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2015月1月30日更新

「風の谷のナウシカ」のモデル、世界最後の桃源郷「フンザ」

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はじめに



世界には「桃源郷」と呼ばれている場所が何ヶ所かあります。桃源郷とは、“桃林に囲まれた平和で豊かな別天地”つまりは“俗界から離れた別世界”です。よく楽園ですとかユートピアと解釈されることが多いようですが、それとはまた少し異なっているようです。とにかくこの世のものとは思えない場所なんかを形容する時に使われることが多い言葉ということですね。


 


今回ご紹介したい桃源郷は、なんとあの大人気アニメ映画の舞台のモデルになった場所ではないか?とも言われている場所です。そのアニメ映画とは、なんと宮崎駿氏作品の「風の谷のナウシカ」です。1984年に最初に公開されてから早30年以上経っていますが、いまだに高い支持を得、様々な世代に愛されている名作です。


 


そして、その舞台のモデルになったと言われている場所は、パキスタンのフンザという所にあります。世界最後の桃源郷とも言われており、とても美しい所です。題して『「風の谷のナウシカ」のモデル、世界最後の桃源郷「フンザ」』。それでは、どうぞ!



Shaun Metcalfe


 



桃源郷を求め、いざパキスタンへ



まずは世界最後の桃源郷とも呼ばれているフンザのある国、パキスタンの基本情報についてご紹介してまいりましょう。パキスタンは南アジアにある国で、インド、中国、アフガニスタン、イランと国境を接しています。国土の一部はインド洋に面しており、インダス文明の発祥の地としても有名なインダス川が国の中心部を流れています。


 


パキスタンと日本の間には直行便は就航していますが、便数が少ないため、第3国を経由して行くのが一般的な行き方となります。フライト時間は経由地によって大きく異なりますが、首都であるイスラマバードまではトータルで約12~18時間程のフライトとなります。いくつかの航空会社からイスラマバードまでは就航しておりますので、お値段や条件によって選ぶと良いでしょう。


 


気になるビザですが、パキスタンへ入国するにはどんな目的であれビザが必要となります。申請は割と簡単です。パスポート、写真、航空券(コピーでも可)の他に、ホテルの予約書もしくは友人の家に泊まる場合はその友人の誓約書とその友人のパスポートのコピーが必要となってきます。


 


ちなみに筆者は現地に友人が住んでいたので、フンザの他にそこにも滞在することになっていました。ですので友人の誓約書とパスポートのコピーが必要でしたが、やり取りに時間がかかりましたので、早めの準備をおススメします。


 


余談ですが、パキスタンの公用語は英語です。イギリス連邦の加盟国ですので、これは自然なことなのかもしれませんが、意外でした。だからと言って、全ての人に英語が通じるか?と言われると、答えはNOだと友人に言われました。


 


ただ、街中であれば通じることの方が多いかもしれないとのことでした。これは、公用語は英語ですが、国語はまた違った言語であり、しかも多民族国家故、話されている言語が多いという点に理由があるようです。



Shai Barzilay


 



桃源郷・フンザの絶景を楽しむ



フンザへは首都イスラマバードからバスか飛行機で行くことになります。飛行機の場合は国内線に乗り換え、フンザの玄関口であるギルギットの空港までプロペラ機で約1時間程となっています。


 


ただ、プロペラ機ということもあり、フライトキャンセルになることも多いようです。この路線はどうやら有視界飛行らしく、どちらかの街で天気が悪ければ、飛行機は飛びません。そして、ギルギットからフンザまではバスで約3時間となります。


 


飛行機に乗らず、オールバスの場合は約20時間もの長旅となります。舗装路を走りますが、かなり揺れます。そして道路状況によっては足止めをくらうということも珍しくありませんので、覚悟しておきましょう。ちなみに筆者は帰りは飛行機に乗れたのですが、行きはバスでした。覚悟を決めて乗りましたが、さすがに長かったです。断続的に睡眠を取り、あとは近くの席に座った人とお喋りをして過ごしましたが、20時間は長い!しかもこれは予定通り走行できた場合であり、何かアクシデントがあれば、もっと時間はかかります。


 


そうこうして無事フンザに着くと…その美しい景色にしばし惚れ惚れとしてしまいました。実際に桃源郷を見たことはないのですが、さすが「桃源郷」と呼ばれるだけのことはある光景が広がっています。とても自然豊かな場所で、春には杏の花が咲き乱れ、渓谷が美しいピンク色で飾られます。ちょうど春に行けたため、このピンクの風景を見ることができたのですが、本当に美しかったです。桃の花ではなくて杏の花だけれど、似たような感じなんだと思います。


 


杏の花の匂いが一面に立ち込めて甘い空気が辺りを包み、その中でこのピンクの景色を見ていると、とっても幸せな気分になってきます。その杏の花の奥に雪の積もった山々が見え、その景色もまた美しくてうっとりとしてしまいます。座ってぼーっとするには持って来いの場所です。しばしその美しい景色に浸ったら、周辺を歩いて見ましょう。平和で美しい眺めはまさに桃源郷です。



bongo vongo


 




まとめ



絶景とは離れてしまうのですが、フンザの人々はとても穏やかで優しい人が多かったです。そういう人達が住んでいるからこんなに平和な空気が流れているのか、と思わず納得してしまいました。この人々の優しさもフンザの魅力の1つであると思います。フンザはパキスタンの中では長寿の郷ということで知られているようで、年齢は聞かなかったけれど、結構なお歳に見える人もしばしば見かけました。大人も子どもも皆穏やかな表情をしていたのが印象的でした。


 


また、景色と人々の優しさの他に、食事がおいしいことも魅力の1つと言って良いでしょう。乳製品を使った料理がおススメです。ただ、マトンは日本人には好き嫌いが分かれそうだと思いました。フンザでとれる小麦や杏、乳製品を使った料理が多く、どれも優しい味です。クレープが特に美味しかったです。杏などのドライフルーツも美味しく、お土産には持って来いでしょう。


 


パキスタンは結構危ない国だと思います。。フンザは日本人にも人気のスポットと言うことで、以前は日本人の観光客もよく見たと地元の人は言っていました。実は筆者も滞在中に1人出会いました。その人は周囲に猛反対されたけれど、押し切って来たと言っていました。幸運にもパキスタン滞在中に危険な目に遭ったことはなかったのですが、それでもピリピリとした雰囲気は十分伝わってきましたし、それ故にフンザの平和な雰囲気には余計に驚いたのです。


 


フンザ、そこは世界最後の桃源郷。アニメの世界に出てきそうな神秘的な世界観の広がった、とても平和で穏やかな場所です。いつまでもここが平和で穏やかであること、そして世界中がこうなることを願ってやみません。世界情勢の変化などから、安易に「行ってみて下さい!」と言える場所ではありませんが、機会があれば是非訪れて頂きたい場所の1つです。



Chaudhry Khawar

2015年1月30日

written

by tabisapo


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