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2015月4月4日更新

【旅行前に知っておきたい】イスラム教・ユダヤ教・キリスト教の聖地・イスラエルの宗教事情

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旅行でイスラエルに行くのですが、宗教事情に疎くて困っています。わかりやすく説明してください。(大学2年生・男性)


西アジアの中東パレスチナに位置するイスラエル国家。北にレバノン、北東にシリア、東はヨルダン、西にはエジプトと隣接しています。

首都をエルサレムと定めていますが国際連合はエルサレムを首都と認めてはおらず、また、イスラエル建国の経緯から今現在もパレスチナ問題を抱えています。

ここで、イスラエルに関する歴史、宗教事情を簡単にご紹介いたしますね。


首都エルサレムの旧市街地 ウィキペディア



 

イスラエルの歴史



ナチスにより理不尽な迫害を受け生き延びてきたユダヤ人たちは、ユダヤ教の聖典により神はパレスチナの地を「約束の地」と説かれ、当時イギリスの管理下であったパレスチナを目指しました。

ユダヤ人(ヘブライ人)のヘブライ語により「約束の地」は「イスラエルの地」と呼ばれ、それが国名の由来とされています。

新天地のパレスチナへ辿り着いたユダヤ人は、先住民のパレスチナ人(パレスチナ在住のアラブ人)と領地をめぐり争うことになります。

この紛争が激化し国連が対処方法として掲げたのが、パレスチナをユダヤ国家・アラブ国家・国連関連管理地区の3つに分割し採決されました。これによりイスラエル国家が誕生しましたが、アラブ諸国は国連の決定案の受け入れを拒否、イスラエルに対して武力攻撃を開始しました。

結果、まさかのイスラエル軍の勝利! その後イスラエル軍がパレスチナの8割を占領し多くのパレスチナ人が難民化、イスラエル政府軍とパレスチナ勢力のPLO(パレスチナ解放機構)との長い紛争の末、パレスチナ暫定自治区が設立され現在に至ります。

しかし、お互い停戦に合意したのにもかかわらず紛争は続き幾度となくゲリラ戦が再燃し、和平交渉は現在事実上の停止状態にあり今後も困難が予想されます。

このイスラエルとパレスチナが抱えている一連の問題が「パレスチナ問題」と呼ばれています。

 

イスラエルの宗教事情



上記でも説明したように、お互い睨み合い状態・停戦状態なのだから宗教情勢も穏やかではないはずですよね。

イスラエルの首都エルサレムはイエス・キリストが処刑された地であるため「聖地・聖域」と呼ばれ、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の3大宗教から崇められている地であります。

キリスト教の「旧聖約書」と同じ意味を持つ「タナハ」を聖典としているユダヤ教、ユダヤ教から分離したキリスト教は「新聖約書」を聖典とし、神の最後の預言者ムハンマドによって創始されたイスラム教は3大宗教の中で最後に誕生した宗教です。

現在は外壁の一部しか残っていないユダヤ教の最大聖地「嘆きの壁」、イエス様が磔にされたゴルゴダの丘の跡地に建っているキリスト教の最大聖地「聖墳墓協会」、イスラム教にとって第3の聖地「岩のドーム」など、それぞれの聖地がエルサレムに集中しているため、各宗教の勢力が「わが聖地」としての縄張り争いが紛争化しているのです。

イスラム教は創始当初はエルサレムに向かって礼拝していましたが、絶大な影響力を持っていた当時のユダヤ教により反発を受けたため、ユダヤ教と区別するために預言者ムハンマドが生まれたサウジアラビアのメッカにある最大聖地「カアバ神殿」変更しました。


ユダヤ教最大聖地「嘆きの壁」 ウィキペディア




キリスト教最大聖地「聖墳墓協会」 ウィキペディア




イスラム教第3聖地「岩のドーム」 ウィキペディア



いかがでしたでしょうか。

根深いデリケートな宗教事情は簡単には解決できませんよね。しかし、聖地のエルサレムを脅かす政治的問題、宗教的問題で紛争がこれ以上続いてほしくありません。

エルサレムは聖地が上に紛争地域になっているわけではありませんが、危険性が全くないとはいえませんので、渡航前は外務省HPで安全確認を事前にチェックしてくださいね。

2015年4月4日

written

by しんじろう


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