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2014月10月9日更新

【奨学金】返済の延長・猶予は可能?

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奨学金の返済って、延長や猶予してもらうことは可能なのでしょうか?どんな条件が要るのでしょう?(大学4年生 男性)


ビジネスウーマン

© miya227

 

「勉強したいことがあるけれど、家庭の経済的事情で進学費が捻出できない・・・。」

学習意欲や将来の目標があるにもかかわらず、
「学費」ばかりは、まだ働いていない自分にはどうしようもできない問題です。

学生生活を行うにあたり、入学金や授業料、教材費など勉学に必要なものから、
実家を離れ学校へ行く場合の生活費など、金銭的な問題で学習チャンスを逃してしまうことは、非常に惜しいことです。
そういった金銭面で進学を諦める人がないよう、世の中には奨学金というものがあります。

奨学金は自治体が用意しているものや、学校が用意していて返済不要のものなど多くの種類がありますが、
その中でも一般に多くの人が利用している、
“独立行政法人日本学生支援機構JASSO”(旧日本育英会)の奨学金返還について、今回はご紹介します。

 

 

奨学金の返還を延長したい・猶予したい



返したいのだけれど・・・



奨学金の返還がスタートするのは、主に学校を卒業してからとなります。
しかし、必ずしも誰もが卒業後すぐに返還できる経済状況とは限りません。

高校・専門学校・大学を卒業した後でも、さまざまな事情によって、
すぐに返還をする気持ちがあっても、それが不可能なこともあります。

 

返還が滞るとどうなるの?



奨学金の返還は、毎月指定した口座から振り替えされることになっています。
口座に残高が足りていない場合、振り替えは実行できません。
残高不足などで返還が滞った場合、延滞金が追加されることになります。
さらに借りた本人、連帯保証人、保証人の全てに督促が行われます。
また、延滞期間が3ヶ月以上になると、登録された個人情報が個人信用情報機関に延滞者として登録されることとなります。

この個人信用情報機関に登録されてしまうと、クレジットカードが作れない・使えない、といったことから、
今後ローンを組めなくなる可能性もあります。

人生設計に大きく影響するものですし、返還が滞ることはあってはなりません。
また、返還されたお金が次の同じ境遇などで奨学金を借りる人に使われるので、後輩支援のためにも、きちんと返還することが重要です。

 

事情があって返還を猶予・延長したい



返還することの大切さがいかに重要なことか理解していても、
先述したとおり、実際のところ返還できない事情がある場合もあります。そのような場合はどうすればよいでしょうか。

日本学生支援機構では、“奨学金返還期限猶予”というものがあります。
これは諸事情によって、返還が不可能な人のための制度です。この他に、“減額返還”という制度もあります。
こちらは毎月返還していく金額を減額してもらう制度です。返還期限猶予も減額返還も、申請をする必要があります。

いずれにしても、借りた金額を返還しなくてよくなるわけではないので、あくまで猶予・減額してもらう立場として、申請を行いましょう。

 

返還猶予の理由は?



返還の猶予を申請できる理由は以下のものです。

・傷病(就労困難であること)

・生活保護受給中

・入学準備中

・失業中

・経済困難

・新卒(退学)及び在学猶予切れ等の場合の無職・未就職、低収入

・外国で研究中

・災害

・産前休業・産後休業及び育児休業

・大学校在学中

・海外派遣

以上の理由があり返還が困難な場合、猶予の申請を行うことができます。
ただし、申請を行ってから審査があるので、それに承認されて初めて猶予となります。
申請をすれば絶対に猶予されるわけではありませんが、正当な理由として認められれば、返還猶予をしてもらえるのです。

この返還猶予を承認してもらえれば、先述した延滞にあてはまることはありません。
これを行わないまま返還をしないと延滞となってしまうので、返還が困難な場合はまず申請を届け出ることが肝心です。

 

返還の意志があっても、その通りにできる人ばかりではありません。
だからといって借りたお金をそのままにすることは許されない行為です。
きちんと返還猶予の申請を行い、まずは審査を待ちましょう。

2014年10月9日

written

by ひたち


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