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2015月10月16日更新

知らないと危険!奨学金を延滞したときのリスク

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奨学金を借りているのですが、社会人になって返していけるか不安でいます。もしも遅延した場合はどうなるのでしょうか。教えてください。(大学2年生・男性)

もしも、奨学金の返還を延滞すると、一体どうなるのでしょうか。



今回は奨学金の返還を遅延した際のリスクについて、順を追って紹介します。 








1.延滞金が発生する。



まず、返還金を延滞すると、元々返還する金額にくわえて延滞金が発生します。


平成26年度4月以降の場合を見てみましょう。






第一種奨学金の場合



平成16年度以前に奨学生として採用された人は、約束の返還期日を6ヶ月過ぎる毎に、延滞している割賦金の額に対して2.5%の延滞金が課されます。


平成17年4月以降に奨学生として採用された人は、延滞してる割賦金の額に対し、年あたり5%の割合で返還期日の翌日から延滞している日数に応じて延滞金が課されます。






第二種奨学金の場合



約束の返還期日を過ぎると、延滞している割賦金(利息は除く)の額に対し年あたり5%の割合で返還期日の翌日から延滞している日数に応じて延滞金が課されます。







2.督促がくる。



次に、督促についてです。


日本学生支援機構では、返還金を延滞すると、本人に加え、連帯保証人、保証人に対して、文書と同時に電話でも督促が行われます。


これは、振替不能となった1回目から行われます。


督促の電話は本人の勤務先にもかかってくることもあります。


そして、すぐに返済できず延滞が長期間にわたる場合、民事訴訟法に基づく法的措置をとることになります。


弁護士名の支払督促が届き、それでもなお返還されない場合は、裁判所に申立てをされます。


最後には、強制執行で給与や財産などを差し押さえるという強硬手段も待ち構えています。








3.社会的に不利になる。



最も大きなリスクは、返還開始後6ケ月経過時点で延滞3ケ月以上の場合に個人信用情報機関に個人情報が登録されることです。


これに登録されることによって、その情報を参照した金融機関などがその人を「経済的信用が低い」と判断することがあります。


そのためクレジットカードが発行できなかったり、利用を止められたりすることがあります。


これにより、各種料金の引き落としやショッピングやキャッシングなどができなくなる場合があります。


また、住宅ローン、自動車ローンが組めないなど社会生活に影響を及ぼすことも考えられるのです。




以上、奨学金の遅延によるリスクをまとめてみました。



延滞することで、連帯保証人・保証人の方に迷惑をかけることはもちろん、借りた本人の将来にも影響しかねないということを、肝に銘じ、本人が責任を持って計画的に返還していきましょう。


もしも、延滞した結果、請求金額をまとめて返済することができくても、返還金は、分割で返還することも可能です。


延滞が長期間に及ばないように、早めに日本学生支援機構に相談しましょう。
また、返還が困難な事情がある場合、願い出により割賦金の減額や、返還期限を猶予する制度もあります。


すみやかに相談または返還期限猶予制度の申請をしましょう。


申請が認められれば、ある期間返還を求められることもなく、延滞金も発生しません。




奨学金を借りる際は、このようなリスクが発生する可能性を考慮し、貸与金額などを今一度検討し、責任をもって返還してかなければならないということをしっかり認識しておきましょう。




参照:日本学生支援機構「延滞した場合」http://www.jasso.go.jp/henkan/entai/index.html
日本学生支援機構「個人情報」http://www.jasso.go.jp/henkan/koshin.html

2015年10月16日

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