現在17271個の困ったを解決できます!

2014月10月18日更新

インド旅行の前に受けるべき予防接種とは?

560 views

インドに行くことが決まりました!そこで質問なのですが、予防接種はするべきですか?(大学3年生・女性)


 



文化・自然合わせて30以上の世界遺産がある、魅惑の国インド。
多種多様な民族や文化が混ざり合うこの国では、日本ではできない
非日常体験ができると、特に若い女性たちに人気です。

また、IT先進国で、公用語が英語であることや欧米との時差が
多くのビジネスチャンスを生むことから、最近では仕事で訪れる
人も多くなってきました。

せっかくのインド旅行や滞在を安心して楽しむためにも、
出発前に受けておきたい予防接種を3つ紹介します。

 

水が汚れている?飲食だけでうつるA型肝炎・腸チフス



A型肝炎や腸チフスは衛生環境の悪い場所で多く発生しています。
ウイルスに汚染された水や食料を口にすることで感染(経口感染)
するといわれており、まれにウイルスを保菌している人の血液や唾液から感染
した例もあります。

おもな症状としては急な発熱、倦怠感、吐き気を伴う嘔吐、食欲不振で、発病後
数日で黄疸(皮膚や白目が黄色っぽくなる)がみられます。
水道水を飲まないことはもちろん、水道水で洗っただけの生野菜や飲み物の氷、
カットフルーツなどはできるだけ食べないようにすることも予防の一つです。

在インド日本国大使館のホームページでもA型肝炎と腸チフスのワクチンは
「インド赴任の際に、是非接種を受けていただきたいもの」として勧めています。

 

発病後は致死率ほぼ100%?意外と怖い狂犬病





インドでは宗教上の考え方から、牛や犬やサルなどの動物と生活を共存しています。
比較的発展している地域でも、道端でばったり牛に出会うことも珍しくはありません。
ほとんどが飼育されていない動物のため、動物を介して病気になる例も多くみられますが、
中でも特に注意が必要なものは狂犬病です。
インドは世界でもっとも人の狂犬病報告数が多い国と言われています。

狂犬病は、狂犬病に感染した動物に噛まれることで感染します。

おもな症状としては発熱などの風邪に似た症状から始まり、神経麻痺や音や光に対する
知覚過敏などの状態から最後には呼吸不全や多臓器不全を引き起こし、死亡します。
発症した場合、有効な治療法がないため、致死率はほぼ100%といわれています。

狂犬病という名前から誤解されがちですが、ウイルスを保菌している可能性のある動物は
犬に限らず、コウモリや猫などから感染することもあります。
どの動物が保菌しているかなど一見では判断することは不可能なので、むやみに動物に
近づかない、触らないようにすることが予防の一つです。



画像出典:厚生労働省HP

万が一噛まれてしまっても、曝露後ワクチンを接種することで発症を抑えることが
できるので、できるだけ早め(噛まれてから遅くとも24時間以内)に病院に行くことが
大切です。ただ、曝露後ワクチンは都市部の総合病院でも不足しているので、できれば
出発前に予防接種を受けておきたいですね。

 

他にも検討したい予防接種



B型肝炎、破傷風、日本脳炎、ポリオなど滞在先や滞在期間に応じて
検討したい予防接種は色々とあります。

インドは2014年3月にポリオ清浄国に認定されました。
最近では、日本でもデング熱の患者が発見されたり、
流行する病気などは日々変わっている可能性があります。

旅行前には最新の情報を入手し、病気に備えたいものですね。

ワクチンの接種は保険対象外なので、やみくもにすべてを接種しようと
するとかなり高額の費用を要してしまいます。専門の医師と相談しながら
接種するワクチンを選ぶようにしましょう。

 

予防接種スケジュールをたてよう



予防接種には弱毒性ワクチンや不活化ワクチンがあり、免疫をつけるためには
複数回接種が必要になるものもあります。

接種するワクチンの種類や回数などを専門の医師に相談しながら計画をたてて、
渡航1カ月位前までには予定した予防接種をすべて済ませておいた方が安心です。

 

おもなワクチンの接種回数(参考文献:在インド日本国大使館HP



(A型肝炎)
2~4週間間隔で2回接種する。(ワクチンの種類によっては3回接種)
B型肝炎(3回接種)や腸チフス(2回接種)の混合ワクチンもあります。

(腸チフス)
不活化ワクチンを1回接種する、または弱毒性ワクチンを3~4回内服する。

腸チフスのワクチンは他のワクチンより予防効果が低いといわれております。
近年、今まで使われていた治療薬に耐性のあるチフス菌が確認されていて、
集団発生が生じることもあるため、できれば予防しておきたい病気の一つです。

(狂犬病)
3回接種です。国産ワクチンか輸入ワクチンかによって接種する間隔が異なります。
出発まで時間がない場合は最短で3週間あれば完了する輸入ワクチンをすすめられます。

 

予防接種はあくまでも任意です。



 インド渡航に際し、日本で義務付けられている予防接種はありません。


また、デング熱のように予防接種が存在しない病気もあります。


現地では虫よけを使用したり、長袖を着たりなど蚊に刺されないようにすることが大切です。



 

 

2014年10月18日

written

by まる


同じカテゴリの記事をもっとみる

ライター

WRITERライター情報

pagetop