学生生活の「困った」を解決するウェブマガジン

海外・留学

3249 views

Medium 62644661 35edde6080 z

世界七不思議の1つ。モアイ像の謎に迫る

 



はじめに



世界七不思議というものをご存知でしょうか?実際に調べてみると実に様々な世界七不思議が存在しています。今回は、そんな七不思議の1つとしてよく挙げられるイースター島のモアイ像についてお話ししていきます。



Nathan Nelson


 



イースター島について



イースター島は南太平洋に浮かぶ、絶海の孤島と呼ぶにふさわしい島で、チリ領になります。その孤島ぶりは地図を見るとよりよくわかりやすいでしょう。どこかの国に属する島というと、割と本土と近接している物を想像しますが、イースター島は単体で存在しているような島です。それ故絶海の孤島と呼ばれています。ヨーロッパの船が漂着して偶然発見されたと言われています。ちなみにその時にはまだ人が住んでいたそうです。その後も何度か探検家が訪れたようですが、ある時突然、住民がいなくなってしまったとのことでした。残されたのはたくさんのモアイ像とロンゴロンゴと呼ばれる石版のみだったそうです。


 



モアイ像について



モアイ像についてTV等で取り上げられる場合、大抵一列に並んで皆同じ方向を見ている映像が流れると思います。そしてその多くは海の方を向いて立っていて、その目の角度は正確に北極星をとらえているということがよく知られています。そう、このモアイ像には目が入っているのです。よく目にするのはもう既に目がくり抜かれた状態の物ですが、目が入った物も残されています。そして中には帽子をかぶった物もあります。TVの映像では立っている像が多く見られるのですが、実はほとんどが倒されているそうです。


モアイ像はとても巨大です。筆者も実際行ってみてこの目で見たのですが、その大きさと存在感には圧倒されました。誰が何のために、どうやって作ったのか?気になりませんか?


そう、イースター島のモアイ像がどうして世界の七不思議になったのかと言いますと、そういった謎の部分が長年謎のままであったからなのです。近年、その謎は解明されました。


 


Márcio Cabral de Moura


 


 



誰が何のために、どうやって作ったのか?



まずはモアイ像は誰が作った物なのか。宇宙人説なんかもありましたが、イースター島に住んでいた人達が作った物のようです。イースター島にはラノララクと呼ばれる山があり、全てのモアイの岩はそこから切り出されているということがわかっています。更にそこから岩を切り出し丸太で運び、削ってモアイ像を作っていたということもわかっています。ちなみに、今のイースター島には運搬に使えそうな丸太になる木はほとんど見当たりません。あっても低木だけです。このことも後々謎を解く鍵になってきますので、覚えておいて下さい。


続いて何のために作られたのかと言いますと、こちらはまだ確定したわけではありませんが、「墓碑であった」という墓碑説が近年有力となっています。何故ならモアイの台座の下から多数の人骨が発見されたからです。考えてみると、あんな巨大な顔の下に骨だなんて、不思議ですね。もっと小さい物ではいけなかったのでしょうか。


 



モアイ像と、住民が突然いなくなった謎について



モアイ像についての謎はだんだん明らかになってきました。では、先に述べました住民が突然いなくなったことと、多くのモアイ像が倒されていたという謎はどう関係してくるのでしょうか。


まずは多くのモアイ像が倒されていたことについてですが、これはイースター島に住んでいた人達の間で抗争が起こり、立てたモアイ像を倒し合ったということが原因とされています。そして何故住民が突然いなくなってしまったのかという謎については、これにも諸説ありますが、一番有力な物として、資源がなくなったために脱出したという説が最も関係していると言われています。


以前のイースター島にはヤシが生い茂っていたということが近年判明しています。モアイ像を大量に作ったことが原因でそのヤシが減少し、そこに住民同士の抗争が発生。人口も減り、資源も減り、イースター島は荒廃していったと言われています。そしてついにはとても人の住める環境ではなくなり、残された僅かな人々は仕方なくイースター島から脱出した、とのことです。


まとめますと、「イースター島に先住民族はなく、記録にある住民は有史に入って何らかの形で南米から移住してきた人である。モアイは岩を切り崩して削って作られたもので、イースター島の住民の、一種偶像のようなものだった。そしてその下には人骨が埋められており、一種の墓碑のような物だったのではと推察する。イースター島では住民同士で長い間戦いが続けられ、モアイは力の象徴として立てられ、征服の象徴として倒され、目を削られた。戦いが激化し、または住民が増えるに従い、森は伐採され利用された。その結果、自然の恵みは少なくなり、大地は荒廃し、ついには人が住める環境ではなくなり、最後の住民は船で島を出た、と結論する。」近年調査団が出した結論はこのようになっています。


 




まとめ



イースター島のモアイの謎に迫ってみましたが、いかがでしたでしょうか?何だか地球がこの先進んで行く道をしるしているような気がしてきませんか?筆者はイースター島を小さな地球として考えてしまいました。


以前は緑も豊かで人々は平和に過ごしていたのに、住民同士で争いが始まり、結果それが自然破壊に繋がり、最終的には自らを滅ぼしてしまう…


実際に、このイースター島の問題を地球の環境問題に置き換えて警鐘を鳴らす学者もいるようです。


ここまでイースター島のモアイの謎にフィーチャーしてきましたが、最後に筆者が実際にイースター島へ渡った時の感想を記したいと思います。


イースター島は島全体が国立公園となっていて、モアイだけでなく見どころもたくさんあります。もちろんホテルもあり、そこそこの価格の所から高級な所まで様々です。島を観光するにはツアーも良いですが、自分で車を借りて回るのもおススメです。場所によってはダートのような道ではありますが、車がたくさん走っているわけではないのでのんびりゆっくり走れます。車があると時間に縛られることなく自由に動けるし、食料品などの買い出しも行けるので、旅費を浮かすこともできます。島のいたる所にモアイは点在しており、埋まってしまった物やうつ伏せになっている物など、TVで見る立った物以外もたくさん見ることができます。モアイの岩を切り出したラノララクにも行くことができます。ゆっくり観光することができ、レストランもあるので食事の面でも安心です。ちなみに日本食のレストランもあります。びっくり。


何はともあれ、モアイが作られたのはとても昔。そんな昔に作られた物を間近に見ることができ、何とも言えない神秘的なパワーを感じることができました。モアイを作った人々と、モアイが巻き込まれてしまった悲しい抗争に思いを馳せながら周ってみてはいかがでしょうか?それでは、良い旅を!


 


anoldent


 


 

Written by tabisapo

関連記事

おすすめ記事