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2014月10月25日更新

こんな時、チップでどのくらい払えばいいの?

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アメリカ旅行でちょっと苦労するのがチップという制度。日本人にはなじみがないので、どういう時にいくら支払えばいいのか、と困ってしまうケースがあると思います。


ここでは、アメリカで出会いそうなチップが必要な場面と、その金額について解説していきます。


 


 



1)チップの起源はサービス料



 


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チップは日本にはない制度なので、なぜ代金の他にチップを支払うのだろう、という疑問を持つ人も多いようです。


チップの起源はイギリスのパブで、"To Insure Promptness(速さの保証のために)"と書かれた壷に小銭を入れると、店員が優先的に品物を出したのに由来するという説があります。


 


その"To Insure Promptness"の頭文字がTIPなので、サービスのために払う特別なお金をチップと呼ぶようになったというのです。


 


この説の真偽の程はよくわからないらしいのですが、いずれにしても、よいサービスを受けるために料金以外に支払うお金がチップであったことは間違いないようです。


 


 



2)現在のチップは心付けではなく料金の一部



 


そういうお金ならば、日本にもご祝儀や心付けというものがありました。


そのため、チップも心付けと同じで、よいサービスを受けたら支払えばいいとか、


どんなサービスを受けたかで客が金額を決めていい、という人もいるのですが、それは正しくはないのです。


 


現代のアメリカのチップはサービスに対する心付けではなく、正規の料金体系に含まれている代金の一部なのです。



koko


 


というのは、レストランのウエイターなどは客からチップをもらうことを前提に、


基本給は非常に安く抑えられており、逆に税金はチップの分があらかじめ課税されるようになっているためです。


 


客からチップをもらえないと、安い賃金に高い税金がかかってしまうのです。


 


アメリカのレストランのウエイターが、食事中に何度も声をかけに来るのは、いいサービスをしていますよ、チップをお忘れなく、というアピールでもあるのです。


サービスが悪い時はチップに1セント硬貨を置いて帰っていい、というような話は、現代では都市伝説だと思ってください。


 


 



3)レストランでのチップ



 


koko


 


アメリカに旅行した時、いちばん大きな金額をチップで支払うのが飲食店ではないかと思います。


アメリカの飲食店は、大きくわけてテーブル・サービスとそれ以外になります。


 


テーブル・サービスというのは、ウエイターがテーブルまで注文を取りに来てくれて、料理も運んで来てくれるお店のスタイルです。


 


ハンバーガーショップのように客がカウンターで注文をして受け取る店や、客が好きな料理をチョイスするカフェテリアのようなブッフェ・スタイルの店では、原則としてチップはいりません。料金にサービス料が加算されていることが多いからです。


 


ただし、ブッフェ形式の店でも、ウエイターがテーブルまで案内してくれて、飲み物の注文を受けるというタイプのところではチップが必要になります。


 


簡単にいうと、従業員がテーブルに何かを持って来る店ではチップが必要になるのです。


 



★レストランでのチップの相場



 


では、チップはいくらぐらい払えばよいのでしょうか。


基本的には合計金額の15~20%程度です。


 


金額に幅があるのは、ランチかディナーか、観光地かそうでないか、


レストランの格式などの条件によって相場が違うためです。


最低限の15%というのは、観光地ではない普通の街のレストランでランチを食べるような場合です。


 


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日本人が行くような観光地では、チップの相場が高めになっています。


ブレックファーストやランチで15~20%、ディナーならば18%~25%が目安です。


これにはレストランの格も関係してくるので、ファミレスのようなダイナーならば安めでもいいのですが、


三つ星レストランのような高級店では最低でも20%、通常は25%以上と考えた方がよいでしょう。


 


逆にウェイターのいるブッフェ形式のレストランは、普通のレストランよりサービスする量が少ないので15~18%程度でよいでしょう。


 



★バーでのチップの払い方



 


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アメリカのバーでも観光客が行くような店では、レストランと同じように注文ごとに伝票が来るので、


レストランと同じような支払い方でかまいません。


 


バーによっては飲み物と引き換えに代金を支払うシステムのところもありますが、その時は1ドリンクごとに1ドルを渡すのが相場です。


 



★チップの計算方法



 


チップの計算で間違えやすいのが、税抜きと税込みのどちらでチップの%を計算するかです。


これは税抜き価格に18%なり20%なりをかければよいのです


 


会計時に持ってくる伝票には、料理の代金とTAX、その合計金額が書かれていると思いますので、


料理代金で計算してください。この時、正確に18%や20%で計算する必要はありません。


 


20%で計算した合計金額が67ドル32セントだったら、少し増やして68ドルか70ドル、あるいは逆に少しならば減らして67ドルでもよいので、1ドル以下の小銭が出ないようにするのが一般的です。


 



★チップのスマートな払い方



 


koko


 


レストランでの会計には、現金、トラベラーズチェック、クレジットカードなどを利用することになると思います。


現金は料理の代金とチップの合計をそのままおけばよいので、いちばん簡単です。この時も、小銭が出ないように切り上げるようにしてください。


 


トラベラーズチェックの場合は、あまり小額のものは使わないと思いますが、70ドルの支払いに100ドルのトラベラーズチェックで30ドルのお釣りをもらうというのは、あまりスマートではありません。


50ドルのトラベラーズチェックに現金を20ドル足して70ドルにするような使い方がよいでしょう。


 


クレジットカードの場合は、小銭になることはありませんが、やはり端数を切り上げて切りのよい額にするのがスマートです。


 


 



4)ホテルでのチップ



 


レストランのように額は大きくなくとも、チップの支払い回数が多くなるのがホテルです。


レストランは基本的にサービスをしてくれるのがウエイター一人なので、まとめて支払う形になりますが、ホテルではサービスごとに分業になっているので、それぞれにチップが必要になるのです。


 



★ドアマンへのチップ



 


koko


 


ホテルの玄関に立って、ドアを開けてくれたり荷物を中へ運んでくれたりする係がドアマンです。


玄関のドアを開けてもらっただけならばチップを払う必要はありませんが、それ以外のことをしてもらった場合にはチップを支払います


 


タクシーでホテルの前まで乗りつけて、ドアマンにタクシーのドアを開けてもらったら(アメリカのタクシーは日本のように自動ドアではありませんから)、客1人につき1~2ドル、荷物を運んでもらった時には荷物ひとつにつき1~2ドルを払います。高級ホテルの場合は相場が上がって、それぞれ2~5ドルが目安になります。


 



★ポーターへのチップ



 


ドアマンがホテル内へ運んだ荷物を客室まで運ぶのがポーターの役目です。ポーターが属するのがベルサービスという部門なので、ベルサービスとも呼びます。


 


ポーターへのチップはドアマンと同じだと考えてかまいません。


ポーターが部屋に荷物を運んでくれた帰り際に渡せばよいでしょう。


 



★ハウスキーピングへのチップ



 


koko


 


ハウスキーピングは、客室の掃除やベッドメイキングをする係です。


ベッド1台につき1~2ドルを、ベッドサイドのテーブルなどわかりやすい場所に置きます


 


昔は、枕銭といって枕の下にチップを置くものだという人が多かったのですが、アメリカにそういう習慣はありません。これは日本人の海外旅行が自由化された1960年代の団体ツアーから生まれて、それが広まってしまったらしいです。


 


 



5)交通機関でのチップ



 


交通機関でチップを支払うのは基本的にはタクシーです。


タクシーの場合は、料金の15~20%を加算して支払うようにします。


近距離で、10%では1ドル以下になってしまうというような場合は、1ドルを渡します。


スーツケースなど、大きな荷物をトランクに入れてもらった場合は、ひとつにつき1~2ドルを加算してください。


 


koko


 


タクシー以外では空港からのシャトルバスや観光バスなどでチップが必要になります。


シャトルバスの場合、払わないというアメリカ人も多いのですが、観光客の場合はスーツケースの出し入れをしてもらうでしょうから、1~3ドルは渡すようにしましょう。


 


観光バスでもドライバーには1~3ドル、観光ガイドを兼ねているような場合は5~10ドルは渡したいところです。


ただし、路線バスなどの公共交通機関では不要です。


 


 




まとめ



現在のチップは料金の一部です。レストランやホテルの格式によって相場はだいたい決まっていますので、予算に組み込んでおきましょう。


 


レストランではランチなどで最低15%、高級店のディナーなら25%程度が目安です。会計の時に小銭が出ないように、切りのよい数字にして払うのがスマートです。


 


ホテルでは、サービスを受けたらその場ですぐに相手に1~5ドルを支払います。


タクシーは料金の15%~20%を加算し、荷物の出し入れはひとつにつき1ドル~2ドルを。


 


公共交通機関では不要ですが、シャトルバスなどでの荷物の出し入れには支払うようにしましょう。


観光バスなら1~3ドルガイドを兼ねている場合は5~10ドルが適当です。


 

2014年10月25日

written

by tabisapo


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