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2014月10月29日更新

【ニュージーランド旅行】世界でもっとも美しい散歩道・ミルフォードトラックを歩いてみた

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photo by Department of Conservation's photostream


 


ニュージーランドといえばトレッキング。トレッキングといえばミルフォード。というくらい、ミルフォードトラックは有名です。


『世界でもっとも美しい散歩道』と称されるミルフォードトラックを一緒に歩いてみましょう。



ミルフォードトラックの基礎知識



まず、ミルフォードトラックを歩こうと思ったら選択肢は2つ。


 


1.ガイド付きトレッキング


2.ガイドなしトレッキング


 


1と2でそれぞれ泊まるハット(山小屋)が決まっています。


そしてそれぞれの収容人数分しかトラックに入れません。


それからトラックの最終地点まで行くのに3泊しなければなりません。飛ばして先に進むこともできませんし、同じ場所に連泊することもできません。


どんなに悪天候でも次に進みます。


1でも2でも、自分のペースでそれぞれ進むのは変わりありません。


料金は、1は20万円以上、2は2万円くらい、が目安です(日本からの旅費は別途かかります)。


 


1はツアーに参加することになります。日本語ガイド付きだったり英語ガイドだったりその辺は様々ですが、泊まる場所もかなりきちんとしていて寝袋も必要ありませんし、シャワーもあって食事も付きます。洗濯機に乾燥機まであります。様々な手続きはツアー会社が代行してくれるでしょう。


 


2は個人で行くので自分で予約して必要なものを準備(食料、食器、寝袋等含む)して、ということになります。


とはいえ、ハットにはコンロがあるのでコッヘル等があれば料理できます。水道も使えます。ベッドにはマットレスも敷かれています(掛布団はありません)。シャワーはありませんが、トイレは水洗でトイレットペーパーもありますのであれもこれも持っていかなければ!ということはないでしょう。手入れは行き届いているので、女性一人でも安心して参加できます。


DOCを通して様々な予約をします。ハットの予約以外にもミルフォードトラック前後の交通機関の予約も必要です。


DOCのオフィスはテ・アナウやクイーンズタウンにあります。その他はこちら


 


1の場合はクイーンズタウンを拠点としてそこから移動になる場合が多いですが、2の場合はテ・アナウの街を基点として準備をすると便利でしょう。



photo by Department of Conservation's photostream


 


大変雨の多い地域です。


雨が降ってもなお、ミルフォードトラックは美しいのです。というより、雨がさらにミルフォードトラックを美しくします。


そのため装備が大変重要です。


 


今回は2でいきます。


グレイド・ワーフからサンドフライ・ポイントまでの全行程55kmの旅、いざ、出発!


 


ミルフォードトラックの高低差断面図


ミルフォードトラックの山小屋所在地入りマップ


(ちなみにロッジと書かれている場所は、ガイド付きトレッキングで使用する山小屋)



1日目(テ・アナウ~クリントン・ハット)



 とりあえず、ミルフォードトラックを歩く際に必要のないものは、前日まで泊まっていたバックパッカーズなりホテルなりにお願いして預かっておいてもらいましょう。


必要な荷物を持ってテ・アナウのDOC前に集合して車でテ・アナウ・ダウンズへ。そこからフェリーで湖を北上し、ミルフォードトラックの出発地点であるグレイド・ワーフへ向かいます。


ここで一緒になった人たちはおそらく最後まで同じ道を行き同じハットに宿泊することになるでしょう。


人見知りのあなたも、がんばって挨拶くらいはしておきましょう!


 


スタート地点から1kmほどで、ガイド付きトレッキング用の1泊目のハット(グレイド・ハウス)が見えてきます。


さらに奥へ。苔のむす道を進んでいきます。



photo by Harald Selke


 



photo by brentdaily


 



photo by brenrub


 


クリントン・リバー。美しい川です。釣りもできそうです。


吊橋を渡って平坦な道を歩いていくと、本日の山小屋に到着。


クリントン・ハットです。



photo by Harald Selke


 


夜になるとDOCのスタッフが説明に来てくれます。


世界で有名なトラックだけあって至れり尽くせりですので、安心です。


かなりの悪天候のときは、DOCのスタッフとともに、みんなで一緒にトレッキングに出発する、ということもあります。


1人どうしたらよいかわからないような状況で放っておかれることはありませんので安心して参加してくださいね。


 


※テ・アナウ~テ・アナウ・ダウンズ バスで30,40分


 テ・アナウ・ダウンズ~グレイド・ワーフ 船で約1時間


 グレイド・ワーフ~クリントン・ハット 5km 約1時間30分



2日目(クリントン・ハット~ミンタロー・ハット)



本日は約6時間歩く予定です。


まずは昨日と同様クリントン・リバー沿いの平坦な道を歩きます。まだ川幅もあって水の色は美しいグリーンです。


1時間ほど歩くとだんだんと道も上り坂に。


山と山の間を歩いたり森の中を歩いたりを繰り返していきます。



photo by almassengale


 


美しい苔、森、川のせせらぎ、自然を感じながらゆっくり歩きましょう。


道が急になってきたりぬかるんできたりして楽しむ余裕がなくなっていませんか?


あまりにゆっくり歩きすぎてハットに辿り着けないということはありません、安心してください。むしろゆっくり行かないと早く着きすぎるし第一もったいないです!


他の人のペースにあわせる必要はまったくありません。足元のシダや苔の美しさにも目を向けてみてください。



photo by Louis Vest


 


どんどんマッキンノン峠が近づいてきます。


その麓に、本日の山小屋、ミンタロー・ハットがあります。



photo by almassengale


 


ミンタロー・ハットの近くにはミンタロー湖があります。


往復90分ほど。夕食の時間までだいぶあるので行ってみましょう。


サンドフライ対策を忘れずに!



photo by Amanda Gower


 


夜にはまたDOCのスタッフによる説明があります。


 


 ※クリントン・ハット~ミンタロー・ハット 16.5km 約6時間



3日目(ミンタロー・ハット~ダンプリング・ハット)



今日は平地を歩く昨日までと違って、いよいよ本格的な山歩き。このトラックの一番のハイライトといっても良いでしょう。


日本で山登りをしている人たちにとってはそれほど大変な行程ではないかもしれませんが、油断せずゆっくり行きましょう。


ブナ林をだんだんと高度を上げて歩いていきます。するととうとう森林限界地点に到達。そこから視界が開けます!


登り始めて1時間30分くらいで頂上に到達。意外とあっというまです!


 


photo by Chris.murphy


 



photo by Daniel Pietzsch


 


少し進むとシェルターがあります。


コンロもあるので暖かい飲み物が飲めます。ゆっくり休憩しましょう。


峠を越えると下りです。ここでひざを痛める人がとても多いです。少し辛い道のりになるかもしれません。


 


photo by Kevin Saff


 


落差580mの大迫力、世界第5位のサザーランド滝。ミルフォードトラックは、もともとこの滝を見るために整備されたそうです。


疲れていても、これは見に行かないわけにはいかないのです!



photo by Neil Hunt


 


 樹林の中を下っていくと、ダンプリング・ハットに到着。


そしてサンドフライ。覚悟してください・・・! 



photo by Martin Sharman


 


※ミンタロー・ハット~ダンプリング・ハット 14km 約7時間



4日目(ダンプリング・ハット~サンドフライ・ポイント)



とうとう最終日を迎えました。


そろそろこってりしたものが食べたくなっているでしょうか。


このトラックを歩き終えたら思いっきり食べましょう。


 


到着地点のサンドフライ・ポイントからは船で移動になります。


船の時間は決まっているので、遅れないように早めに出発しましょう。


 



photo by Richard Furlong


 



photo by Department of Conservation's photostream


 



photo by Phil Norton


 


アーサー川を見ながら、森の中を歩き続けます。


途中、ジャイアント・ゲート・フォールという滝が見えます。ここで休憩。


比較的平坦な道とはいえ、20km近くあり変化に乏しいかなというところですが、あと少しです、がんばりましょう。


 


photo by Tom Henderson


 


最終地点のサンドフライ・ポイント。


名前のとおり、サンドフライだらけ。もう慣れましたか・・・?



photo by Neil Hunt


 


サンドフライ・ポイントから船で20分ほどでミルフォード・サウンドに到着です。


ここで他のメンバーとはお別れです。ここまであまり会話がなかったとしても、4日間だいたい同じメンバーで同じハットに宿泊しながら歩いてきたので、不思議な連帯感のような親近感のようなものが芽生えていることでしょう。ここでお別れと思うと少し寂しいですね。


でもまたどこかで会えたら素敵ですよね。そしてそんな偶然が旅をしていると実際に起こるので不思議です。


 


時間があればミルフォード・サウンド・クルーズに参加するのもよいでしょう。


このままここで1泊するか、テ・アナウやクイーンズタウンに戻るか。


ビールを飲んで、おいしいハンバーガーとかカレーライスとかどーんと食べたい気分です!


55km歩ききった達成感にしばし酔いしれてください。


お疲れ様でした!!


 


 ※ダンプリング・ハット~サンドフライ・ポイント 18km 約6時間


 サンドフライ・ポイント~ミルフォード・サウンド 船で約20分




装備、持ち物について



簡単に装備と持ち物について書きます。


季節によって変わりますが参考までに。


 


ミルフォードは非常に雨の多い場所です。トレッキング用のレインウェアは必須。夏でも寒い場合がありますので防寒具としても役立ちます。アウターだけではなく、保温性の高いインナーウェアも用意しておくと、重ね着で寒さをしのげます。


 


レインウェアを着込むほどではないけれど足元がぬかるんでいるような場合にはゲイターが役立ちます。靴の中に水や泥が入るのを防ぎます。


靴は防水性の高いトレッキング用のくるぶしまであるハイカットのものがお勧めです。


バックパックを外側から覆う防水カバーだけではなく、インナーパックもあったほうがよいです。DOCでも販売しています。


 


歩いているうちに暑くなってくると思いますが、サンドフライが多いのでできるだけ肌は露出しないほうがよいです。刺されると相当かゆいです。


虫除け対策も必須。虫除けスプレーや刺されたあとに塗る薬など。スーッとするタイプが気が紛れるかもしれません。。。一番は肌を露出しない!これにつきます。


ニュージーランドの紫外線はとても強力です。サングラスや帽子、日焼け止めも用意しましょう。


普段あまり歩きなれていない場合は靴ずれをおこすかもしれません。保護テープなどあるといいでしょう。


そのほか寝袋、日数分の食料、コッヘル、ライト、スプーンやナイフ、ハブラシ、下着等の基本装備、水筒など。トイレットペーパーも1巻持っていればなにかと使えます。


 


食料としては型崩れしにくいしっかりとしたドライフルーツの入ったパンとかフリーズドライ、インスタントラーメンなど。歩きながら少し食べるのにナッツやドライフルーツ、クッキー、キャンディなど。インスタントコーヒーやスープなども体を温めるでしょう。


重くなりますが、生のフルーツもあるととてもおいしくいただけます。


それから飲料水ですが、ミルフォードトラックの雪解け水は天然のおいしい水です。水道水はもちろん、川の水でも飲むことができます。水場は結構ありますので出発時からたくさんのミネラルウォーターを用意する必要はありません。どうしても抵抗のある人はいったん沸騰させてから冷ましたものを飲むとよいでしょう。


 


あとは必要ないといえばないんだけどあったらいいかも、というものとして、意外とハットで時間を持て余すかもしれないので本など一冊。ノートパソコンやタブレットを持ち歩いている人も今は多いかもしれません。それから傘。ハットのトイレは少し離れたところにあるのでその行き来に便利、というのと、トレッキング中も大雨でなければ傘をさして歩くほうが快適な場合も。トレッキング用の超軽量折りたたみ傘が便利です。


 


持てば持つほど自分の背中の荷物が重くなるので、パッキングは慎重に。


しかし雨や寒さを甘く見ると生死にかかわることもあります。これには多少お金がかかってもよいものを揃えて持参することをお勧めします。そしてニュージーランドよりも断然日本で揃えたほうがサイズも豊富でよいものが揃うと思います。ニュージーランドのものが悪いわけではなくて、結構なお値段であるにもかかわらず、日本人に合うサイズがあまりないことが多いのです。


 


初日のトレッキングは1時間半ほどで短いので、ちょっとがんばれば重いものも多少は持てます。たとえばビール1缶しのばせていくと夜に一杯飲めます。一晩で消費できる量、翌日に響かない量、が基本です、Cheers!


 


photo by Jason J.


 

2014年10月29日

written

by tabisapo


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