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2014月11月24日更新

公用語が場所によって違う!?ベルギーの不思議な言語事情

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ベルギーで話されているのはベルギー語?・・・実はベルギー語という公用語はなく、地方によって様々な言葉が話されています。そんなベルギーの言語事情を見ていきましょう。


 



1、ベルギーの公用語はオランダ語、フランス語、ドイツ語




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1830年にベルギーは独立をしますが、当時はフランス語が主流であり、フランス語のみが公用語とされました。しかし、20世紀に入り北部の経済力を背景にオランダ語の影響力が増しベルギーの公用語としても認められることになります。


 


また、ドイツ語に関しては、ベルギー南部にあるワロン地方東部のドイツ語共同体でのみ話されており、その数はフランス語やオランダ語に比べると少数ですが、この3ヶ国語が結果的に公用語となりました。そして、現在のベルギーは連邦制を導入しており、政治や教育に関してもこの3つの言語圏で分けられています。


 



2、ベルギー北部と南部で分かれる言語事情




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ベルギーは主に北部のフランドル地方と南部のワロン地方に分けて語られます。北部と南部をめぐって政治的な対立も激しくなったことで、この南北を境にして1960年代に言語境界線が設定されました。北部ではオランダ語が、南部ではフランス語が公用語として制定されます。


 


首都のブリュッセルは北部フランドル地方に属しますが、オランダ語・フランス語の併用地域となりました。また、ブリュッセルはオランダ語圏ではありますが、実際にはフランス語が多く話されているのが現状です。


 


ベルギーの人口の60%がオランダ語圏、40%がフランス語圏、10%未満がドイツ語圏で生活をしている言われています。


 



3、フラマン語とワロン語




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ベルギー北部のフランドル地方で話させるオランダ語はフラマン語とも呼ばれ、ベルギー南部で話されるフランス語はワロン語と呼ばれています。厳密には、元のオランダ語とフランス語とは異なる部分があると言われています。


 


また、ワロン地方を歩くとフランス語とは違う言葉を耳にすることがあるかもしれませんが、それらはワロン土着の言葉で、特に年配者に使用されています。


 


このように、北部のオランダ語、南部のフランス語、ドイツとの国境近くでのドイツ語と3つに分かれていますが、それに加えてベルギーには土着の言葉があることも考えると、言語事情はとても複雑です。


 




4.ベルギーの英語事情




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最後に、旅行者が気になる英語事情についてです。北部フランドル地方ではフランス語以外に英語を、南部ワロン地方ではオランダ語以外に英語を第2言語として教える学校が多く、英語教育は整っています。


 


首都ブリュッセルに関しては、EUやNATOなど多くの国際機関があるため、英語が必要な仕事も多くて外国人も滞在する街です。私の実体験ですが、ブリュッセルで英語は問題ない、ワロン地方などの田舎に行くと年配の方には英語が通じないことがありました。


 


以上のように、日本よりも国土が小さい国ベルギーでは様々な言語が話されています。言語事情から、ベルギーの歴史と地域ごとの文化の違いを学ぶことができるかもしれません。

2014年11月24日

written

by tabisapo


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