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2014月8月21日更新

学芸員とは?博物館での仕事や資格取得方法について

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学芸員になりたいです。学芸員の詳しい仕事の内容や資格について教えてください。(大学2年生。男性)






博物館© JackF - Fotolia.com


学芸員は、美術館や博物館で勤務し、展示品の世話をする仕事です。美術的、歴史的価値のある品物の魅力を、美術館や博物館といった場所で、たくさんの人々に伝えていくことが使命です。主な仕事としては、企画・研究・収集保存・執筆があります。




企画



美術館・博物館での展覧会の企画・展示は、学芸員の重要な仕事の一つです。

展覧会は一般の人々が美術や歴史と直接触れ合う大事なイベントなので、それを企画・実行するのは学芸員の仕事の中でも、もっともやりがいがあるものになるでしょう。

 

展覧会は「企画展」と「常設展」二種類に分けられます。

「企画展」は特別な展示室で開催され、「常設展」よりも規模が大きいことがほとんどです。「企画展」で使う展示物は、主催者の所蔵する品物ではなく、あるテーマに沿って、他の施設や所蔵家などから借りて来ることが多いです。そのため観覧料も特別に設定されます

企画展はさらに、二つに分けることができます。一つは、主催者自身が企画を立案する自主企画展、もう一つは他の施設で実施されている展覧会を借りる巡回展です。

自主企画では、企画立案・調査・準備から展示までを全て自分たちで行うので、仕事の量が増える一方、やりがいや達成感などもとても
大きいです。

巡回展の場合も違った大変さがあります。自分の館に合わせて展示をアレンジするので、開催館同士の綿密な意志調整が必要です。

 

一方、常設展では主催者が所蔵する作品・資料が展示されます。

どちらの場合も、学芸員の力量が試される仕事です。どのようなテーマにするかは、学芸員の興味、関心にゆだねられます。責任も重大で大変ですが、学芸員にとっては自分がやりたいと思う企画を実現できる場なので、とてもやりがいが有ります。

 

研究



研究・調査活動も学芸員の基本的な仕事です。

大学や専門機関の研究者と違い、実際の生の作品や資料と向き合いながら研究を進めて行きます。その研究が、企画展示という形で発表されます。

学芸員の場合、企画・展示と並行して研究・調査活動を行うので、かなり多忙だといえるでしょう。時間配分が偏り、研究が足らないまま、展示が行われてしまわない様、バランス感覚と頭の切り替えが必要になります。

 

収集保存



展示などで使う作品や資料の収集・保存も大切な業務です。

収集する目的をあらかじめ計画し、その美術館の個性に合わせて作品や資料を集める必要があります。

学芸員は自分が働く施設の収集目的をよく理解し、常にアンテナを張っています。目的に合う美術品や資料が出てきた場合には、実際に確認し、収集委員会という機関にに相談し収集するか決めていきます。

具体的な流れは、業者からの情報収集→実物の確認→収集するか判断→収集委員会へ相談→決定となります。

英語では学芸員を『キューレター』と呼びます。語源は『ケア(世話・配慮)』からきています。これで表されるように、所蔵品を愛し、心を込めて大切に扱うことが必要です。

 

執筆



学芸員はあらゆる場面で文章を書く仕事をしています。研究内容を発表する論文、展覧会を周知するパンフレットなどの文面、展示する作品の解説などを分かりやすい言葉で編み出していきます。また図録の制作も重要な作業です。

執筆活動も他の作業と並行して行います。締め切りも有るので、出来上がった時には朝方になっていた、ということ良くあるようです。日々作品に関心を持ち地道な研究を行い、それを表現するという粘り強さが必要です。

 

求められる資質



学芸員を目指す人は、まず何かに強い興味を持つ姿勢が求められます。絵画や彫刻などの美術品、古文書や土器、民俗資料などの歴史的資料、さらに写真・映像・マンガ・陶芸・音楽・動物や魚・植物なども 含まれるでしょう。

また、すでにある「もの」に対して新しい見識を見出し、他の人にも共有できるように伝達するという意味での独創性が求められます。

 

学芸員になるには



国家資格の学芸員資格を取得し、各施設の採用試験を経て勤務します。多くの人が大学で学芸員用の講座を履修することで、学芸員資格を取得します。博物館学や考古学など、必要な講座を用意している4年制大学で履修し、卒業と同時に資格を取得します。

同じ大学内でも所属する学科や専攻によっては、制限がかかり履修できない場合があるため注意が必要です。

大学在学時に学芸員資格を取得しなかった人は、大学の通信教育で単位を取る人もいます。

2014年8月21日

written

by スタートラ�%8


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