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2016月9月6日更新

就活生は要チェック!「日本的経営」のメリットデメリットまとめ

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日本的な経営はデメリットの方が目立つ気がします。

実際のところ、どうなのでしょう?(大学3年生・男性)




経営


「日本的経営」


難しそうな言葉ですが、一度は聞いたことがありますよね?

聞いたことはあるけどよく知らないという方はぜひこれを機に考えてみてください。


あまり時事問題として出題されるということはありませんが、きっと大事な会社選びの視点のひとつとなってくれることでしょう。



就活を控えている人もこれから社会人になるという方も、もう一度そのメリットとデメリットをおさらいしておきましょう。







日本的経営ってなに?



日本的経営とは、日本の伝統的な経営慣行を指して使われ、
主に高度経済成長期からバブル期にかけて主流でした。


まずその特徴として、「三種の神器」と呼ばれる終身雇用制、年功序列制、企業別組合が挙げられます。
ジェイムズ・アベグレン『日本の経営』(1958年


これらについてひとつずつ説明を加えていきます。







終身雇用



同一企業で定年まで雇用され続けるという、日本正社員雇用においての慣行のことです。
日本企業で働く多くの社員たちはこの人事制度の中で働き、誰もが課長、部長と昇進し、
就職から定年退職までひとつの会社働き続けます。







年功序列型賃金






官公庁、企業などにおいて勤続年数、年齢などに応じて役職や賃金を上昇させる人事制度・慣習のことです。
また、個人の能力、実績に関わらず年数のみで評価する仕組み一般を年功序列と言うこともあります。
この制度は、加齢とともに労働者の技術や能力が蓄積され、最終的には企業の成績に反映されるとする考え方です。




企業別組合



企業ごとに常勤の従業員だけを組合員として組織する労働組合があり、
横断的な組合である職業別組合が多い諸外国と大きく違います。
組織運営の独立性が強いのが特徴であり、当該企業の実態にあった労使交渉が行うことができます。


これらの三種の神器が基盤となった日本的雇用が定着していくことにより、
日本企業の成長、つまり日本経済の発展・高度成長を支えてきたと考えられています。


ここからはそのメリットとデメリットをご紹介します。







日本的経営のメリット





雇用の安定



終身雇用が前提なため安定した企業であれば40年は食べる物に困りません。
人生設計もしやすくなり、ライフワークバランスの充実を図ることができます。







長期的人材育成が可能



終身雇用、年功序列型賃金のシステムの下では、一貫した社員の教育を行うことができ、
会社としての理念やビジョンを共有しやすいということが言えるでしょう。







日本人の国民性とマッチしている



日本的経営は組織への和や忠誠心を保ちやすいと言えます。
集団で力を発揮することが得意な日本人の特質とマッチしたため、
大きな成果をあげることができたと言われています。







一体感を感じやすい



どんなに優秀でも一気に評価が上がらないのが日本的経営の特徴でもあります。
優れた実績を挙げても10年前に入社した先輩に待遇の面では到底及びません。


特別報酬が少ないのは、スター級社員には、残念なことかもしれませんが、
会社側や他の従業員からすれば、その方が「一体感」を感じやすいものです。


このように成果報酬色を薄め、待遇に大差がない状況が、
組織全体の「安心感」や「一体感」につながっていると言えます。








日本的経営のデメリット


スピード感に欠ける



バブル経済以降、経済のグローバル化、情報化社会により、世界中の企業が競合相手となりました。


よりスピーディーな成果や経営判断が求められます。日本的経営では終身雇用を基本としているため、
人材が流動的ではありません。その点対応が遅れてしまうということが起きてしまいます。







転職者・若年層には不利な側面がある



同一企業への勤続年数が重視されるため、たとえスキルをもっていたとしても、
出世や増給にはつながりません。また若年層も成果に見合う報酬をうけとることができないことがあります。


このためにより評価される場を求めて転職してしまい、有能な人材が離社してしまう懸念があります。




いかがでしたか。以上が日本的経営のメリットとデメリットになります。


かつて高度経済成長を支えたこの制度は現在において有効なのでしょうか。
現在では年功序列ではなく、能力主義を採用する会社も多く存在します。
どちらも一長一短あり、どちらが一概にいいとは言えません。



最近ではベンチャー企業の目覚ましい活躍も目にすることが多く、おうした氣質とあなたの性質とは合っていたのに


所謂「安定」に流されてしまった…となると、本来苦労しなくてもよかったところで将来苦労してしまう可能性も否めません。




企業の名前や規模だけでなく、どのような働き方を求められているのかも要チェックですね。

大事なのは自分はどのような体質の企業で働きたいかということです。
そのヒントとなれば幸いです。

2016年9月6日

written

by kou


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