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2014月12月13日更新

スコットランドの民族衣装キルトの歴史を知ろう

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現在NHKで放送中の、朝の連続テレビ小説「まっさん」でも注目を集めているイギリス・スコットランド。


先日行われた独立YES-NO投票も目新しいですね。


この地に古くから伝わる民族衣装 "キルト" の歴史について、ご紹介します。


 


 


Wikipedia


 



"キルト" とは?



 


スコットランド伝統の男性用民族衣装で、タータン柄のウール地を腰に巻き付けるスカートのような形のものです。


前(腹)側はプリーツなしのすっきり平らな状態、後ろ(腰)側はプリーツをよせながらたたんだ状態で腰に巻き付け


ピンや紐、ベルトなどで固定して着るのが古典的な方法です。大きな1枚布なので、肩からかけたり防寒の意味で


そのまま垂れさせたりと着方もさまざまでした。


 


18世紀ごろからプリーツ部分を縫製しているものが流通しはじめ、着用が簡単にできるようになったことから、


急速に普及しました。現在主に使用されているものもこのタイプです。


丈も、当初は膝上10cmくらいだったものが、現在着用されているような膝頭くらいのものに


次第に変化していきました。


 


基本的にはジャケット、帽子、蝶ネクタイ、革の紐靴、キルトピン(前布をとめるもの)、ベルト、


スポーランという小さな掛けバック、靴下 + フラッシーズというリボン付きの靴下ピンなどを身につけます。


さらに、"黒い短剣"という意味のスキャンドゥーを右脚・靴下の間にはさんで持ち歩きます。


(現在は実際の刃物はあまり身につけないそうです)


 


 



プリーツの種類



 


基本的には2種類です。


1つ目はタータンのパターンが崩れないようにプリーツを折るタイプ


2つ目は「ミリタリープリーツ」と呼ばれるタイプです。


ミリタリープリーツとはその名の通り、兵士用のキルトとして使われていたプリーツで、


タータンセットの縦模様にあわせたてたんでいくので、着用状態では本来のタータン柄はわかりづらいです。



Chad Horwedel 


 



キルトにまつわる歴史



 


もともとキルトは10世紀頃発祥し、スコットランドのハイランド地方で発達したといわれています。


キルトを身につけていたのは、反イングランドをとなえるスコットランドやアイルランドの氏族たちでした。


勇敢な戦士ハイランダーたちは、長期にわたってイングランド軍と戦いを交えてきました。


イングランドとスコットランド間では宗教・人種的な対立があり、ハイランダーたちにとっての"キルト"とは


強大な権力をもつ中央集権へ対する反逆精神であり "アイデンティティー" を示す大切なものだったのです。


 


そんななか起きた、1297年ウィリアム・ウォレス率いるハイランダーたちの反乱で、


最終的に武器・人数が圧倒的に勝るイングランド軍に、戦いに長けたハイランダーたちも敗れてしまいます。


しかしその後もイングランドへの抵抗は続き、1688年ジャコバイトと名乗るハイランダーを中心に、


スコットランド氏族たちによる反乱が再びはじまったのです


彼らは巧みな戦法でイングランド軍を追い込みますが、1745年カロデンの戦い


より近代的に武装強化したイングランド軍により制圧されてしまい、壊滅的に敗れてしまいました。


 


これにより、一時はキルトをはじめバグパイプ、タータン、スポーランなど全て禁止されてしまいます


しかしその後スコットランドの伝統復興のために、1783年に禁止令は解除されます


 


 その後も、ハイランダーたちはキルトを着用し戦地へ赴いていたといわれています。


その崇高な戦士スピリットはスコットランドで語りつがれ、現在も祭礼や催しなどで、


キルトは身につけ続けられています。


 


Nathan Rupert


 




最後に



 


現代ではファッション・アイテムとしてもマルチに使用されるようになり、


一部、女性もキルト・スカート(キルトとは別物扱いとされます)を身につけるようになりました。


スコットランドの民族衣装は今でも異性とわずさまざまな方に人気で、大切にされています。


 

2014年12月13日

written

by tabisapo


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