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2015月3月1日更新

個性派揃い!北欧神話の神々たち

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Lillibets pics



はじめに



北欧神話とは、キリスト教文化が入る前のノルウェー・フィンランド・デンマーク方面など北ヨーロッパ方面で語り伝えられた神話のことです。


特徴は、キリスト教は善悪での判断や他罰的傾向にあるのに比べて、北欧神話は「自分が何をしたいか」を中心に神も人も行動していることです。主神オーディンの知識欲やイタズラ好きなロキなどが現れます。それはギリシャ神話にも似た面影があります。おそらくは、当時の自然や神に対する価値観を何らかの形で他の地方と共有する方法があったのでしょう。また、「自然に対して人間は無力だ」という諦観も見られます。神に強引なアプローチを仕掛けられて渋々受け入れた者、怒りを買って右往左往する者、はては人にやり込められる神すらも登場します。


キリスト教伝播後も、北欧神話は衰えませんでした。人間と同じく喜怒哀楽の溢れた神々に北欧人達は自己を投影し、歴史や知恵を込めていたからでしょう。


 



オーディン



北欧神達のリーダー各。呼び名は「全知全能の神」「詩の神」などと50種近くにも昇ります。特徴は、非常に知識に対して貪欲であること。知識の泉にて、知識を得るために片目を差し出す逸話が語られています。


オーディンは泉の力を得ようと、世界樹ユグドラジルの根元に存在する地下世界の泉へ下りました。泉の近くへ寄ると、ミミルという名の巨人がオーディンを制止しました。壮大な力を持つ泉の水を簡単に飲ませるわけには行かなかったのです。


それでもしつこく粘るオーディンにミミルは意地悪く「片目を差し出せば飲ませてやる」と言い放つと、オーディンは嬉々として片目をミミルに差し出しました。


こうして、オーディンは泉の水を飲むことが出来、さらには傍に生えていた世界樹ユグドラジルの枝を切り取って魔槍グングールを造りました。この後、オーディンは知恵比べをするために放浪者の姿に化けて世界を旅するのです。そのため、絵画のオーディンは「杖(槍)をついた放浪者の姿をしている片目の老人」として表現されることが多いのです。



ロキ



善とも悪とも説明しきれないトリックスター。オーディンが「自然界の偉大さと恩恵」の代表なら、ロキは「自然界の恐るべき破壊力」の代表です。元々は「火の神」の意味でしたが、後世には「破壊神」、さらには「狡猾」「欺瞞」などの悪辣なイメージも込められて行きます。彼の子供は世界の終末においてオーディンを噛み殺すとなっていることからも、ロキの「破壊神」イメージはなかなか強烈です。


ロキは神々に対してイタズラを仕掛けては怒りを買い、解決に奔走します。また、たまたま現れた巨人に無償で城を作らせる策謀を計ったものの、失敗しそうになって身を張って何とか計画を遂げようとする話もあります。



Christine Huang


 




おわりに



北欧神話には、他にも雷神トールやオーディンの妻であるフリッガなど多数登場します。個性豊かな神々の喜怒哀楽に一度触れてはみませんか。


 


参考図書:北欧の神話伝説Ⅰ・Ⅱ 名著普及会

2015年3月1日

written

by tabisapo


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