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2014月10月5日更新

ドイツ旅行にビザは必要?不必要?

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 日本からドイツへは2014年現在、東京、大阪、名古屋から直行便でいけますし、


ヨーロッパの中でもとても行きやすい国の一つです。


ドイツの旅行に1年に1回行くくらいであれば、無査証で大丈夫です。


 ただし、少し長い期間ドイツに行きたい方、または隣国も周って長く旅をしたい方はちょっと注意が必要です。


ドイツだけでなくシェンゲン協定加盟国の存在もきちんと把握しておきましょう。


 ここでは、無査証の短期滞在とビザが必要な長期滞在の場合に分けてドイツの渡航条件について説明します。



1 ドイツへの短期滞在の場合の渡航条件



 


JuntosWorldwide


Photo by Rodney Mendez


  


ドイツの無査証滞在可能の日数は最大90日です。


90日以内の短期間の滞在の場合は、有効なパスポートを所持している日本国籍者はビザ取得の必要はありません。


現在ドイツ訪問に有効なパスポートとは、


ドイツを含むシェンゲン協定国を出国する日より3ヶ月以上のパスポート残存期間


を有していることが条件です。(2013年8月改正)


パスポート残存期間は、お手持ちのパスポートの有効期間満了日で確認をします。


この日が、ドイツを含むシェンゲン協定国を出国する日より3ヶ月以上先の日になっていれば、そのパスポートは有効です。足りない場合は、パスポートを更新する必要があります。


 



シェンゲン国ってなに?



ドイツを含むヨーロッパを渡航する場合には、EUの大きな共同体「シェンゲン協定国」という存在を覚えておきましょう。


シェンゲン協定国と言うのは、簡単に言うと一つの国のように、ヨーロッパ内を短期旅行や移動をしやすくする為に造られた政策のことです。協定加盟国は一つの国としてみなされ、協定加盟国間の移動は国内移動として扱われます。


つまり、国間移動に税関審査はありません。


日本から渡航する場合は、初めのシェンゲン協定国で入国審査をし、最後のシェンゲン協定国で出国審査をします。


したがってドイツ渡航だけの場合は、ドイツを出国する日から数えて3ヶ月以上パスポート残存期間があれば渡航可能です。ドイツ以外に例えばイタリアに寄るとすると、イタリアを出国する日から3ヶ月となります。


そしてもう一つ注意が必要なのが、シェンゲン協定国の最大滞在日数90日の数え方です。


 現在の無査証滞在の条件について、もう少し詳しく説明すると、


日本国籍の有効なパスポートを所持している人で、あらゆる180日の期間の中で最大90日以内の観光目的旅行の場合」というのが条件です。


 この点が2013年10月以降に大きく変更となりましたので、注意が必要です。


 改定後の数え方は、過去180日以内にシェゲン協定国へ滞在した日数を、すべて滞在期間として累積でカウントします。


ドイツを含むシェンゲン協定国の全てでの滞在、空港トランジットを含みます。


非常にわかりにくく、勘違いしやすいところなのですが、しっかり把握しておかないと、オーバーステイ扱いになりシェンゲン協定国への入国ができなくなるおそれがありますのでじっくり説明します。


 


 改正前と後でどう変わったかというと、改正前は、シェンゲン協定国に入国した日から6ヶ月の期間の中で3ヶ月滞在が可能でした。最初にシェンゲン協定国に入国した日から6ヶ月経過した時点で加算が終わり、その後に入国した場合はその日から新たにカウントスタートとなっていました。


 改正後は、累積カウントとなりましたので、180日過ぎてもカウントは0にはなりません。


シェンゲン協定国内滞在期間中の各日付の前日から起算して、過去180日の中で合計90日を超えて滞在することはできません。


累計加算になるということを覚えておきましょう。


 


例えば、


2014年5月1日から60日間パリに滞在していたAさんが、


2014年9月14日からフランクフルトに滞在したいという場合


 


9月14日の前日13日から起算して180日間(2014年3月17日〜前日まで)


この間に60日シェンゲン協定国のフランスにAさんは滞在しているので、


9月14日からのドイツには30日滞在可能ということになります。


 


 


2014年9月現在シェンゲン協定に加盟している国(外務省HPより)


 


アイスランド、イタリア、エストニア、オーストラリア、オランダ、ギリシヤ、スイス、スウェーデン


スペイン、スロバキア、スロベニア、チェコ、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、ハンガリー


フィンランド、フランス、ベルギー、ポーランド、ポルトガル、マルタ、ラトビア、リトアニア


ルクセンブルク、リヒテンシュタイン


 


ただし一概にすべての国が同じというわけではない上、流動的に内容が変わります。


(特に北欧、オーストリアには例外条件がありますので注意!)


渡航の際には該当国の大使館のHPを必ず一度確認しておきましょう。



 2 ドイツへの長期滞在の場合 




wwwuppertal


 


 


ここからは、90日以上の長期滞在の渡航について説明します。


 ドイツに滞在できる長期滞在ビザは、ワーキングホリデービザ、学生ビザ、就労・研修・研究滞在ビザ、ドイツ人配偶者との滞在ビザの4種類あります。


 尚、シェンゲンビザは査証免除対象国以外の国民向けの制度のため、日本国籍者は必要ないものですので省きます。



【ワーキングホリデービザ(WHV)】



 日本の若い人たちにドイツ文化や暮らしに触れる機会を提供するために作られたビザ制度で、滞在可能期間は3ヶ月以上、1年未満です。


最長で365日ドイツ国内で働くことが出来、取得は1回限りです。


 WHVを取得できる人は限られており、日本国籍保持者で、18歳以上申請時31歳に達していない人です。


親族の同行は出来ません。


 申請場所はドイツ大使館または総領事館で可能です。


新潟県、長野県、静岡県以東に住んでいる方は東京大使館領事部で、


富山県、岐阜県、愛知県以西に住んでいる方は大阪総領事館法務領事部で手続きとなります。


 申請手続きは本人しか出来ません。代理申請不可です。


 


 


 



【学生ビザ・就労・研修・研究ビザ、配偶者滞在ビザ】



 


ワーキングホリデービザ以外の3つのビザに関しては、


2005年12月15日以降、日本国籍者は日本でビザを取得する必要がなく、無査証でドイツに入国した後に外国人局にて滞在許可を申請することができるようになっています。


 そのため原則現地取得になっており、日本で申請せざるを得ない特別な理由がある場合は、例外的に日本のドイツ大使館で受理されることもあるようですが、その場合でもとりあえず1回の入国(90日間)が可能なビザが発給されて、入国後外国人局で滞在許可に書き換える申請をしなければなりませんので、やはり特別な理由がない限りは現地取得の方がいいと言えます。


 


申請場所は、ドイツ国内の滞在地の外国人局です。


手続きの順序、必要書類などは大使館のHPに掲載されていますので、事前に確認しておきましょう。


 尚、配偶者滞在ビザの取得にはドイツ語能力試験を行い、基礎的なドイツ語能力があることを証明する必要があります。


ドイツ語能力試験は、大使館HP上のPDFで確認出来ます。


 




さいごに



 日本国籍者は無査証滞在できる国が多いので


渡航条件について安易に考えがちになるかもしれませんが、


条件が揃わないと渡航はできませんし、日本から出国すらできません。


 パスポートの残存が足りなくて楽しみだったはずの空港から引き返すという人、ビザがすぐもらえると思い直前まで動かなかったため間に合わず、出発日を遅らす羽目になった人、こういうことがたまにありますが渡航条件だけはどうにもなりません。


都好条件だけは、話し合いやお金を払えばなんとかなるというものではないのです。


国が違えば法律も違うように、その国独自の条件があります。


また、渡航条件は予告なく変更されることがあります。


海外への渡航の際は、早めに計画をたて準備をしましょう。


そして大使館・領事館HPで情報に変更がないか今一度確認をしましょう。


 


ドイツ大使館HP 


 


 

2014年10月5日

written

by tabisapo


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