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2015月10月7日更新

150年前の夢を実現したボスボラス海峡をつなぐトルコの地下トンネルがすごい件

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トルコ・イスタンブールのボスポラス海峡の海底鉄道トンネルが2013年に開通しました。




このトンネルは、マルマライ・プロジェクトと呼ばれる事業の中核をなすもので、イスタンブールのスィルケジ駅から西側に延びるTCDDトルコ国鉄のカズルチェシュメ駅から分岐し、ソユトリチェシュメ駅に至る全長13.5kmの路線です。




このマルマライ事業と、地下トンネルについて見て行きましょう。






マルマライとは


ボスポラス海峡を横断する海底鉄道トンネルにより、イスタンブールのヨーロッパ側とアジア側を接続する事業の名称をマルマライと呼びます。




この事業の範囲の南にある『マルマラ海』と、トルコ語で鉄道を意味する『ライ』を合わせた言葉が、このマルマライです。




イスタンブールは、人口1300万人を越える大きな都市で、アジアとヨーロッパ結ぶという地理的な要因によって交通の要所そして文化の交流地点として、歴史的な役割を多くになってきた町でもあります。




このイスタンブールは、全長約30kmのボスポラス海峡でヨーロッパ側とアジア側に分かれていました。




この海峡には日本の大きな橋を使って車両や、フェリーなどで行き来が盛んに行われていますが、ヒトやモノの輸送手段はこれで充分ではなく、鉄道の必要性が早くから訴えられていました。




海峡によって実質二分された街を、鉄道で結ぶことでより大きな都市として、イスタンブールが発展していくことが望まれています。




この計画自体はオスマン帝国時代の1860年に、実際に設計図として描かれていました。


そして、何度も計画が立ち上がたものの、政治的理由や技術的理由により何度も頓挫してきました。トルコでは、トルコ150年の夢として国民が認識してまた強い関心を示してきたプロジェクトでもあります。



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地下トンネルの概要


マルマライ事業の区間はボスポラス海峡下をボスポラス海峡横断トンネルによって横断する13.6 kmの区間と、既にある区間の改良による63 kmの郊外区間に分けられています。




実際の工事は、日本の大成建設と現地トルコのガマ重工業、ヌロール社の3社により、合同で進められました。


ボスポラス海峡横断トンネル部分を主に大成建設が、近隣対策が必要な郊外部分を主にガマ重工業とヌロール社が施工しました。





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地下鉄駅


地下駅としてユスキュダル駅とシルケジ駅、イェニカプ駅が建設され、既存区間の37駅は改築して利用されます。


これにより、一時間当たり7万5000人の輸送が可能になり、ゲブゼ‐ハルカル間を104分で結ぶことも可能になりました。




この東西の技術の結晶とも言えるボスポラス海峡横断トンネルは、予定より2年以上遅れて完成しました。




遅延の理由は、ビザンティン帝国時代の遺跡が発掘されたことによります。


このような分化の中心地を掘り進めて行くことには、充分な時間が必要になることが分かります。


完成した時、東西の高さの誤差とトンネルの横幅の誤差が数cmであったことも、わが国が誇る高い技術力の証拠と言えることができます。

2015年10月7日

written

by tabisapo


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