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2015月3月8日更新

ネットで誹謗中傷を書かれた時に、法的に個人を特定する方法

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掲示板で悪口を書かれました…どうにかして誰が書いたのか知りたいのですが、どうしたら良いのでしょうか?(大学2年生・男性)


aggressive man screaming at laptop

現在はネットがかなり普及し便利な時代となりました。

インターネットを使用したことのある方は多いのではないでしょうか。

インターネットは簡単に人と知り合うことが出来ます。

そして様々な情報を得ることもできます。

このようにメリットも多いですがデメリットもあります。

簡単に人と知り合うことが出来るということは裏を返せば危険です。

どういうことかというと顔や名前も知らない人と簡単に知り合うことが出来てしまうのですからうまく関係を構築することが出来れば良いです。

しかし文字だけの世界ですからトラブルが起きないとは言えません。

トラブルが重大な事件へ発展することもあります。

ですからインターネットをうまく使いこなしていく必要がありますね。

今回はインターネットで誹謗中傷を書かれた時に法的に個人を特定する方法について紹介します。

 

誹謗中傷とは



そもそも誹謗中傷とはどのようなものなのでしょうか。

中傷ですから良くないことであることは想像がつくと思います。

誹謗中傷の意味を調べると次のように書かれています。

誹謗中傷とは「他人をそしる(誹る・謗る)こと、あるいは徹底的に悪口などを言うこと」とあります。

法的場面では誹謗中傷そのものではなく、その結果として名誉毀損、侮辱、信用毀損、業務妨害が罪に問われることもあります。

つまり誹謗中傷は度が過ぎると罪に問われることがあります。

 

IPアドレスの入手



telecommunication devices in the data center

誹謗中傷をされてしまった場合に法的に個人を特定するにはどうすれば良いのでしょうか。

まず最初にするべきこととして「誹謗中傷を書いた人の発信者情報を入手すること」です。

多くの場合、IPアドレスを入手します。

IPアドレスとはインターネット上に書き込むときに記録される発信者番号のようなものです。

では発信者のIPアドレスはどのようにすれば知ることができるのでしょうか。方法は三種類あります。

・直接サイト管理者、掲示板管理者に聞く方法

・警察経由で聞く方法

・裁判所経由で聞く方法

の三種類です。

直接サイト管理者に聞く方法はメールを管理者に送ることが最も簡単です。

あまり感情的にならないことが作業を円滑に進めていく秘訣となります。

管理者に送信するメールの本文の例として以下のようなものがあります。

「書いた人を訴えたいので、IPアドレスの提出をお願いいたします。管理者責任を追及するのではなく、発信者を提訴するためのものですので提出していただければあなたに面倒をかけさせることはありません。」といった文面です。

個人情報であるため出すことが出来ないという管理者もいるかと思います。

そういった場合は「プロバイダ責任制限法案があるので、明確な理由がある限り開示者の責任は問われない」ということを教えてください。

サイト管理者がIPアドレスを教えてくれなかった場合は警察経由で聞くことをおすすめします。

書かれたサイトや掲示板をプリントアウトし警察の受付で次のように言います。

「サイトまたは掲示板で誹謗中傷を書かれたので、刑事告訴しようと考えています。刑事課までお願いします。」と確実に伝えてください。

刑事課に辿り着いたら誹謗中傷された旨を伝え、プリントアウトした記事を見せサイトまたは掲示板管理者の連絡先を教えます。

また警察の方から書き込み者のIPアドレスを捜査関係事項照会書を持って開示請求をしてもらうようにお願いをして下さい。

多くの管理者はこの対応で素直にIPアドレスを出してくれます。

裁判所経由で聞く場合はサイトまたは掲示板管理者に対して訴訟を行います。開示請求の訴訟です。

弁護士に頼んで手続きを教えてもらえば自分で行うことができます。

そこまで難しくないですね。

しかし手続きを行うには条件があります。

まず管理者の個人が特定できないと訴訟を起こすことは出来ません。

管理者の個人が特定できない場合はサーバ管理会社に対して接続している管理者のIPアドレスを開示してもらい、そ

こからプロバイダに対して開示請求訴訟を起こして、管理者の個人を特定した上で管理者に対して発信者のIPアドレスを開示してもらう方法になります。

 

個人情報の取得



女性弁護士

発信者情報が分かったら次はIPアドレスから個人の情報を取得します。

個人情報はプロバイダに聞かないと分かりません。

ですからIPアドレスから割り出したプロバイダに対して個人情報請求を行います。これは二通りの方法があります。

・警察経由で聞く

・裁判所経由で聞く

の二つの方法です。

警察経由で聞く場合はIPアドレスを持ち、「この人を刑事告訴したいのですが」と言います。

慣れた警察の方ではそこからプロバイダへ個人情報の請求を行ってくれます。

「IPアドレスだけではプロバイダが分からないのでどうしたら良いか分からない」と言われたら、ドメイン/IPアドレス【whois情報検索】を教えてあげて下さい。

警察で出来なかった場合は裁判所で聞くことになります。

プロバイダに対して個人情報の開示請求の裁判を起こすことになります。

自分で行うのも良いですが弁護士に頼んで行う方が良いかと思います。

これでようやく個人情報を入手することができますので、名誉毀損で裁判をしたり和解をすることができます。

 

おわりに



ネットで誹謗中傷されたときに法的に個人を特定する方法を紹介しました。

個人を特定することは大変であることが分かるかと思います。

一番の方法は警察に行くことですがそれがうまくいかなかったら個人を特定することは非常に困難になることを頭の片隅に入れておいて下さい。

2015年3月8日

written

by けん玉


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