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2015月3月23日更新

大学って、結局なにするところなの?

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Q. 大学に入学して半年ほどたちましたが、「大学っていったい何をするところなのか?」ということがわからず、違和感がぬぐえません。「大学生のうちしかできないこと」「今すべきこと」などいろいろなことが言われていますが、結局大学はどういうところなんだと思いますか?(大学1年生・女性)




 

大学は勉強をするところ?



先日読んだ記事に『大学は就職予備校ではないという記事がありました。

 

内容のポイントをまとめると、

大学は、そもそも学問をするところであって、就職活動の準備をする施設ではない。

大学生は、在学中は会社に入ってからのことなんて考えずに、本来の目的である学問にもっと時間を割くべきだ。

 

の二つに集約されると思います。

 

僕も現在、現役の大学生なのですが、この意見には同意できますし、僕の周りの大学生も概ね同意していると個人的には感じています。

でも、その一方で大学生としては、少し違和感を感じてしまうこともあります。今回はその点について書きたいと思います。

 

もっと、勉強以外のこともやりたい!



僕が違和感を感じるのは、大学生の期間=勉強する時間、と全ての学生にあてはめてしまうことです。

僕自身の大学生活を振り返ってみても、大学で出来ることや、やってみたいこと、やらなきゃいけないことはたくさんあります。

 

例えば、人生初めてのアルバイトやサークル活動。友達と夜遅くまで遊んだり、旅行をしたり、もちろん就活や学校の勉強もあります。

いま挙げた要素は、ほとんどの大学生が経験することであると思うし、大学生の時にしか出来ない貴重な経験だと感じています。

 

もちろん、勉強も大切なのは分かるけど、もっと違うこともやってみたい!違う世界もみてみたい!これが、現代の大学生の偽らざる気持ちじゃないでしょうか?

 

大学というのは、一種の「町」である。



この僕の違和感について、もう既に亡くなられた方ですが、京都大学名誉教授の森毅氏が、すごく明快な答えを書かれていたので、すこし長いですが、引用したいと思います。

 

大学が勉強するところやというのは嘘やと思う。大学は遊ぶところやというのも嘘やと思う。で、大学は就職するために行くところやというのも嘘やと思うの。みんな全部あるというのが正しい。だって、「町」っていうのはそうでしょう。会社もあれば、本屋もあれば、パチンコ屋もあれば、いろいろあって、でしょう。どこに行って何をどう生かすかは自分の問題や。それを、「こういう風な生き方がいい」なんてみんな一つにしてしまったらおもろうない。図書館オタクみたいな人がおってもいいし、遊んでおわりってやつがいてもいいわなぁ。いろいろあって、ええのんちゃう?大学は、いろんなもののそれぞれを適当に出来るところやと思う。それ以外にないんちゃうかなぁ。

二十歳のころ 新潮文庫より

 

僕は、この森先生の意見にすごく共感します。僕の周りの大学生をみてみても、学生の興味は人それぞれだな、とつくづく思う。

海外が好きな人は、長期休みの度に海外をプラプラしてるし、飲み会が好きな人は毎日どこかで飲んでるし。勉強が好きな人は、テスト前でもないのに、図書館で難しそうな本を読んでいたり。

 

でも、その「なんでもあり」な感じが大学の本質だと思う。

好きなことはなんでもやっていいと思うし、もっと言えば、自分が好きなことを見つけるための時間が大学生活だと思う。

だから別に勉強が嫌いなら、適当に単位をとって、別に自分がやりたいことをやるべきだと思う。

逆に学生時代=勉強、という風に自分でワクを決めてしまうことは、自分の世界を狭めて、思考停止に繋がるのではないか、とさえ思います。

そうやって、いろんなことをやっている人がたくさんいる大学は、とても魅力的だと思うし、いろんな発見があって楽しい4年間が過ごせると思います。

 

長々と、書いてしまいましたが、要するに、大学は自分の好きなことを、好きなようにやる場所なのではないか、というのが今の僕の結論です。

だから、「大学時代にやるべきこと」みたいなエントリーはあまり信用できないのかな、と個人的に思います。

それよりも、「大学時代、何をやるべきかは自分で考えろ」が正しいアドバイスだと思う。

それがなかなか出来ないから、難しいんですけどね。 

 

 

2015年3月23日

written

by takasaki


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