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2014月11月2日更新

知ってるだけで100倍楽しめる!ピサの斜塔にまつわるトリビア

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ピサの斜塔とはイタリアのピサ大聖堂の鐘楼であり、世界的に有名な観光スポットです。ピラミッドやナスカの地上絵と同様に世界七大不思議の一つともいわれ、その姿を見に毎日大勢の人が世界中から訪れます。そんなピサの斜塔にまつわるトリビアをご紹介します。


 



1年に1mmずつ傾く



今も、傾き続けています。年に1㎜ずつ傾きを増していると言われます。


 


1173年の設計当初は100mを超える鐘楼を建てる計画でしたが、それが三段目を建設した1185年頃に塔が一目でわかるほど徐々に斜めに傾き始め、鐘楼は重心を傾いた反対方向に向けながら建設がすすめられました。しかしさらに急速に傾き始めたため、55mの8段構成で完成として建設がやめられました。


 


ピサの斜塔は、高さは地上55m、階段は297段あり、重量は14,453t、地盤にかかる平均応力は50.7tf/m2と見積もられています。その重さで、傾きがどんどん増えているのです。


傾いた理由は地盤の土質の不均質による塔の南側が大きく沈み込んでいますが、これは南側の土質が相対的に柔らかかったことによります。このあたりはアルノ川が運んだ土砂によって形成されており、ピサも同様に砂によって作られた地盤であったのです。


 


そのやわらかく、土と砂が不均衡に混ざった土壌の上に高い建物がたてられたため、年月を経るうちに傾き始め、それによりますます地盤に対する負担が大きくなり、沈下が進行するという悪循環に陥ったのです。地盤の補強には900トンの鉛が使われています。 



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万有引力の法則とは無関係



この斜塔でガリレオ・ガリレイがこの場所で重力実験を行い万有引力の法則を証明したという伝説が残りますが、実際はこの事実はありません。


 


傾いたピサの斜塔の頂上から大きさの異なる2つの球を同時に落として、同時に地面に落ちたという話で、物体が落下する時の時間はその物体の質量に依存せず一定であると証明したのですが、実はこの逸話は弟子ヴィンチェンツォ・ヴィヴィアーニの創作と言われています


 


ガリレオ自身は、斜めのレールを用意して、そのレール上を大きさが同じで重さが違う球を転がして、万有引力の法則を証明しました。


ガリレオが証明するまでは、アリストテレスが唱えた物体は重いものほど早く落下するという考え方が一般的に事実とみなされていました。


 


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鐘楼なのに鐘はならない



斜塔は元々大聖堂付属の鐘の塔として建てられたので、ちゃんと鐘もついています。ですが、鳴り響く鐘の振動で、塔の傾きがひどくなる可能性があるので、建設以来一度も鳴ったことがありません。


 


実際は、ピサの大聖堂で鳴っている鐘の音はスピーカーで鳴らしています。ちなみに音源は、バチカン市国のカトリックの総本山・サンピエトロ寺院の鐘の音です。


 


 いかがでしょうか。建物内部の南北の高低差が450cmも異なるのに、不思議とバランスを保つピサの斜塔を、一度ご自身の目で確認して下さい。現在も少しずつ傾きが増しているので、いつかは登れなくなる日もやってきます。


まだ、階段が使える間に是非行ってみましょう。

2014年11月2日

written

by tabisapo


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