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2016月9月4日更新

福祉国家のイメージだけれど……スウェーデンの治安事情まとめ

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今度北欧に周遊旅行に行くのですが、私たちのイメージよりも治安が悪いと聞き、不安になっています。
スウェーデンの治安事情について教えてください。(大学2年生・女性)

Ib Aarmo




北欧と言えば海賊・・・バイキングの生まれた地ではありますが、現在はそんなに危ないイメージはないかもしれませんね。


むしろ福祉国家の「優しい国」と思われるかもしれませんが、油断は禁物!観光客を狙う犯罪者はどこの国にもいるものです。


スウェーデンの「危険度」はどのくらい?


どんな事に気をつければいい?


スウェーデンの治安について、見て行きましょう。




日本と比べると…



eGuide Travel




2013年にイギリスのエコノミスト紙が各国の「世界平和度数」というものに順位を付けて発表したのですが、それによると1位がアイスランド、2位がデンマークと北欧が上位を占めています。


日本は6位、スウェーデンは10位となっており日本より下位ではありますが「危険地帯とされ、渡航は勧めない」とされるイラクやシリア、アフガニスタンが160~163位となると「やっぱり北欧は安全なんだな」と思われるかもしれません。


しかし現在スウェーデンでの犯罪数は増加しており、2013年には約140万件の犯罪が認知されていて、犯罪発生率は日本の約13倍と言われています。


犯罪の過半数は、窃盗などの「金目当て」のものですが、近年の傾向として「暴力犯罪」も増加して来ているとの事です。


他国同様、観光客が狙われ易いのはスウェーデンでも同じです。


特に日本人は「PCなどの高価な電子機器や多額の現金を持ち歩いている」と思われており、他国の観光客に比べて狙われる率が高いという報告があります。


日本に来る外国人がまずビックリするのは、混雑した電車内で熟睡してしまうような日本人の「無防備さ」。


安全に見えるスウェーデンでも、いくら親切にされても貴重品は身体から離さないように。


多少「疑って悪いな」と思うくらいで丁度いい、と考えて行動してください。




実際の被害は?



paulieuk




海外旅行をされた方ならおわかりかもしれませんが、「日本では大丈夫だったのに」と言う事で簡単に犯罪に巻き込まれてしまうものです。


「日本では普通にやっている」事で、次のような被害にあってしまった人々の話を聞いてみましょう。




置き引き


スウェーデンの名物料理「スモーガスボード」は自分で料理を取りに行くビュッフェ形式の食事。


つい席にバッグを置いたまま料理を取りに行ってしまい、戻ったらバッグが無くなっていた。




日本では当たり前の「荷物を置いて席取り」は絶対にしないでください。


「盗んでくれ」と言っているようなものです。


荷物を足元に置いて電話をしたり、人と話したりしている時も狙われています。


荷物、特に貴重品は絶対に身体から離さないようにしてください。


駅、空港、列車内など人の多い所はよけいに気をつけましょう。




スリ


近付いて来た人に「服が汚れていますよ」と教えてもらい、親切と思って服の汚れを取っている間に荷物もその人もいなくなっていた。




わざとぶつかって持っている食べ物を服に押し付けて汚し「謝るふり」、後ろからケチャップやマヨネーズなどを背中にかけて「親切に教えてあげるふり」をしてその間に貴重品を抜き取る犯罪が増えています。


服の汚れが本当だったとしても、荷物から目を離してはいけません。




強盗


宿泊先のホテルのドアをノックされ、開けた途端に顔面を殴られて、倒れている隙に部屋の中に入られ貴重品、現金を持って行かれた。




旅行会社指定の有名ホテルだからと油断しないように!


ホテルには外からいくらでも入り込めます。


約束のない訪問には応じない、部屋に入る時は人が一緒にいないか確認する、同じエレベーターに乗って来た人が部屋に入るまでは廊下で待つなど、自分の泊まっている部屋を知られないようにしてください。




警官のフリ


警官と名乗る人間に「チェックをしたいので身元確認出来るものを出せ。財布に麻薬などを隠していないか?」などと言われ、財布を見せると調べるふりをしてそのまま持ち逃げされてしまった。




いきなり歩いているだけの旅行者を捕まえて、路上で「財布を見せろ」と言う警官はいません。


「調べたいので貴重品を出せ」と言われたら疑ってください。


警官の格好をしている犯罪者もいますので、こちらから「調べるなら警察に行きましょう」と毅然とした態度で応じましょう。


ガイドさんがいるなら助けを求めるのも良いですね。




これらはほんの一例です。


やたらと話しかけて来る人や、親切そうにして来る人がいたら残念ながら疑ってかかった方が良さそうです。


話している間に仲間が荷物を持って行ってしまう、という事も多くあります。


貴重品はしっかりと持ってバッグの口にいつも手をかけておく、ズボンの後ろポケットなど抜き取られやすい所に財布などを入れない、大金をまとめて持たずに分けていろいろな所に入れておくなど、気をつけ「過ぎる」事はありませんので心がけてください。





犯罪多発地帯はどこ?対策は?



Daniel Sjöström




人がいない所も怖いですが、観光客が狙われるのは特に人の多い所です。


スウェーデンにある日本大使館にも、被害にあった人がたくさん駆け込んでいます。


次のような場所で多数の被害が確認されていますので、気をつけましょう。




●空港、ストックホルム中央駅や地下鉄の駅内、列車、フェリーの中など交通機関の中


●ガムラ・スタンなどの旧市街


●博物館、美術館など観光客が集まる場所


●ホテルの中(ロビーは特に)、レストラン、デパート内


●人のいない所で後を付けられているように感じたら、時々振り返るなどして「気付かれた」と相手に思わせましょう。遠回りをしても、そのまま警察に向かうなり助けを求められる所に行ってください。


●タクシーはホテルやレストランに呼んでもらいましょう。正式なタクシーはナンバープレートが黄色で屋根に会社のマークがあります。営業許可を得ていない「白タク」や「流し」に乗って高額料金を請求されたり、暴力事件に巻き込まれたりするケースも多く報告されています。


●スウェーデンの警察・消防・救急車の番号は「112」です。念のために覚えて行きましょう。






行くのが怖くなってしまった、と言う方もいるかもしれませんが、注意をするに越した事はありません。


ビクビクし過ぎて観光が楽しめない、と言うのも困りますからまずは「貴重品をしっかり持っている」事から始めましょう。


どんな時も肌身離さず、が習慣になれば自然と楽しむ余裕も出て来ます。


スウェーデンで良い思い出を作って帰って来るためにも、「自分で気をつける」事を心がけましょうね。

2016年9月4日

written

by tabisapo


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