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2015月4月4日更新

東南アジアに旅行に行くなら要チェック!イスラム教の食のルールまとめ

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イスラム教圏に旅行に行こうと思うのですが宗教上の職のルールが厳しいと聞きました。どのようなものがあるのでしょうか?(大学2年生・男性)


現在のサウジアラビアを発祥の地とし、神アッラーへの絶対的服従を説くイスラム教は、7世紀初頭、神からの啓示を受けた最後の預言者とされるムハンマドにより創始されました。

今や世界中に広がっているイスラム教は約20億人もの信者がいるといわれ、特に西アジア、中央アジア、南アジア、東南アジア、北アフリカなどに多くのムスリム(イスラム教徒)が住んでいます。

 

ハラルとハラム



食に対して戒律が厳しいイスラム教徒が多く住んでいる東南アジアへ行く前に覚えておきたい言葉が「ハラル」です。

ムスリムが口にしても良い食品は「ハラル」と呼ばれ、逆に口にすることを固く禁じられている食品を「ハラム」「ノン・ハラル」と呼ばれています。

日本のスーパーマーケット市場でもイスラム教の信者のために「ハラル認定」の記載がされ、陳列コーナーを設けているところもあります。

ここで、旅行の楽しみの一つでもある食事。東南アジアへ訪れた際に恥をかかないためにも、イスラム教の厳しい食事ルールをよく理解しておきましょう。


ASEAN諸国のハラル認証マーク 日本アセアンセンター



 

豚・豚由来成分



信仰上の理由で口にすることはできない代表的な食品「豚」。

豚肉はもちろん、豚脂(ラード)、液体・粉末スープに含まれている豚肉エキス、豚皮を原料とするゼラチンやコラーゲン、豚肉を材料にしている食品や豚由来成分の調味料等はすべてタブーです。

もちろん、豚を原料としているハム、ソーセージ、ベーコンもダメ、また、食材に含まれている油、ダシ、調味料にも気を配りましょう。

 

アルコール



アルコールも代表的なタブーのひとつです。アルコール飲料はもちろん、料理に使用するお酒やみりんなど調味料に対しても厳しく気にするムスリムもいます。

たとえ、調味料として微量でもハラル食品にアルコールが入れば、それだけでその食品はハラムとなりタブー食品となります。

よって、お酒を飲むときには自分だけで楽しみ、ムスリムにアルコールを積極的に勧める行為はやめましょう。

 

血液は不浄なもの



ムスリムは血(血液)を不浄なものとして避けています。そのため、肉や魚など動物性食品の調理方法には気をつけましょう。

食材の血抜き処理、切ったときの断面からの肉汁が血を連想させるため、調理時の焼き加減にも注意をしなければなりません。

調理の際に事前に焼き加減を確認したりとムスリムに対し心配りをしましょう。

 

宗教上の適切処理がされていない肉



タブーの豚肉以外の牛・羊・鶏などは基本的にハラル食品ですが、神アッラーへの祈りを唱えてから屠殺(頚動脈を切る)した肉のみを口に入れる厳格な信者もいます。

神のお許しを受けた肉(ハラルミート)のみを食べるということなんですね。よって、残忍な手口、病死、事故死した動物の肉はタブーということになります。

 

調理器具や食器



ハラル食品であるか注意するのは食材だけではありません。豚肉を調理したフライパンや鍋でハラル食品を調理したら、その瞬間、ハラム食品となってしまいます。

タブーの豚肉を調理したことで、一度ハラムとなってしまった調理器具は、イスラム法にのっとった方法で清めない限り、ハラル食材の調理器具としては使えません。

 

エビ・イカ・貝など



基本的に魚介類はハラル食品とされていますが、一部のムスリムはエビ・イカ・貝などをタブー視しています。

特に宗教上の理由ではなく食文化として食べる習慣がなく抵抗感を持っているようなので、旅先ではムスリムと食事する際には確認したほうがよさそうです。

そのほか、蛙、ワニ、亀などの両生類や爬虫類もタブーとしている信者もいます。

 

 

いかがでしたでしょうか。

国や宗教によっては全く環境が違い戸惑う面も多いですが、やはり「郷に入れば郷に従がえ」精神はとても大切です。

たとえ訪れた先が戒律が厳しい国でも、旅先で気持ち良く過ごすため、また現地の人々との交流のためにもマナーやタブーを理解し敬意を表して楽しむことが大事です。

2015年4月4日

written

by しんじろう


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