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2014月10月31日更新

【ベトナム旅行記】神秘的なコンダオ諸島の魅力

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「世界でも最も神秘的な島」と言われるコンダオ諸島、ホーチミン市から南へ230キロ、ベトナムとマレーシアの真ん中あたりに大小16の島からなる諸島です。


海ガメやジュゴンが生息する海に、残された自然が満載、住んでる人々も昔のままの素朴さです。


最も大きいのがコンソン島、コンダオ諸島ではメインの島です。



◆負の遺産



しかし、コンダオは大きな負の遺産を抱えてる島で、一時は地図から消そうかという意見もあったほどです。


1858年、ベトナムの植民地化を図るフランスと当時ベトナム中北部を支配していた阮朝の間でコーチシナ戦争が勃発。


その戦争に勝利したフランスが奪い取った領地の1つがコンダオ諸島で、その中のコンソン島に作ったのが刑務所。


1975年、ベトナム戦争が終結するまでは流刑地としてその名を世界に轟かせ、インドシナ最大で最悪の場所として恐れられていました。


ベトナム戦争中も多くの政治犯が送り込まれ、非人道的な扱いを受け、亡くなった方も多いとか。


でも、ジュゴン・海ガメ・残された自然、絶対的な魅力ですよね。



photo by sy_colon



 ◆コンダオ諸島、コンソン島へ



ホーチミン・タンソンニャット国際空港の国内線からプロペラ機に乗って45分。


毎日1機の飛行機だけが往復しています。


1,2月の日フライトは、よく揺れるので覚悟して搭乗しましょう。(笑)


ホーチミンの1年は乾季と雨季の2季分かれます。


コンダオ諸島も同じなんですが、1月2月は風季というのがあって、強い風の日が続きます。


空港敷地(ただの空き地?)は広大なのですが、ターミナルは小さい、まあ、予想通りの離島の空港ですね。



photo by sy_colon


外の雰囲気は、かなり普通と違って、バスやタクシーが1台もいません。


地元の人用のお迎えバイクがちらほらといるくらいです。


ですので、空港から街まではホテルの送迎バスを利用します。


予約しているホテルのワゴン車に乗り込んで、いざホテルへ行きましょう。


コンソンの街まではガタガタの道路で海沿いの峠を越え、山を越え、皆さんフラフラで到着します。(笑)


街には、小さなホテルもいくつかあるようですが、メインは3つのリゾートホテルのみです。


筆者は街の一番奥のコンダオ・リゾートに宿泊しました。



◆コンソン市街地



バルコニーに出ると、目の前にはきれいなエメラルドグリーンの海が。


でも、やっぱり風が強いです。



photo by sy_colon


そのせいか、色とりどりのカラフルな漁船も湾内にたくさん停泊していました。


その後、市街地散策外に出ましたが、新暦ですが大みそかに元旦、あまりお店も何もないようだし、あっても閉まってます、それに人がいません。


そんな中、なんとか開いてる道路横の空地カフェを見つけて、カフェ・ス・ダー(ベトナム風アイスコーヒー)を注文。


フィルターからグラスにポタポタ落ちるコーヒーをぼ~と見ながら、目前に広がるのはエメラルドグリーンの大海原。


本当に時間が止まってしまってるようで、こんなに頭の中が空っぽになれたのは初めての経験でした。


現代人、慌ただしいのが当然の毎日。


こんな、ひと時が絶対に必要ですよね。



◆いよいよ負の遺産に



さて、その後、人のいないメイン道路を歩いて、噂の刑務所跡地に。



photo by sy_colon


本当にそのまま残っています。


中もそのままのようですが、昔のままの錠前がかかってて、奥には入れません。


でも、見事に街と同化してる感じでした。


緑に覆われた外周の壁も、恐ろしい刑務所の面影はなく、落ち着いた街造りにマッチしていて。


その昔は、たくさんの人が収容されて、ひどい目にあってたのですね。


平日だと、コンダオ収容所歴史遺跡展示館も開館しています。


戦時中の記録写真や拷問道具などコンダオ収容所に関する資料を見ることができます。


申し込めば、捕虜収容施設の見学もできるようで、普段は閉まってるあの入り口の鍵を開けてもらい、戦時中のまま保存されている収容所の中に入れます。


次は、絶対に見学ましょう。




◆海ガメとジュゴンのいる海



いくつかある刑務所跡と、それに混じった学校や教会、民家を抜けたら、また海岸沿いにでました。


ここに、ジュゴンの像があります。



photo by sy_colon


このあたりが生息地なんですね。


ダイビングもできて、運が良ければ、ジュゴンや海ガメと一緒に泳げるそうです。


この辺りの海岸沿も、ずっと続く真っ白な浜辺、透き通った海、でも、筆者しかいません。


ホテル前のプライベートビーチでの海水浴も、風が強いせいなのか、遠くにヨーロピアンらしき2人の人影が見えるくらいで、完全貸切状態でした。


 


 


ホーチミンだと、新暦の元旦は花火が上がって賑やかなニューイヤーの夜ですが、ここは、なにもなくひっそり。


一人でバルコニーに出て、ライトアップされた中庭のプールと取り囲むヤシの木、そしてその向こうに広がる海をみて、静かな新年をお迎えで癒されました。


「世界でも最も神秘的な島」、ではなく「世界でも最も神秘的で美しくて優しい島」でした。


日本ではなかなか案内もないようですが、訪問を後悔させない場所です。


でも、筆者の本音では、あんまり観光客が来て欲しくないかもです。


たくさんの人が押し寄せて、本来の雰囲気を壊してしまったなんて、よく聞きますものね。

2014年10月31日

written

by tabisapo


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