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2014月10月9日更新

まだ未完成?知っておきたいサクラダファミリアの歴史

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スペインのバルセロナにあるサグラダ・ファミリアは、1882年に着工され、130年以上の時を経て今も建設中の教会です。現在は古くなった部分の修復を行いつつ、新たな部分を建設している状態です。2005年には「アントニオ・ガウディの作品群」としてその一部が世界遺産に登録されました。


本記事では、サグラダ・ファミリアを訪れる前にぜひ知っておきたい、サグラダ・ファミリアの歴史をご紹介します。



Wolfgang Staudt



建築家アントニオ・ガウディ



19世紀から20世紀にかけてバルセロナを中心に活躍した建築家アントニオ・ガウディ。彼の作品は、アール・ヌーボーの流れを受けてスペインのカタルーニャ地方で独自に展開してき た「モデルニスモ」と呼ばれるスタイルで、華やかな装飾と流れるような曲線が特徴的です。



Kah-Wai Lin




サグラダ・ファミリアの歴史



サグラダ・ファミリアは贖罪教会として建設が計画され、無償で設計を引き受けた初代建築家フランシスコ・ビリャールにより1882年に着工されました。その後、二代目として建築を引き継いだのが、建築士の資格取得からわずか5年後、まだ無名の頃のアントニオ・ガウディです。


ガウディは初代建築家の設計を一から練り直し制作にあたりましたが、設計図はほとんど描かず、模型や実験により構造を練っていたといわれています。彼はサグラダ・ファミリア内に移り住んで全エネルギーをその建築に注いでいましたが、1926年、路面電車に轢かれて73歳で亡くなってしまいます。


彼の死後も彼の残した模型や図面をもとに建設は進められてきましたが、1936年に勃発したスペイン内戦によりそれらの資料の大半が焼失してしまうと、もはやガウディの構想を忠実に再現できないことが決定的となります。その頃からサグラダ・ファミリアの建設継続はガウディの作品として、また宗教的、社会的にも意味を持たないという批判にさらされ始めます。


その後も芸術家、建築家達をはじめとする工事反対派と継続派の議論が続く中、建設は継続され、サグラダ・ファミリアを取り巻く環境は少しずつ変わり続けてきました。建設の糧となる個人の寄付と僅かな入場料収入は、1984年にガウディの建築部分がユネスコの世界遺産に認定されたのをきっかけに大幅に増加し始めます。その後のスペインの好景気にも助けられ建設は着々と進められるようになりましたが、工事反対の声は今も続いています。


そして2010年、サグラダ・ファミリアにおいて、ローマ法王ベネディクト16世による献堂式が行われます。1882年の着工から128年の時を経て、ついに法王庁に正式な教会であると認められたのです。


チケット購入


サグラダ・ファミリアの入場チケットは当日現地で購入することもできますが、事前にインターネットのサグラダ・ファミリア公式サイトで購入しておくと長い列に長時間並ばずにすみます。公式サイトでは、入場のみのチケットと、入場+塔へのエレベーターのチケットが購入できます。


過去には「完成まであと数百年かかる」といわれていたサグラダ・ファミリア。近年、スペインの経済成長や建設技術の進歩により完成時期は大幅に早まるとの見方に変わっており、ガウディの死から100年を迎える2026年頃に完成するのではないかといわれています。完成を見ることなく亡くなったアントニオ・ガウディの遺体はサグラダ・ファミリア内に埋葬され、今もその建設を見守り続けています。



Juan Salmoral

2014年10月9日

written

by tabisapo


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