現在17271個の困ったを解決できます!

2014月11月2日更新

同じイタリアでも少し違う!南北の食文化の違いを徹底比較

19848 views

南北に長い国、イタリア。文化も異なれば食べ物も違いがあります。日本では全てイタリア料理とひとくくりにされていますが、もともとイタリアではトスカーナ料理やミラノ料理などの郷土料理の集まりであり、イタリア料理というようなものはないと考えられています。


 


それほど、地方によって異なる食文化を持っているのです。


では、どのような違いがあるのか見ていきましょう。


 



北イタリア料理の特徴



基本的に、バターや生クリームを使う濃厚な料理が多いです。フランスと国境を接しているので、クリーム系のソースを使う料理が主流です。


 


アルプス山脈のふもとにある北イタリアは、寒冷地帯かつ酪農地域です。そのため、寒さから身を守るために煮込み料理や、ジビエ、加工肉を多用する料理が特徴です。寒冷な地でも熱量を蓄えられるよう、乳製品を用いた脂肪分が高い料理が多くなるのです。


 


乳製品を多く用いるのは、イタリアの牧畜がポー川流域の平野部を中心に行われていることにも大きな要因があります。


 


また、パスタをよく食べるのは南北どちらのイタリアにも共通して言えることですが、北部では乾燥パスタに適した硬質の小麦が産出しなかったために、手打ちの生パスタが発達しました。


 


生麺ですので、どうしても柔らかめのゆで具合になり、それによくからむソースが発達してきました。また、料理の違いに、南北イタリアでの水の質の違いも影響してきます。北部では軟水が多く産出しますので、そのまま飲んでも、ワインを作ってもおいしいです。ですから、北部にはおいしいイタリアワインの産地が集中しています。


 


また、リゾットなどお米を使った料理を食べるのも、北部イタリアの特徴です。



oliopepesale


 




南イタリア料理の特徴



南イタリアの料理を一言でいえば、オリーブオイルを多用した鮮魚やトマトがたっぷりな料理です。


 


南イタリアは三方を海に囲まれているので、料理には魚介類をふんだんに使います。オリーブオイルやトマトを多用しますので、クリームを多用する北イタリア料理に比べて軽くてさっぱりとしています。世界的に見ても、イタリア料理と言えば南イタリア料理をイメージすることが多いそうですが、これは南イタリアから外国への移民が多かったからとも言われています。


 


オリーブオイルを多用するのは、オリーブ栽培の北限がガルダ 湖にあることと関係があります。オリーブは南イタリアの少し乾いた温かい風土があっているのです。


 


パスタをはじめとした穀類についても、南部のほうが北部よりも消費量が多くなっています。南ではスパゲッティ、マカロニなどの乾燥パスタをオリーブオイルベースのソースやトマトソースなどであえるシンプルな料理法が中心です。パスタのゆで加減も、南部に行くほど硬いアル・デンテが好まれています。


 


そして水の質も、南部では硬水ですのでそのまま飲んでおいしいものではありません。ですから、普段の水として炭酸水を飲む人も多いです。


 


soonks


 


南北間で大きく異なるイタリア料理も 、第二次世界大戦後の交通網の発達や南北人口の相互流入といった祉会的変化により、以前に比べるとだんだん郷土料理の特徴が簿れつつあります。ですが、イタリアでは郷土料理別にレストランがありますので、傾向を把握しておくと良いでしょう。


 


 

2014年11月2日

written

by tabisapo


同じカテゴリの記事をもっとみる

ライター

WRITERライター情報

pagetop