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2015月1月7日更新

ヨーロッパ絵画の宝庫。ミュンヘンの美術館アルテ・ピナコテークのガイド アルテ・ピナコテーク

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アルテ・ピナコテークとは



アルテ・ピナコテーク(Alte Pinakothek、旧絵画館)はドイツ・バイエルン州 ミュンヘンにある国立美術館。世界でも最古の部類に属する公共美術館です。


もとはバイエルン王家ヴィッテルスバッハ家の収蔵品を市民を対象に展示する目的で作られました。以後、バイエルン王国のドイツ帝国への編入を経て国有化され、現在にいたっています。


ピナコテーク」という単語はギリシア語に由来していて、絵画の収蔵所」という意味を持っています。


 



アルテ・ピナコテークの起源と変遷



 


12世紀からバイエルンを統治してきたヴィッテルスバッハ家の美術コレクションの形成は、16世紀前半にまで さかのぼります。1527年~1528年頃、当時のバイエルン大公ヴィルヘルム4世は、アルトドルファーらの著名な画家にミュンヘンのレジデンツ(王宮)のために歴史画の制作を注文しました。この時制作されたアルトドルファーの『アレクサンドロス大王の戦い』はアルテ・ピナコテークの代表的収蔵品の1つとなっています。


以後、歴代の君主の収集を加え、ヴィッテルスバッハ家のコレクションはヨーロッパでも有数のものとなりました。


19世紀に至り、ルートヴィヒ1世(在位1825年-1848年)は、イタリア絵画などの優品を数多く入手してコレクションの幅を広げ、これらを収蔵展示する新たな建物の設置を計画しました。彼は建築家レオ・フォン・クレンツェ(1784-1864)に設計を命じ、1826年に起工、1836年に絵画館が開館しました。


館名に「アルテ」(「古」)と付すのはノイエ・ピナコテーク(新絵画館)の開館後。建物は第二次大戦で被害を受けたが、戦後に復興し、1957年に再開しました。



Alte Pinakothek


 


 



コレクション



15世紀から16世紀にかけての、ドイツ絵画の高まりを存分に見せてくれます。ドイツの絵画においては、ホルバイン、グリューネヴァルト、デューラー、クラーナハなどの代表作品が。特にデューラーの作品は名作揃いで、その厳格な観察とテクニックには感嘆してしまうほど。


さらに歩を進めると、フランドルの巨匠ルーベンスの、夫人裸体像の輝きに目を奪われることでしょう。


その他 収集品は、オランダはじめ、イタリア、フランス、スペインへと近隣諸国のコレクションに続きます。


以下は、各コレクションにおける代表作品。



 



ドイツの絵画 



シュテファン・ロッホナー『キリスト降誕』、アルブレヒト・デューラー『自画像』『4人の使徒』、アルブレヒト・アルトドルファー『アレクサンドロス大王の戦い』、ルーカス・クラナッハ『キリスト哀悼』、ハンス・ホルバイン『聖セバスティアヌスの祭壇画』、マティアス・グリューネヴァルト 『聖エラスムスと聖マウリティウスの出会い』、ハンス・フォン・アーヘン『真実の勝利』、ヨハン・リス(英語版)『クレオパトラの死』 他



初期ネーデルランド及びオランダの絵画 



ロヒール・ファン・デル・ウェイデン『東方三博士の礼拝』、ディルク・ボウツ『見よ、神の子羊』, ルーカス・ファン・レイデン(英語版)『聖母子とマリア・マグダレネと寄進者』、ヒエロニムス・ボス『最後の審判』、レンブラント・ファン・レイン『十字架降下』『イサクの犠牲』他 



フランドルの絵画 



ヤン・ホッサールト『ダナエ』、 ピーテル・ブリューゲル (父)『怠け者の天国』、ハンス・メムリンク『聖母の7つの喜び』、ヤン・ブリューゲル (父)『キリストの説教のある港の風景』、ピーテル・パウル・ルーベンス『アマゾンの戦い』『最後の審判』その他多数



イタリアの絵画 



ジョット・ディ・ボンドーネ『最後の晩餐』、フラ・アンジェリコ『キリストの埋葬』、ドメニコ・ギルランダイオ『聖母子と聖ドミニク、聖ミカエル、洗礼者聖ヨハネ』、サンドロ・ボッティチェッリ『キリスト哀悼』、フィリッポ・リッピ『受胎告知』、ロレンツォ・ロット『聖カタリナの神秘の結婚』、ラファエロ・サンティ『カニジャーニの聖家族』、レオナルド・ダ・ヴィンチ『カーネーションを持つ聖母』、アントネロ・ダ・メッシーナ『受胎告知』、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ『ヴァニティ』『カール5世』、ティントレット『マリアとマルタの家のキリスト』、ジョヴァンニ・バッティスタ・ティエポロ『東方三博士の礼拝』他



フランスの絵画 



クロード・ロラン『ハガルの追放』、ニコラ・プッサン『ミダスとバッカス』、フランソワ・ブーシェ『ポンパドゥール夫人の肖像画』『横たわる少女(マリー=ルイーズ・オミュルフィ)』、ニコラ・ランクレ(英語版)『鳥かご』、クロード・ジョセフ・ヴェルネ(英語版)『東方の港の夜明け』、ジャン・オノレ・フラゴナール『少女と犬』他


 




スペインの絵画 



エル・グレコ『衣をはぎ取られるキリスト』、フアン・パントーハ・デ・ラ・クルス(英語版)『イサベル・クララ・エウヘニア』、ディエゴ・ベラスケス『若いスペインの紳士』 他



Rob124


 


ヨーロッパの巨匠の名作がズラリと揃う アルテ・ピナコテーク。ミュンヘンに来たら、ぜひ時間をゆっくりかけて鑑賞したい所です。


 


 

2015年1月7日

written

by tabisapo


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