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過激なブラジルの刑務所事情を丸裸にしてみた

悪いことなんかしないから大丈夫。そう思っていても国によって法律は違いますし、




冤罪になる可能性もないとはいいきれない世の中になってきました。





そこで、気になるのは刑務所事情です。




人権に対する意識が高まり、清潔で快適な刑務所も増えてきました。




でも、まだまだそんなところばかりではありません。





その中でも問題になっているのが、収容人数が多すぎるブラジル刑務所




ネットでも観覧注意など、ブラジル刑務所の残酷画像などがあふれています。




少々、おもしろがって書いているものも多いようですが、現実もかなり過酷な状況であることは事実です。





実際に起こってしまった刑務所内の事件や収容所の悲惨な状況を知れば、




ブラジルだけでは絶対に捕まりたくないと思うかも・・・。






多すぎる収容人数





一番問題視されているのが多すぎる収容人数です。




根本的にブラジルの刑務所は過密問題を抱えており、暴力や暴動の原因となっているのではないかと考えられていますが、




今だ改善される兆しはありません。





1,050カ所の施設は定員26万2千人のところ、42万人とかなりオーバーしています。




ブラジル法務省の統計によれば、女性服役者は5%のみであるが、アムネスティ・インターナショナルは、




その比率は上昇傾向にあるとし、政府の対応を早急に求めています。





その理由は、多くの女性服役者が性的暴力、拷問、健康管理の欠落など




非人間的状況におかれているということです。




訪問調査では、生後11カ月の赤ん坊や病気の幼児が、母親といっしょに収監されていたり、手錠をはめたまま、




出産した女性もいる事実も浮き彫りになりました。





ブラジルの刑務所内で、窃盗で収容された少女を他の多数の収容者で輪姦するという決して許してはいけない事件で




注目を集めてたこともありました。




ブラジルの現状では収監した若者を最低限保護することもできず、




目を覆うような事件が起こっています。









Daily News Agency






刑務所で多発する犯罪





刑務所内では、2013年に少なくとも218人の収監者が




暴行などを受けて死亡したとの報告があります。




統計にはアラゴアス、バイア、ロライマの3州の数字が入っておらず、




実際の数字は更に大きくなる可能性が強いが、現時点でも既に、2日に1人は死亡した事になります。





死者数が最も多いのは全体の27・5%に相当するマラニョン州の60人ですが、




この数字は、州都のサンルイスにある同州最大のペドリーニャス刑務所内での死者数そのものだです。





この統計でいう死者数は刑務所内で暴行を受けたり、




死のゲートレード〃と呼ばれる麻薬入りのカクテルを大量に飲まされたりして過剰摂取で死亡したとの報告もあります。




人数がおおすぎるあまり、一人ひとりの管理ができす、




暴力や犯罪情報の交換、そして、生活自体の不衛生な面も問題視されています。






Daily News Agency








Daily News Agency





収監者数は世界4位





ブラジル全体の収監者は55万人で、米国の220万人、中国の160万人、




ロシアの68万人に次ぐ世界4位です。




刑務所内での殺人多発は、犯罪者が形成した組織同士の抗争や、




収監させる前や収監後に生じた負債などがもとで起きる喧嘩などが原因とされています。





犯罪者が形成した組織で有名なのは、




サンパウロ州の州都第一コマンド(PCC)やリオのコマンド・ヴェルメーリョですが、




マラニョン州の刑務所内では、この両者を真似た定款を持つ内陸部出身者による




マラニョン第一コマンド(PCM)や州都とその周辺出身者がつくったボンデ・ドス40などが抗争事件を起こしています。





これらの抗争事件を防ぐには、犯罪組織毎に収監する刑務所を分けるといった配慮が




必要なのですが、現在のように、定員数を大幅に上回る収監者がいる状態では、




ストレス故の突発的な暴力事件も起こりうるべき問題であることは間違いはありません。









Daily News Agency







武器や携帯電話所持





もうひとつ問題視されているのが、一人ひとりの所有物の管理ができていないことです。




武器や携帯電話が頻繁に持ち込まれるのも頭痛の種で、死者17人が出たゴイアス州では、




週3回行われる監察の都度、約50丁の武器が見つかっています。





その他も、軍警や陸軍兵がペドリーニョス刑務所で行った監察では、




携帯電話30台と200丁の武器が押収され、関係者を驚かせました。





ずさんな管理体制により、刑務所での第二の犯罪が起きてもしょうがない状況におかれているということかもしれません。








ドンテナ国際







いかがでしたか?




国連の拷問禁止委員会でも、ブラジルの刑務所では拷問が




「広範囲に渡り、組織ぐるみである。過密、不衛生、高温、暗室、永久収監などの劣悪な条件に加え、




暴力が一般化しており、監督がいないため、告発されない。」という報告がされています。





現在、女性専用刑務所など建設中のようですが、まだまだ劣悪な環境はかわっていないようです。





でも、こんなにもひどい状況だということは、現地の人も知ってるはずなのに犯罪がなくならず収容人数が減らず、




何度も犯罪を繰り返す人が多いということを考えるともっと私たちが知らない情報網などもあるような気がして




それが一番の問題のように感じています。





ただ、思うことは、ブラジルの刑務所だけは、どんなことがあっても遠慮したいというところでしょうか。




Written by tabisapo

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