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2015月10月15日更新

*要画像入れ:【おすすめ本】大学生が長期休みに読みたい長編小説10選

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学生の貴重な長期休みの間に、ハマる超長編小説を紹介してください!(大学2年・女性)





長期休みにぴったりな、ドップリはまれる作品を集めました。







1.ソロモンの犬 道尾秀介




ソロモンの犬






画像出典:Amazon






まさに夏の大学生が主人公の、ちょっと笑えてちょっと悲しいミステリー。






主人公はある男子大学生・秋内静。この小説は秋内静が一軒の喫茶店に入るところから始まる。






喫茶店内の妙な雰囲気、謎めいたマスター。






そこに現れた秋内の同級生3人と話しながら、4人はとある事件に関する過去を振り返っていく――。






過去と現在が同時に進行し、過去が現在に追い付き、追い越したとき真実が明かされる。






いままで見ていたものが覆される真相の提示はトリハダもの。






秋内の童貞らしい片思いを描く文章も見事です。






そこまで話題になった作品ではないが、知る人ぞ知る名作です。







2.背の眼 道尾秀介




背の道






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真備庄介という霊能力研究者が霊現象の謎を解く傑作シリーズの第1作。






広告文句では「ホラー」となっているが実質はすばらしい「ミステリー」です。






作者と同名の主人公、ホラー作家で霊感のある道尾秀介はあるとき訪れたとある村で、霊の仕業と思われる現象を体験する。






怖くなった道尾は、東京で「霊現象探究所」を開いている大学時代の友人、真備庄介を訪ねる。






霊感はあるが冴えない道尾、霊感はないが過去を捨てられず霊能力に拘る真備、真備と幼い頃から親しい仲であり霊能者でもある北見凛の3人を囲む不思議な状況のなかに隠された真実、嘘。






それらが全て明かされたとき、悲しくも温かい結末が導かれる。






この作品の他、第2作の「骸の爪」、第3作の短編集「花と流れ星」もまたオススメできる傑作揃い。






ぜひ、お手に取ってみては。







3.カササギたちの四季 道尾秀介


カササギたちの四季 道尾秀介



画像出典:Amazon





リサイクルショップ・カササギの2人の従業員と、そこに入り浸る女子中学生が遭遇する4つの事件が解決されていく連作中編ミステリー。






カササギの従業員・華沙々木丈助(かささぎ・じょうすけ)は難解な事件に巻き込まれることが趣味。






そして彼を慕う中学生の南菜美(みなみ・なみ)を大事にしている主人公でカササギの従業員である日暮正生は、そんな菜美を心配している。






なぜなら華沙々木の推理は〇〇〇〇だから――。






菜美を失望させたくない日暮はある行動に出る。






ライトでコメディのようなタッチの文章なのでとても読みやすいが、章を追うごとに明らかになっていく3人の関係、その先の世界観はとても美しい。






エンタメとしても読みやすく、かつ深い余韻の残る作品です。







4.儚い羊たちの祝宴 米澤穂信


儚い羊たちの祝宴 米澤穂信






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夏の夜に背筋を凍らせたいあなたへ。






お化けはでないけれどとびきり怖いホラー連作短編小説です。






全ての短編に共通するのは「バベルの会」という、ある大学の名家が集まる読書サークル。






そこの会員である者たちを襲う5つのホラー。霊より怖いのは人間、それを痛感させられます。






この作品で作者がこだわっているのは、「最終行で明かされる真相」です。






謎に満ちてストーリーが進行し、最後の1行がすべてを明かします。そのトリハダ、戦慄がほしい人は是非。







5.333のテッペン 佐藤友哉




333のテッペン






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「333のテッペン」・「444のイッペン」・「555のコッペン」・「666のワッペン」という4つの連作中編からなる小説。






土江田という男が巻き込まれる事件と、そこに介入する探偵を名乗る少女・赤井を描く。






土江田はある理由から殺人という言葉に強い反応を示してしまい、自らを「異物」と認識している。






そんな土江田の過去が事件に巻き込まれるなかで徐々に明らかにされていき――。






見事な道具立てとステージの設定で過去に重いものを背負ってしまった男の心の変化を描いた傑作。






2人の微妙な距離の変化も、見事に描かれています。







6.有頂天家族 森見登美彦




有頂天家族
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主人公が狸という異色の小説。



大学生を描くことの多かった森見登美彦がその世界から離れて描いた、傑作の「毛玉」ファンタジー。





京都の地には古くから人間と、狸と、天狗が暮らしていた。



狸といってもその化けた姿は人間と変わらず、天狗といってもその姿もまた人間と変わらない。





しかし「知っている」人々はみなその存在を知っている。






そんな京都に暮らす、大狸を父に持つ狸の4兄弟、下鴨の矢一郎、矢二郎、矢三郎、矢四郎の4狸は、父・総一郎の才能を受け継ぎ損ねた子たちとして見くびられていた。






そして主人公矢三郎が出入りする「赤玉先生」と呼ばれる大天狗・如意ヶ嶽薬師坊もまたある事故をきっかけに腰を痛め、天空を飛行する能力も天狗風を起こす能力も失っていた。






そんな一狸と一天狗は元人間現半天狗の「弁天」に翻弄されて――。






ハートフルでモフモフな、心温まるファンタジーです。







7.キケン 有川浩




キケン 有川浩



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有川浩 成南電気工科大学の機械制御研究部、略してキケン(機研)の黄金期を描いた長編小説。






主人公・元山高彦とその同期たちが入部したキケンは、上野と大神という2人の先輩のもと、様々な無茶に付き合わされていく。






手製爆弾、新入生勧誘行事、文化祭での本格ラーメン、格闘ロボット…。






そうした生活で輝く彼らの青春を見事に(ばからしく?)描く。






大学生にまさにぴったりの一冊です。







8.僕の小規模な自殺 入間人間


僕の小規模な自殺 入間人間



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作家名は「いるま にんげん」ではなく「いるま ひとま」です。






作品のジャンルとしては、「ジャンル」というくくり方がバカバカしくなる、というジャンルの作品でしょうか。






恋愛のようで、青春のようで、SFのようで、ミステリーのようでもある。






「どんな本?」と聞かれたら、「いいから読め!」と答えたくなるような、そんな本です。






主人公はごく普通の大学生・岬士郎。彼は大学の同級生である熊谷藍という女の子に片思いをしている。






そんな彼の目の前にある日突然、自分は未来人だと日本語で主張するニワトリが現れる。






そしてそのニワトリは熊谷藍の運命を告げる。






それを聞いた士郎は未来人の作り出した状況に次第に巻き込まれていき、ついに決断を迫られる。






すなわち、彼女の救命か、人類の存続か。 あらすじが突飛すぎて、なにこれ?とか、なんだかつまらなさそう。






などと思わないでください。



本当に面白いから。






9.僕の小規模な奇跡 入間人間


僕の小規模な奇跡 入間人間
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同じく入間人間の作品で、「僕の小規模な自殺」と似たタイトルですが、続編やスピンオフではありません。






これまたジャンルに分けることが難しいというか無意味な1冊です。






恋愛青春ミステリーというと、この作品の本質を捕えていないと思うのです。






物語は20年前の「僕」の話から始まる。






「僕」は不治の病を患って短い余命を宣告され、その人生最後に片思いの相手に告白をしようとする。






しかしその相手の女性の家に向かう途中、ある事件に巻き込まれ腕をナイフで刺されてしまう。






そこからその女性を訪ねた「僕」だが、そこにさらなる不運が重なる。






しかし絶望の淵で彼が捨てたナイフは、20年後、主人公の「俺」に拾われていた。






「俺」は大学の同級生の「彼女」に一目ぼれしていて――。






「俺」に「僕」から継がれたモノは、ナイフの形をした「好きな女への○○○(ネタバレ)」だった。






斜め上を走る「俺」とかわいすぎる「彼女」の関係を追ううちに、本編に仕掛けられた「謎」にドップリハマることでしょう。








10.レッド・オクトーバーを追え トム・クランシー




レッドオクトーバー



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アクションが好きな人、謀略モノや軍事サスペンスが好きな人、ハリウッドの映画のような大スケールの世界につかりたい人へ。






「レッド・オクトーバーを追え」から始まるジャック・ライアンシリーズは日本での知名度こそ低いですが世界的には一目置かれている軍事サスペンス・謀略アクション小説のシリーズです。






「レッド・オクトーバーを追え」は、冷戦時代を背景にした作品。






CIAの分析官である主人公ジャック・ライアンのもとにある日、上司からソ連の新型潜水艦についての分析を求められる。






ジャックがその持ち前の観察眼と分析力で調べたところ、そのソヴィエト潜水艦「レッド・オクトーバー」は西側諸国の対潜水艦ソナーをすり抜ける能力を持っていることが判明した。






西側が警戒を強める中、レッド・オクトーバーの艦長マルコ・ラミウスが突然、命令書に背いた行動を取る。






なんと彼は、新型潜水艦を持ってアメリカに亡命しようとしているのだった。






しかしそのことをアメリカ軍に伝える手段はラミウス艦長にはない。






誰も見つけることのできない潜水艦が、世界を滅ぼせるだけの核ミサイルを積んで行方をくらませた。






ライアンはこの状況を収束できるのか。






シリーズものなので、長く楽しめること請け合いです。







すこしでも気になる作品があれば、ぜひチェックしてみてください。

2015年10月15日

written

by nmaru


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