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2014月10月11日更新

海外への旅に英語は必要?経験者が語る言語以外のコミュニケーション

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海外旅行をしたいのですが、英語に自信がありません。他の方はどうされているのでしょう?(大学1年生・女性)


大昔と違って、海外旅行は今や一般的ですね。年間1800万人を超える日本の人たちが、海外へ旅をしています。では、そのすべての人たちが英語を話せているのでしょうか?

もちろん、海外旅行で英語を話せると便利ですね。トラブルを回避できたり、現地の人との繋がりが出来たり…色々な利点があります。しかし、英語を話せなければ、現地の人と繋がることができないのでしょうか?

Banana hanging in asian market, closeup

© Mariusz Prusaczyk - Fotolia.com

コミュニケーションは二種類ある



英語はコミュニケーションツールです。しかし、言語だけではない非言語コミュニケーションというものがあります。心理学では、バーバルコミュニケーション(言語コミュニケーション)とノンバーバルコミュニケーション(非言語的コミュニケーション)という、2種類のコミュニケーションが存在するとされています。人は、この二つを使ってコミュニケーションしているそうです。

 

実は9割が非言語で印象付けている



心理学には※1メラビアンの法則というのがあります。その法則によると初対面の人を判断するのに、人の約70%が外見、20%強が声や話し方で、10%弱が内容で判断しているということです。この法則はアルバート・メラビアン博士が行った、話し手が聞き手に与えている印象が、どんな要素で形成されているのかという調査によるものです。その結果として、話し手の印象は言語意外の非言語的な要素によって90%以上印象づけられているというものでした。

 

 私のフィリピン珍道中。度胸だけでも旅できた?



実際どうでしょうか?私の旅のエピソードですが、初めての一人旅がフィリピンでした。これは半分取材旅行でしたが、英語が不慣れな自分は度胸だけが頼りでした。現地で迎えに来てくれるはずの先輩が仕事で来られなくなり、私はドキドキしながら入国をしました。空港では※2白タクに気をつけてと、何度も先輩から警告され、ガイドブックにも記されていました。

それにも拘らずマニラの空港で、不覚にも勝手に荷物をタクシーに載せられてしまいました。自分も乗らざる得ない事態になり緊張感極まり、相手が何を言っているのかさっぱり理解不能となってしまいました。自分たちが公的なエアポートタクシーだと言っているのだろうけれども、メーターもない上にタクシーとは思えない大きなワゴン車でした。

何しろフィリピンが初めてで一人旅、マラリア感染ばかりに気をとられていて、こんな事態は予測していなかった私です。泣くに泣けず、このドアを開けてドラマか映画のように飛び降りようか?などと、本気で考えていました。知らない国で土地勘もない、こんな街中で飛び降りてもどうやって目的地マカティまで行けばいいのかわかりません。車が到着するのを待つしかないのです。

 

英語が通じなくても度胸とボディランゲージで危機を乗り越える!?



漸く到着したら、500ペソ(当時1ペソ=約5円)を要求されました。私は幸い貧乏旅行で、うっかりスーツケースに現金を入れていたこともあって、手持ちも100ペソしかありませんでした。フィリピン語はまるでわからないし、英語は片言でしかない私は必死でお金がないことをアピールしました。心情としては「これが全財産で、これを失うと私は日本に帰れない!」というものでした。気がつくと身ぶり手ぶり、表情も切羽詰まっていたと思うのですが、兎にも角にも必死で伝えました。

漸く「いいよ、もういい」という雰囲気で、その持っていた100ペソをとられましたが、結果50ペソ戻ってきました。その時は、なかなかいい人たちじゃない…と思ったものです。その後先輩に、このことを話をしたら「運がよかったよね、50ペソは妥当な金額で、空港からだとそのくらいで着くから、500ペソは高すぎる」といわれました。そんな経験から、いざとなると相手は言葉よりも、こちらの心情がわかるものなのだと思いました。

 

あなたの周囲にも、こんなエピソードもありませんか



そんな私の先輩も、英語が話せなかった学生時代にアメリカを旅行で足を怪我した時、必死でジェスチャーして医師に状況を伝えたと話していました。また、私がアメリカ滞在中に遊びに来た友人は、入国審査では必ずガイドブック通りに質問されると思いこみ、会話の順番も覚えていたそうです。

実際は、順番が違っていた為に気が動転してしまったようで、英語が聞き取れずに戸惑ってしまったよと言っていました。入国審査では日本語で「観光です!」と大声で叫び、審査官は「はぁ?」という雰囲気だったようですが、とにかくスマイルで堂々としていたら「どうぞ」と、パスポートを返してくれ通過できたと話していました。

 

 非言語コミュニケーションは、日常にあふれている



こういったエピソードは、みなさんの周囲でも聞かれることがあると思います。海外旅行や外国人に道を尋ねられた時など、非言語的コミュニケーションによって意思が伝わったという経験があるのではないでしょうか。その伝わるという要素には、視覚情報(見た目、身だしなみ、しぐさ、表情、視線)が55%、

聴覚情報(声の質、スピード、大きさ、テンポ)が38%、言語情報(話す言語そのものの意味)7%という内訳のようです。私は、プラスアルファとして、バイブレーションもあると思います。私たちの気持ちは、見えない電波で相手に伝わっているという考え方です。コミュニケーションは、受け手がどう受け止めるかが大事です。コミュニケーション手段は、

必ずしも言語とは限りません。むしろ言葉以外のアピールによるメッセージ性の方が大きいこともあるようです。少し自分を研究して、言葉以外で自分を表現することに努めてみてもいいのかもしれませんね。それは日常でも海外旅行でも、きっと役に立つと思います。

注釈※1メラビアンの法則…カリフォルニア大学ロサンゼルス校の心理学者で名誉教授のアルバート・メラビアンが1971年に提唱した概念。

注釈※2白タク…日本語による白いタクシーの略。営業許可を受けず、自家用車を使って営業している車。自家用車の白地ナンバープレートをそのまま使って違法営業しているところから、白タクと称されるようになった。海外では、必ずしも白いプレートとは限らない。白タクを見極める知識は訪問国ごとに必要。

2014年10月11日

written

by suzucreatorssoul


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