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2014月11月28日更新

これだけは知っておこう!ロシアとウクライナの情勢の基礎知識

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ロシアとウクライナの対立構造を理解するために、基礎知識として両国の歴史を確認していきましょう。


 



1、ロシアとウクライナのルーツ




Ryoji_Japan


 


9世紀にウクライナを中心にキエフ大公国という国家が存在しました。しかし、12世紀にはこの国家は分裂を始め、13世紀にモンゴル軍が進行した際には大敗し、モンゴルによる支配(タタールのくびき)が始まります。


 


モンゴル帝国の滅亡後には、モンゴルの支配下にあったモスクワ大公国が独立をし、後のロシア帝国なります。このロシアが勢力を増すと東欧の支配を強めますが、その時にウクライナの諸侯はポーランドやリトアニアと共にロシアに対抗をしていた歴史があります。


 


キエフ大公国の分裂とモンゴル軍の支配による東スラブ人の別々の歩みにより、今のロシアやウクライナと言ったアイデンティティが築かれ始めたとも言われています。


 



2、ロシア帝国とソ連支配下のウクライナ




Ryoji_Japan


 


ウクライナの諸侯は17世紀にはポーランドの支配から脱却するために、ロシアと共に対抗することもありました。18世紀にロシアがポーランド分割をするとクリミア半島を含むウクライナは西部の一部を除いて実質ロシアの支配となります。そして、ロシアによる同化政策が始まっていきます。


 


1918年のロシア革命後にはウクライナ独立心を取り戻し、ロシアの混乱を機に独立を宣言しますが、ソ連の力が勝り傀儡国家としてウクライナ社会主義共和国が誕生します。


 


そして、ウクライナは当時ロシア系住民が多かったクリミア半島を譲っていて、クリミア半島は自治国とされました。2014年のロシアのクリミア半島編入の正当化にもつながりました。


 


このソ連影響下にウクライナ西部で人口的な大飢饉が起こるなど、ソ連の政策に対する不信感は残っており、1991年にソ連が崩壊したことを機にロシアから再び独立を果たすことになりました。


 



3.独立後も続くロシアとの対立




blu-news.org


 


ウクライナは独立を果たしましたが、ロシアとの同化政策は進んでいました。そのため、ロシアの影響が強かったウクライナ東部には親露派が多く、独立心の強いウクライナ西部と常に対立しやすい状態になりました。


 


ウクライナの共通語はロシア語となりますが、現在も西部のリヴィウなどの都市ではロシア語ではなく、ウクライナ語で挨拶することが多いことに旅行をしていると気づくことでしょう。


 


2004年にはロシアの強い介入はありましたが、親露派候補が敗北するという「オレンジ革命」が起こり、ユシチェンコが大統領になり、ウクライナの自由が謳われました。そして、ロシアからの脱却と欧米諸国とのつながりを深めます。


 


しかし、ガス資源などは依然としてロシアに依存しており、ウクライナ政府の未払い問題なども発生していました。そのため、オレンジ革命後もロシアのウクライナに対する影響力は残っていました。


 


そして、2010年には大統領の支持率が下がり、オレンジ革命で敗北した親露派候補のヤヌコビッチが返り咲くという結果になります。そして、今回のウクライナ問題の足跡が聞こえ始めました。


 



4.2014年のウクライナ騒乱




Ryoji_Japan


 


ヤヌコビッチ氏は、EUへ市場を開放することでEUからの経済支援を考えていました。しかし、ロシアがウクライナへの援助を約束することで、ヤヌコビッチ政権は急な政策転換をし、ロシアへの援助を求めることになりました。


 


この急な政策転換に対し、歴史的にもロシアとの関係が常に敏感である世論の反発を招きました。そして、国内でキエフを中心に大規模なデモが起きます。


 


ヤヌコビッチ政権へ欧米諸国が反発し、国内で起こるデモの抑圧をロシア側が支援するなどして諸外国の干渉もあり対立が世界的に悪化しました。


 


デモ後に新しく発足したウクライナ新政権と東部のドネツクなどに存在する新露派政権との対立が続き現在に至ります。


 




5.まとめ



以上のように歴史的に常々ロシアからの独立は重要なテーマではあったものの、資源面などではロシアがいないと成り立たない密接な関係がある、それがウクライナ国内を常に複雑にさせているのかもしれません。


皆さんも、基礎知識として両国の歴史を見てみてはいかがでしょうか。

2014年11月28日

written

by tabisapo


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