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2014月6月15日更新

外資系就職には英語が絶対必要!は勘違い?

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 外資系の企業に就職したい!やっぱり英語力は必須なんでしょうか?

(大学三年生 男性)


 

コーヒーを片手に談笑する外国人男性と日本人女性

 

© taka - Fotolia.com

 

学生の間でも人気の高い外資系企業、そこに入るにはどんな準備なのでしょうか?

 実はそんなに英語力なんていらない!?



 

 

   楽天やユニクロといった日本のグローバル企業と同様に、外資系企業というと、社外との交渉はもちろん、社内においても外国人と英語ペラペラでコミュニケーションを取るというイメージが世間一般にあるかと思います。TOEICが何点必要とか、帰国子女が大半の企業もあったりとか、国内企業に比べると、語学に関する敷居が高く感じられるかもしれません。


少し前のデータですが、2008年3月におけるある調査会社のインターネット調査によると、対象者100人のうち49人が、採用された外資系企業の応募条件の中に、英語の語学力についての事項が含まれていなかったそうです。次に多かったのが、日常英会話(中学生程度)ができる程度が17人、英検2級程度が11人、TOEIC700点以上800点未満が6人、800点以上が8人という結果でした。


 この結果をみると、必ずしも外資系企業への就活に高い英語力が必要というわけではないようです。もちろん英語を使ってバリバリ仕事をしたいという方にとっては、資格等によって担保される英語力も重要となるかと思います。ただ、仮にTOEICなどの成績が良いからといって、実践で英語が使えない人も多いようです(一般にTOEICにはライティングやスピーキングは含まれない。アウトプット力を試すSWテストが別にある。英検準一級以上は一定のスピーキング力が認められる)。


     しかし、逆を言うと、英語ができる人は、TOEIC800点など簡単に取れる、とも言われています。完璧に英語力を計ることができるとはいえませんが、一定の英語力の保証として統一基準として採用している企業もあるようです。 外資系証券会社などの金融関連の企業では、業務遂行上730点はないと、難しいと判断されるようです。入社後に社員全員にTOEIC730点以上を課す場合もあります。マネージャー以上になると、内部報告が全て英語になるなど、外資系での出世を望む方にとっては、英語力も大変ウェイトが大きくなってきます。


    ただ、就職時においては、先程の統計だけでなく、現在のトレンドでも、それ程高度な英語力を課す企業ばかりではないようです。面接時に、英語で面接というケースが多いようで、その対策は必要と思われます。外資系に入社すれば当然英語に触れる機会も、邦人企業に比べれば多いと考えて、TOEIC600点程度は一般常識レベルとしてあれば十分といえそうです。




外資系で働くためにTOEICよりも大事なこと



     英語で話す練習を積んでいたとしても、根本的には、内容を理論的に構築して伝える能力がなければ、たとえ英語が話せても相手に伝わらないことも多いようです。


アメリカやヨーロッパなど海外の大学では、ライティング、特にレポートや論文の書き方について、指導の重点を置いているということもあり、卒業までに相当訓練を積ませます。日本のようになんとなくレポートをまとめているという学生は大変少ないのです。日本まで進出してくるような外資系企業は、入社時はもちろん、常に競争にさらされているエリートが就く職業ですから、高いライティングスキルというものを身につけていて当然なのです。そうした意味では、相手の文化的背景や、考え方のスタイルについても一定の理解が必要でしょう。


     英語力という能力が、業務に関する事柄について英語でコミュニケーションを取ることができると定義するのであれば、TOEICや英検だけではない、論理的な思考力、文章構成力という基礎能力を引き上げておく必要もあるでしょう(あくまでも英語で仕事がしたいという高い動機を持った方に限りますが)。




外資系だからといって英語力が一番重要ではない




    外資系といっても、部署によって、仕事に必要かどうかも分かれてくるので、とにかく外資系に勤めたいということであれば、必須スキルというふうに捉えなくて良さそうです。


    中には、社内文書の英語翻訳を外部に発注するケースやネットの翻訳サイトに頼る方も多いようです。


採用面接で外国人による英語面接まであっても、入社してみると大半が日本人であったというケースもあるくらいです。つまり、日本人にとって基本となる日本がきちんと正しく細やかに使えるということの方がまず大前提としての必須スキルであるといえるでしょう。


   特に日本人の学生にとって人気の証券アナリストなどは、長文レポートを課されるので、高度な日本語運用能力が求められます。


    英語力以前に、その職務を遂行できるだけの能力や、将来へのポテンシャル、人格などが評価されます。金融業界でも特に、学生に人気のM&Aアドバイザリーなどの業務を行う会社では、プロジェクトごとにチームで仕事をするという、チームワークをかなり求められる所もあります。入社した後で、実践で経験を積みながら、再度資格試験などその他英語運用力向上を図るという構想もありだということです。


参考:TOEICの獲得点数別の業務可能スキル


  TOEIC600点程度             簡単なメールや電話でのやり取り


    TOEIC700~750点程度     ビジネス上の交渉


TOEIC800点程度                      業務レポートの作成

2014年6月15日

written

by harumaki


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