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2014月11月2日更新

全部まわりたい!オランダの歴史を感じる世界遺産まとめ

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 古くから日本との縁も深いオランダ。でもオランダというと『風車』『チューリップ』のイメージだけが先行し、あまり深くは知らない・・・なんて事はありませんでしょうか。


 オランダのより深い魅力と、知られざる歴史と文化の一端を、世界遺産登録地を通じてお伝えします。


 



アムステルダムのシンゲル運河の内側にある17世紀の環状運河地域



Moyan Brenn


 


 アムステルダムは「北のヴェネツィア」と呼ばれる、運河の町です。その島の数は約90、かけられた橋は1500とも言われています。


 


 世界遺産に登録されているのは、主要な運河であるプリンセン運河、ヘーレン運河、ケイザー運河、そして内側のシンゲル運河の4運河で、これら主要な運河に沿って、歴史ある記念建造物群が建ち並びます。


 


 アムステルダムはこの運河を基準として都市計画がなされたため、運河から見ての美しさにも定評があり、観光のための運河クルーズも定期的に運行されています。


 アムステル川のマヘレの跳ね橋という木造の橋は、夜にライトアップされるなど、昼夜共に楽しめるスポットもあり、見所の多い街です。


 



アムステルダムの防塞線



 


 FaceMePLS


 


 42の要塞が配置され、その全長距離は135kmに及ぶ堤防が築かれた、戦時用の防塞線です。戦時には水を流し込み、浅い堀のようにする事で、アムステルダムを防衛の拠点とするために、1880年から1914年の間に作られました。


 


 残念ながら完成時には、航空機や戦車が戦争の主力となったため、この防塞線は能力を発揮する事はできませんでした。


 現在は道路なども敷設され、水を使った防塞線という用途には使用する事はできなくなっています。


 


 現在は観光も可能となっており、史跡記念日(9月第2土曜日)は無料で見学ができます。



Ir.D.F.ヴァウダヘマール(D.F.ヴァウダ蒸気ポンプ場)



 


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 干拓地であるオランダは、常に排水が必要な国土を持っているため、かつては風物詩とも言われた風車によって、その用を成していましたが、産業革命以後は、蒸気機関が使われるようになりました。


 


 この地は蒸気式揚水場として世界最大の設備で、今なお稼動しています。
 



キンデルダイク=エルスハウトの風車網



Yu-Keng Shih


 


 


 キンデルダイクは「子供の堤防」という意味で、「~ダム」と付けられた地名と同様、堤防に囲われ、常に排水のシステムとして風車を稼動させてきた地域です。


 


 1740年に建設された19基が今なお現存し、風車の連なる風景を見る事ができます。


 


 駅のない町なので、観光にはロッテルダムからのバス、運河を定期運行する船を利用する事になります。


 



リートフェルトのシュレーダー邸



 


Andrew Sides


 


 


 建築家ヘリット・リートフェルトによって、デザイン建築がされた邸宅です。
 線と面で構成されたモダンな外観と内装が、その後のバウハウス(美術と建築の学校)等の建築文化に多大な影響を与えたため、世界遺産として登録されました。


 


 持ち主のシュレーダー夫人が亡くなった後は、ミュージアムとして開放されています。


 



スホクラントとその周辺



 


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 オランダで、一番最初に世界遺産として登録された地です。


 


 元々は孤立した島で、漁業をメインとし、独自の方言や文化が営まれていましたが、洪水や高潮の被害の危険があるとして、19世紀に集落すべてが放棄されました。


 


 現在は干拓事業で陸続きとなり、農地としてふたたび利用されています。


 


 廃村前の19世紀までの漁港・教会・住居、擁壁、灯台などの考古学遺跡群が残り、スホクラント博物館ではその歴史の展示を見る事ができます。


 



ベームスターの干拓地



 Photo RNW.org


 


 現在国土の多くが干拓地といわれるオランダにあって、一番最初に干拓のための工事が行われたのが、このベームスターです。
 この干拓工事が、その後のオランダ全体の干拓にも影響を及ぼしました。


 


 どの区画をどの用途に使うか等の計画がなされており、人類が構築した文化的景観として評価されています。




さいごに



 オランダの世界遺産は、古い歴史を刻むものから近代に至るものまで、人の叡智の結晶のような景観が多く登録されています。風車や運河のように、オランダのイメージそのものと言える景観から、近代を感じさせるモダンなものまで、オランダらしさを感じられる世界遺産の数々をご紹介しました。


 オランダの世界遺産をすべてまわる事で、自然と人との戦い、そして共存にいたる歴史をもたどる事もできるのではないでしょうか。

2014年11月2日

written

by tabisapo


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