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2014月10月14日更新

数学はどの程度必要なの?経済学部で勉強しているコトまとめ

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経済学部への転部を考えている者です。
経済学部ではどんなことを学べるのですか?(大学2年生 男性)


経済学部イメージ

© カシス - Fotolia.com

経済学部とは、基本的に経済学を学ぶ学部になります。
基本的にという枕詞を付けたのは、
大学によって、政治学・経営学・商学などといった周辺領域と
一緒の学部として編成しているとこもあるためです。

では、経済学とはなんなのか。
経済学とは、社会科学―自然科学や人文科学に含まれない、
社会、政治、経済、法などの学問領域―における、
あらゆる経済的事象を取り扱う学問になります。

 

経済学とは



経済学を意味する、ecconomicisは、そもそも原義的にはギリシャ語の
οiκονομ?α(oikonomia)に由来し、噛み砕いて和訳すれば、
家庭や共同体における財産のやりくりの方法ということになります。

別の言い方では、アダム・スミスの『諸国民の富の性質と原因の研究』
(いわゆる『国富論』)によると、政治家や立法者にとっての
科学分野と看做されている経済学は、2つのちがったものを提示する。

一つは、人々に豊富な利益ないしは暮らしの必需品を供給し、
更にはそのような利益や必需品を彼ら自身の手で適切に
供給できるようにさせること。

あと一つは、そうした収益を国ないしは社会に公共サービスとして提供することである。

引用:『諸国民の富の性質と原因の研究』(An Inquiry into the Nature and Causese of the Wealth of Nations)

財産とはお金に限りませんし、
アダム・スミスも利益や必需品というように広く捉えています。

また、家庭であったり、国や社会であったりというように場も広く捉えられています。
したがって言ってしまえば、財や価値あるものを巡る全体が、すべて経済学であると言えます。

 

経済学の方法論



しかし、現代の我々の価値観がそうであるように、
財産というものは多義的であり、その価値は時間、空間、主体により変動しやすいものです。

そのため経済学には、多くの方法論に基づく分類が存在します。
ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学、ゲーム理論、
行動経済学、実験経済学、複雑系経済学、経済物理学などがそれであり、
他にも経済(思想)史などのような史学的なアプローチも存在します。

主だったところでは、ミクロ経済学、マクロ経済学、計量経済学が主要でしょう。

 

ミクロ経済学とは



ミクロ経済学とはその名の通り、経済の最小単位である消費者と生産者、
そしてそれらの間での経済的な取引を行う市場を分析対象
としています。

このメリットは、経済的な現象の原理を明らかにし、
「なぜそうなっているのか」を追究出来る点にあります。

反面、現象から原理を抽出する際に多くの要因が捨象され、
複雑性を廃しすぎてしまう点があり、全容を把握することは難しいとされます。

 

マクロ経済学とは



対して、マクロ経済学は巨視的に経済を捉える手法です。
GDPや失業率、市場金利などさまざまな統計指標を用いて、
国や社会全体の経済全体を把握し、経済政策を考察する領域です。

メリットは「何が起こっているのか」を把握できることですが、
その原因やメカニズムを明らかにするとは限らないという点も持っています。

ただ現代においてはこれらは共に必要な手法であり、
どちらかだけでは理論も政策も不完全なものとも言えます。

 

計量経済学とは



これら経済の二大領域に関わる方法論としてあるのが、計量経済学です。
経済学では、経済指標を用いたり、経済モデルを作成したりすることが多くあります。

その時に、統計学の方法によって実証分析を行うのがこの領域なのですが、
ここで登場するのが数学的な方法論、すなわち数式になります。

皆さんの3、4年次の専攻によって必要な度合いは変わりますが、
真面目に取り組もうとするなら、微分、積分、微分方程式、統計、行列は必要になるでしょう。

前述したように、この他にもゲーム理論などさまざまな方法と、
対象を絞った数多くの専門分野が存在します。

「数学がいるだろうか…」と不安がっている方はお調べになってはいかがでしょうか。

2014年10月14日

written

by 煎茶濃いめ


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