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2016月8月13日更新

奨学金の利子率はどっちがいい?利率固定と利率見直しの違い

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奨学金の利子率には違いがあると聞きました。良し悪しの判断がつかないのですが、どう違うのでしょうか。(大学3年生・男性)

第二種奨学金には利息が発生しますが、その利率の算定方法として、①利率固定方式②利率見直し方式があり、いずれかを申し込む際に選択します。
さて、どちらを選択すればお得なのでしょうか?








利率固定と利率見直しとは?



まず、それぞれの特徴をおさえておきましょう。






①利率固定方式



貸与終了時に決定した利率が返還完了まで続くものです。
将来、市場金利が上昇しても下降しても、返還利率は変動しないため、毎月の返還額が固定されます。






②利率見直し方式



返還期間中、おおむね5年ごとに見直された利率が適用されるもので、利率が変動します。

よって、将来市場金利が上昇した場合は、利率も上がり、金利が下降した場合は、利率も低くなります。








メリットとデメリット



ここで、それぞれのメリット・デメリットを整理してみましょう。







①利率固定方式



市場金利に左右されずに毎月の返還額が固定されるため、返還計画がたてやすいと言えます。
しかし、市場金利が下降してる場合は、利率見直し式で決定された利率よりも高い利率で支払をしなければならず、少なからず損な気分になることもあるかもしれません。






②利率見直し式



市場金利に影響されるため、利率が低い場合は固定方式より低い利率で返還ができます。
しかし、固定方式における利率よりも高い利率で支払をしなければならないことも考えられます。


いずれの方式も、利率は年3%が上限のため、そこまで心配することはありませんが、返還金額が前5年よりも増額されて、返還が厳しくなる、という事態も想定されます。








では、どちらがお得なの?



平成25年3月貸与終了の利率を見てみましょう。
利率固定方式の場合は1.08%、利率変動方式の場合は0.20%と、変動方式の方が利率が低くなっていますので、現時点では、見直し方式の方がお得だと感じるかもしれません。


とはいえ、金利は経済状況と密接に関係し、現時点で将来の金利変動を予測するのは難しいので、どちらの方式が有利不利とは言えません。
現在のような低金利の時代が続けば変動金利の方が得かもしれませんが、日本の景気が回復し金利が上昇すると、歳出的には低金利の頃に設定された固定方式の方がお得だった、ということになるかもしれないのです。
もし、卒業後すぐに返還する見込みや繰上返還を予定している場合などは、その時の経済状況を見て、金利が低い方の利率方式を選択する方がお得になるかもしれません。
しかし、貸与額が多い、返還期限が長い場合などは、20年近く先の経済状況は予測できないので、メリットデメリットを把握した上で判断していくことになります。



利率算定方法の選択は、貸与が終了する一定期間前まで変更が可能です。

よって、すぐに決められない場合は、一度固定方式を選択し、卒業する一年前ほど前までに、その時の利率を調べて判断する、という選択もあるのではないでしょうか。




参照:日本学生支援機構「第二種奨学金に係る利率算定方法の選択制」http://www.jasso.go.jp/saiyou/riritsusentaku.html

2016年8月13日

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