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2014月9月13日更新

偏差値だけで選んじゃダメ?後悔しない大学選びのコツ4選

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妹が来年大学受験を控えています。大学選びに迷っているようなのですがどのようにしてアドバイスしてあげたらいいか分かりません。大学選びのコツを教えて下さい。(大学3年生・女性)


はじめに



9月に入り、部活に試験に学校の行事に、忙しい日々を過ごされていることと思います。
特に受験生は受験勉強が本格化してきますので、いろいろと迷う機会も増えるのでは?
そこで今回は、少しでも後悔しない大学選びのコツをいくつかお伝えします。

 

3人で並ぶ女子学生

 

1. お金



日本の大学の学費は世界的にも飛びぬけて高いことで有名です。
特に高額なのが私立大学で、文部科学省の「私立大学等の平成25年度入学者に係る学生納付金等調査結果について」によると、
私立大学の授業料は平均86万72円。これに施設設備費を加算すると、なんと大学にかかるお金だけで年間104万8135円!

中でも理系の学費が高く、特に医歯薬系には200万円を軽く超える大学も数多く存在します。

一方、国立大学は、文部科学省が毎年定める「標準額」からそれほどかけ離れない範囲で学費を決定するよう定められているため、学費は比較的安価です。
同省の「資料2 平成26年度概算要求主要事項」によると、平成25年度の学費の標準額は53万5800円。文系も理系も、私立のおよそ半額で通えるというメリットがあります。

ただし、注意したいのが生活費。

いくら学費が安くても、自宅から通う実家生と、自宅から離れる下宿生とでは生活費に大きな差が出ます。
筆者の年間の生活費は家賃抜きで70~80万円でしたが、遠征や付き合いの多いサークルに所属していたり、
遠距離恋愛をしていたりすると、生活費に軽く100万を費やす先輩もいました。

全国大学生活協同組合連合会の「第49回学生生活実態調査の概要報告」によると、平成25年度の実家生の月々の生活費の平均は5万8890円であるのに対し、
下宿生の家賃込での月々の生活費は11万7930円と、実家生のおよそ2倍。

また日本学生支援機構の「平成24年度学生生活調査について」によると、大学の学費と生活にかかる費用とを合わせた額は、
国立大学の実家生を1とすると、国立大学の下宿生と私立大学の実家生は約1.5倍、私立大学の下宿生は約2倍になっています。

具体的な額には個々人によってかなりのバラつきがありますし、各種統計も母集団がそれぞれ異なります。
平均値が必ずしもメジャーな数字とは限りませんが、安さだけを基準にするなら、自宅から近い国立大学に軍配が上がります。

しかし、中には防衛大学校や自治医大のように学費が無料の大学や、私立大学でも成績優秀者には学費を免除する大学もあります。
競争率は高くなりますが、目指してみるのもひとつの手です。

 

2. 就職



生々しい話ですが、就職活動では学歴に加えて学校歴、すなわちどこの大学の出身かが非常に重視されます。
もちろん、学校歴をさほど重視しない職業もありますが、競争率の高い職業を目指すなら、まずブランド力のある大学が有利です。

また、学力に差がない地方と都市部の大学なら、都市部のほうがストレスフリーに就職活動に臨めます。
地方は地価や物価が安く、下宿したとしても都市部より生活費を抑えられるのがメリットですが、就職活動で都市部へ出る際、交通費と移動時間に大幅な差が生じます。
特に痛いのが移動時間で、交通費なら学年の低いうちからアルバイトなどで貯められますが、移動時間の節約には限度があります。
スケジュールの厳しい就職活動ではどうしても不利になるので、中には都市部にウィークリーマンションを借りて就職活動に臨む人も。

面白いアルバイトが多く、資格取得のためのスクールに通いやすいのも都市部の利点。
将来のことを考えるなら、偏差値を気にしつつ、なるべく都市部の大学へ行くのが良さそうです。
また、地元での就職を考えているのなら、地元国立大学を選ぶのもお勧め。
基本的にはその職場で優秀な働きをしている社会人の出身大学が有利になりますので、志望する業界に多くの人材を輩出している大学を選ぶと良いでしょう。

 

3. 学ぶ動機



高校までと違い、大学では自主的に学ぶ姿勢が重要です。
そもそも大学での勉強は、自分で研究したいテーマを決め、定められた方法で、
地道に少しずつそれを解き明かしていくスタイルですから、何よりも興味・関心、将来の目標といった学ぶ動機が必要です。
生活の自由度も高いので、動機が弱いと、知らず大学から足が遠のき、気づけば進級・卒業できない状態に、という先輩も実は結構います。

もちろん、大学に来ないで趣味の世界にのめり込んだ結果、その分野で大成したという人もたくさんいますが、
高額な学費や周囲の期待を考えると、卒業にはそれなりの価値があるはず。
自分なりに学ぶ意義があると感じる学問分野を扱っているか、その道の専門家や最先端の設備がそろっている大学かなど、学ぶ内容と環境を重視して大学を選ぶと良いでしょう。

注意したいのは、その道のパイオニアが必ずしも偏差値上位校にいるのではないということ。
中には偏差値的には敷居が低くても、その道の世界的権威が所属しているという大学もあるので、
研究を重視して大学に入るなら、興味のある分野の関連書籍を読んで、どういった先生がどこにいるのか確認すると良いでしょう。

また、大学の勉強は形式さえ整っていれば、学ぶ内容は基本的に自由。ナメクジや恋愛、アイドル、鉄道など、高校までだと学ぶ対象とはならなかった分野でも堂々と研究対象にできます。
高校までの常識を捨て、浮ついていてもオタク的でも、自分の好きな分野を学べる環境に行くと、モチベーション切れが防げます。

 

4. 課外活動



どうしても学びたい分野や将来の夢がないという人は、部活やサークル、アルバイトを基準にするのもひとつの手。
特に大学での課外活動は、その道のプロへの入り口になっている場合もあります。
憧れの人の出身大学や部活動の戦績、指導者の力量を調べておくと良いでしょう。

実際の部活やサークルの活動風景は、オープンキャンパスや、4~5月の新入生歓迎の時期に確認しやすくなっています。
特に4~5月には、どの団体も新入生獲得のために大学構内で積極的に情報提供しているはずなので、大学を訪れて雰囲気を掴むと良いでしょう。

アルバイトに関しても、近頃はインターネットを使えば、エリア別にどんな仕事があるのか簡単に調べることができます。
筆者は京都の大学に居ましたが、人力車や映画村でのアルバイトなど、一風変わったアルバイトが常に募集をかけています。
また都市部のアルバイトは花形の業種の募集も多く、憧れの業界に接触するチャンスがあります。

エリアごとにアルバイトはかなり異なっているので、事前に下調べしておくと良いでしょう。

 

おわりに



いかがでしたか?
お金のことや、将来のこと、家族の希望など、さまざまな要素に揺さぶられつつ、大学を選ぶのは大変ですよね。

しかし、それだけが人生のすべてではありません。
希望の大学に進んでも進めなくても、転籍や編入学など途中で進路変更して、少しずつ夢に近づいている先輩もたくさんいます。

今できる限りの最大限の努力と、今選びうる限りの最善の選択をすれば、完璧な選択ではなくても、少しずつ望む人生に近づいていくはず。
思い詰めすぎないで受験勉強に励んでくださいね。

2014年9月13日

written

by 常盤海潮


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