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2014月9月8日更新

知っておきたい!インドの言語について

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インドで使われている言語は、現在でも数百言語にのぼり、各州の公用語だけでも何と20言語前後にもなっています。


その中で、 インドの公用語として、デリーなどのインド北中部を中心に最も多く使われているのが、ヒンディ語です。


 


ヒンドゥ教、インダス川などとともに、英語のインディアの語源とも言われ、言語学上の分類は、多くの北中部諸言語とともにインドヨーロッパ語族に属しています。


 


McKay Savage


 



ヒンディ語とその他の言語について



その他に、旅行者が足を踏みいれることが多い地域で、ヒンディ語に多少対抗的と言われる言語があります。


 


ベンガル語は、西隣りのバングラデシュの言語で隣接した西ベンガル州で使われていますが、州都であるコルカタ(カルカッタ)の気質イメージ(商売人)から、デリー=東京弁に対するコルカタ=大阪弁の対抗意識があるかのように日本人旅行者の間では言われています。


ウルドゥ語は、東隣りのパキスタンの言語ですが、アラビア文字の影響もあり主にインド北部のカシミール地方やデリー近郊のイスラム教徒に使われています。ヒンドゥ教対イスラム教は、インドのナショナルプロブレムとされていますのでバックグラウンドに関する多少の理解は必要です。


タミル語は、インド最南端のタミル・ナドゥ州で使われていますが、南隣りのスリランカやマレーシア、シンガポールの一部でも使われています。インド先住民族のドラヴィダ語族系の言語であり、英国による植民地支配の前、インドの大部分を支配したムガール帝国にも侵略されなかった地域ですので、独自意識の強さが目立つ州です。


 


これらは、旅行者目線からも見えてくるインドの言語の一部です。英国の植民地になるまで完全な統一国家になったことはなかったという史実を考慮すれば他にもいろんな事が事前に想定されるのではないかと思いますが、たぶん切りがないので、とりあえずはこんなところを押さえておけばいいのではないでしょうか。  


 


Kerim Friedman


 



旅行者が使うのは英語



さて、では旅行者が使う言語ですが、これはもう基本的にひたすら英語です。長らく英国の植民地だった為、今でも準公用語扱いとしてインド全土で使うことができます。


 


もちろん全ての人が英語を話すわけでは無く田舎へ行けば、あるいは都会でも使わない人もたくさんいますが、通常において旅行者が接触をもつであろう人にはたいてい通じると思ってもいいぐらいの便利な言語です。


 


インドのお金持ちやテレビニュースなどでは、とても流暢な英語が話されていますが、通常インド人が話す時の英語はインド訛りがとても特徴的で、発音に関しては日本のカタカナ訛りでもいい勝負なのではと感じる時があります。


 


ただし語彙や言い回しなどは、はるかに彼らが上になります。 日本人としては学校で6年から10年もかけて学んだはずの英語を駆使して旅行するわけですが、インド人にとっても、もともと英語は自分達の言語では無く、彼ら同士では彼ら自身の言語を使って話しています。


 


Nick Kenrick




インドの言語を使ってみよう



そこで時に応じてインドの言語を少しずつでも使ってみたくなってきますが、まず知っておくべきであろうことは、日本語と英語を全く同じようには翻訳できないように、インドの言語も、英語や日本語と全く同じ意味合いにはできないということです。


 


では、意味合いの理解を少しでも深めるためにも、よく聞くことになるインドの言語の中で、知っておきたい挨拶言葉などをいくつか見てみることにしましょう。


 



ナマステー



インドの超定番挨拶言葉です。インド人が使うよりも旅行者のほうがよく使っているのではないかと疑いたくなる程、使われすぎてるような気がします。より深く契りを結ぶかのような言葉なので、状況に応じた使い方がされないとインド人には快く受け取れないように見えます。決してHelloやこんにちはと同じでは無いと感じられます。



ナマスカールジー



ナマステをもっと丁寧表現しています。相手をとても敬っている時に使う言葉で、とりあえず使っとくというのは少し違うように思えます。ジーは年配者、先生、尊敬する偉大なる人などへの敬称になります。丁重なお辞儀の作法としては、前かがみで進みでて相手の足の甲に軽く右手を触れてその手を自分のおでこや胸にもってきます。



ハリオーム



きちんとした来客が家なり部屋なりに入ってくる時、時々耳にします。これは完全に神様に向かって挨拶しているような言葉で、部屋の中にいる誰かに向かって言っている感じでは無く、誰かの方を見ているふうでも無く、その空間にいる神様に挨拶しているかのようにつぶやいています。たぶんこの言葉には旅行者が返事をする必要はなさそうです。しかと聞き届ければ十二分だと思います。



シャンティシャンティ



インド人に英訳してもらうとsilenceと言われる場合が多いですが、calmのほうが近いような気がします。 沈黙という意味合いでは無く静かなという意味合いです。 私の場合は時にもよりますが、とても落ち着いた心地のよい静かな空間、と解釈することが多い言葉です。



アステアステ



ゆっくりゆっくり(ベンガル語)。中南米のポコアポコもそうですが、南欧も含めて暖かい気候の国で言われることが多い言葉です。シンプルな言葉ですがとても意味深だと思います。



トラトラ



少し少し。 南インド料理店などで食事すると次々おかわりをついでくれるのでこの言葉を言わないと山盛りされて食べきれなくなります。



バス



もう十分。です。 おなかいっぱいになったらバスバス。



ティケ



まあまあok。 みたいな感じで、ティケ?と聞かれたら Are you alright ? みたいな意味なので、ティケと答えたりします。



アチャ



yes、well、good など。 相手の言う事に対して異論が無い時はアチャ。 頭を斜めに一瞬傾ける仕草も同じような意味合いになります。



ナヒーン



逆に異論アリアリの時は、とにかくナヒーン。



チョロ



go。Let’s goだったり、Get outだったり、良い意味でも良くない意味でも両方使われます。


  


等々ですが、よく使われる簡単な単語の中にも、インド世界が見えてくるような気もしてきます。 宗教大国と言われるインドではひとつひとつの言葉やその動作にとても深い洞察が感じられるので、インドの言語を通してできるだけいろんなインドの思考を見つけてみる参考にしてみるといいのではないでしょうか。


 


 

2014年9月8日

written

by tabisapo


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