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2015月1月20日更新

心が洗われるラオスの世界遺産「ルアン・パバン」

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  ルアン・パバンはラオスの首都ビエンチャンの北にある古都です。ランサン王国(1353-1975)の首都で、その美しい街並みと歴史的、文化的遺跡保護の観点から、1995年ユネスコによって世界遺産に指定されました。熱帯の森の中に息づく仏教古都、ルアン・パバンの魅力に迫ります。


 


Hanoi Mark



昔ながらの仏教風習、托鉢の街



 早朝、お寺の鐘が街に響き渡る中、眠い目をこすりながら外へ出ると、街の人たちが道路の脇に敷物を敷いてちょこんと座っています。傍らにはかごや甕のような入れ物があります。しばらくすると、静まりかえった朝もやの中、ひたひたと砂を踏む足音が聞こえてきます。


 


  向こうの通りから、オレンジ色の袈裟を着た僧侶たちが、丸い壺を手に一列になってやって来るのです。僧は街の人たちの前に来ると壺を差し出します。街の人たちは差し出されたその壺に米やパンなどを少しずつ入れていきます。


 


 これは仏教古都、ルアン・パバンで毎朝くり返される日常風景です。ラオスの至る街では、托鉢の風習が残っていて、人々は食べ物を寄付することが功徳になると信じています。ラオスでは上座部仏教(小乗仏教)が信仰されています。その信仰は人々の生活と切り離せないものです。ルアン・パバンの人々のやさしさやおおらかさは、その信仰に原点があるのかもしれません。


 


David McKelvey



熱帯の深い緑に点在するお寺



 ルアン・パバンはメコン川とカーン川に挟まれた半島にあります。美しい熱帯の緑に囲まれるように60以上の寺院が建っています。その光景はプーシーの丘から一望することができます。プーシーの丘はルアン・パバンの中心に位置する150mほどの高さの丘です。頂上にはアヌルット王によって建立された仏塔があり、特に夕暮れの景色は絶景です。


 


William



古都散策



 ルアン・パバンは小さい街ですので、歩いて観光できます。ルアン・パバンを散歩していると本当に寺院が多いことに気づきます。その建築様式は時代や場所によって異なります。ルアン・パバン様式とよばれる寺院は、赤い屋根が何枚も重なり、それが天に向かってカーブしているのが特長です。


 


  それとは別に、白い壁に黒っぽいシンプルな屋根の比較的素朴な寺院もあります。それぞれ仏教建築の違いを楽しみながら寺院散策もおもしろいのではないでしょうか。


 


Luke Price




アジアの生命の源、メコン川



 東南アジアの人々はメコン川の恩恵を受けて生活しています。悠々と流れるメコンを眺めているとその神秘と歴史、生命力を感じます。メコンは夜明けから夕暮れまで、見ていて飽きません。


 


  夜明け前から漁に漕ぎ出す猟師たちや、夜明けとともに水浴びをする人々の姿を、昇ってきた朝日が照らす様子はとても幻想的です。都会の、便利で忙しい生活とは180度異なる世界がそこに存在しているのです。


 


 


ラオス世界遺産の街、ルアン・パバンはいつもやさしく旅人を迎えてくれます。そこには美しい緑と寺院と人々の信仰心があります。同じアジア人として、人の良さそうな彼らの笑顔は、懐かしささえ感じさせてくれます。一度、その癒しの街を訪れれば、また何度でも行きたくなる、そんな街です。


 

2015年1月20日

written

by tabisapo


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