1/2」の、
ミュージカル作品をさらに映画化したもの。
「8 1/2」に足された“1/2”……それは、“音楽とダンス”だとされています。
グラミー賞受賞歌手のファーギーが歌う「Be Italian」。
“イタリア男なら、歌を忘れるな、燃える恋をしろ”――
砂と椅子、そしてタンバリンを使った情熱的で妖しい演出が最高にカッコイイ!
エロティックで妖艶で、かつ力強さも感じるシーンです。
また、グイドを追いかける魅力的な記者・ステファニーが歌う「Cinema Italiano」も素敵。
映画版のオリジナルキャラクターなのですが、
モノクロとカラーがフラッシュバックするダンスシーンは必見です。


また、注目すべきはその贅沢な配役です。
主演のダニエル・デイ=ルイスはもちろんのこと、女優陣の豪華なこと!
妻ルイザには「エディット・ピアフ~愛の賛歌~」で熱演したマリオン・コティヤール、
美しき女優クラウディアには「ムーラン・ルージュ」のニコール・キッドマン、
そしてグイドの母親役として、イタリアの大女優、ソフィア・ローレン!
これだけの名女優たちが揃うのは、後にも先にもこの作品だけではないでしょうか。



 

5.ロボット



バシー博士が作り出した、自分そっくりの超高性能ロボット、チッティ。
学習能力に優れたチッティは、人間の感情をも理解するようになり、
やがて、バシー博士の恋人であるサナに恋をしますが、あえなく失恋。
失意のチッティは、邪悪な学者の手によって恐ろしい殺人兵器へと変貌してしまい……



登場人物の心情を表現する華麗な歌とダンスは、インド映画の“文法”でもあります。
歌とダンスが普通であるインド映画を「ミュージカル映画」と言っていいか迷いますが、
近年のインド映画の勢いたるや、触れないわけにはいきません。
ムンバイの旧称である「ボンベイ」の頭文字と、
アメリカ映画の聖地「ハリウッド」を組み合わせて、「ボリウッド」と呼ぶそうです。
なお、歌と踊りを大幅にカットした「日本公開版」もあるようですが、私は反対です。
インド映画において、歌と踊りは、心情の移り変わりを描写する重要な“台詞”なのです。
ぜひ完全版でお楽しみください!



気になる作品はありましたか?
ミュージカル映画は至高の「エンターテイメント」です。
深く考えるのはやめて、シーンの華麗な演出に没頭してみてはいかがでしょうか。

2015年3月18日

written

by 海月


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