現在17271個の困ったを解決できます!

2015月9月29日更新

「お水取り」で有名!東大寺にひっそりと佇む二月堂の魅力まとめ

240 views



奈良のお水取りを一度生で見たいと思っています。お水取りが行われる二月堂の魅力を教えてください!(大学3年生 女性)


奈良の大仏が鎮座する東大寺。


その東大寺に「二月堂」と呼ばれる建物があり、そこでは毎年2月から3月にかけ「お水取り」と呼ばれる行事があります。


3月の本業が終わる頃には春はもう間近。


関西では、春の到来を知らせる行事としても愛されています。







お水取りってなに?



「お水取り」は通称で、正式には「修二会」と呼ばれる法会です。


“2月に修行する法会"という意味です。


名前の通り、毎年2月に行われる行事で、その一部を一般に見物できるのです。


“2月"に始まる“修二会"が行われる建物を「二月堂」と呼ぶようになったそうです。







1200年以上続く苦行。「お水取り」



お水取りは天平年間、西暦752年に始まったと言われています。


1200年以上もの間、一度も絶えることなく現在まで続くそうです。


気の遠くなるような年月ですね。


長い歴史の中では、2度も東大寺は大火に見まわれ焼け落ちますが、修二会は休むことなく続けられたそうです。


修二会は2月18日から始まり、2月中は支度の期間。


3月から本業が始まり、3月12日に行われるのが「お水取り」です。


僧たちが世間の罪を一身に背負い、一般民衆に変わり苦行を行います。







美しくも迫力満点の「走りの業」




画像出典:奈良市観光協会公式ホームページ


一般に「お水取り」と呼ばれ、見学ができるのは修二会のクライマックスの部分です。


3月1日から3月14日の間、高さ6mもある巨大な松明があがり、いよいよ本業がはじまります。


3月12日には10本もの松明に火が灯され、これが一般に「お水取り」と呼ばれることが多いでしょう。


ひと目見ようとたくさんの人が集まり、翌日にはテレビや新聞でも紹介されます。


お水取りでは松明で足元を照らしながら、修行僧達は二月堂を走り続け、体を痛めつけるような苦行を続けます。


極限状態にある修行僧たちと、赤々と燃えたぎる巨大な松明の明かりと熱に、圧倒されることでしょう。







「お水取り」名前の由来




画像出典:観光スポット詳細:若狭おばま観光協会公式サイト


3月2日、福井県若狭にて「お水送り」が行われます。


福井県から奈良県へ「お香(こうずい)」と呼ばれる水を送るのです。


10日かけ、奈良へ送られた水を汲み上げる行事が3月12日の「お水取り」です。


福井から奈良へと、遠く離れた地域が結びついたふしぎな行事ですね。







お水取りの舞台「二月堂」




画像出典:華厳宗大本山 東大寺 公式ホームページ


お水取り・修二会が行われる「二月堂」は、東大寺にある、奈良時代に創建された仏堂です。


現在の二月堂は、江戸時代の西暦1669年に再建され国宝に指定されています。


17世紀に再建された建築ながら、奈良時代の建築の雰囲気を残し、修二会行うために特化した、異色の空間です。


お水取りの時期以外でも、二月堂は見学できるので、奈良・東大寺へ赴かれた際はぜひ、二月堂もご堪能ください。


お水取りでは、二月堂から巨大な松明を突き出し、火の粉を払うので、堂の周囲は舞台のようになっています。


斜面に立てられ、「懸造(かけづくり)」と呼ばれる、床下を柱で組み上げた構造をしています。


京都・清水寺の舞台が、有名な「懸造」でしょう。


奈良時代の雰囲気を存分に残しつつも、独特で複雑な空間であるのが、二月堂の特徴でしょう。








さいごに



二月堂から奈良の街を見下ろせば、奈良公園や東大寺・大仏殿がぐるり一望できます。


二月堂は奈良のランドマークと言って良いでしょう。


長い長い階段を登り切った先にある、非日常を味わえる二月堂。


ぜひ一度は訪れて、悠久の人の営みを感じてみてください。


2015年9月29日

written

by banban


同じカテゴリの記事をもっとみる

ライター

WRITERライター情報

RANKING

おでかけ・グルメ記事ランキング

pagetop