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2014月10月27日更新

日本を守るのは自衛隊だけじゃない!入国警備官の実態

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入国警備官って、どんな仕事をしているんですか?(大学2年生・男性)


 

Colleagues working together in office

 

国を守る仕事と言えば、一番先に思い浮かぶのは自衛隊ですよね。

でも、他にも国を守る重要な仕事があります。
その一つが入国警備官です。

入国警備官とはどんな仕事なのか、その実態をまとめてみました。

 

入国警備官の仕事とは?



入国警備官は、世界各国から日本を訪れる人々の中で、

観光などの目的を装って入国し、犯罪に走る外国人や、不法就労を行う外国人など
法律に違反する外国人に対して厳正に対処し、
日本の安全と国民の生活を守るというとても重要な任務を担っています。

入国警備官は、自ら得た情報や、寄せられた情報に基づいて、
入国管理法に違反している疑いのある外国人を調査したり、情報を収集する「違反調査」、

そして、その過程で必要に応じて裁判官の許可を得て強制的に捜索を行ったり、
入国管理法に違反している者に対して、身柄を拘束する「摘発」

さらに、身柄を拘束されたり、自ら出頭した外国人で身柄を収容する必要がある外国人を、
地方入国管理局に設置された施設に「収容」します。

収容中の施設の警備や収容の手続き、収容中の処遇なども入国警備官によって行われ、
収容中に違反審査を行った後に退去強制をすべきかどうかが決まります。

この審査によって、退去強制令書が出された外国人については、
速やかにその国籍国などに送り返されることを「送還」と言います。

送還の指示が出ている外国人を空港まで護送し、確実に日本から出国させるよう
業務を遂行するのも入国警備官の務めです。

ただし、直ちに自国へ送還できない外国人については、茨城県牛久市、大阪府茨木市、長崎県大村市に
それぞれ設置されている入国管理センターに収容します。

 

入国警備官になるには?



入国警備官になるには、法務省の入国警備官採用試験を受け、合格することが第一条件です。

採用試験の難易度は国家三種程度と言われており、
「警備官」区分と「警備官(高卒以上)」区分のうち、「警備官」区分では高卒以上で受験できます。

試験は毎年年一回、9月ごろに行われ、

第一次試験では教養試験と作文試験ガあって、合格者のみが第二次試験に進み、
第二次試験では人物試験、身体検査、身体測定、体力測定が行われます。

教養試験の内容は高卒程度のレベルで特別難関と言われる内容ではありませんが、
採用人数は毎年50人程度と少なく、それに対して平成25年度では申込者が2300人以上という状態なので、

合格倍率30~40倍という超難関と言える試験となっています。

「警備官(社会人)」区分においては、採用予定者数が1名で合格率0.4%、倍率は220倍という状況です。
入国警備官採用試験は、女性の申込者の割合が比較的多く、毎年20~40%が女性というのも特徴です。

 

入国警備官になったら



試験に合格すると、採用候補者名簿に得点順に記載され、
その名簿の中から、全国の地方入国管理局または入国者収容所入国管理センターに採用が決まります。

採用されるとおよそ3ヶ月間全寮制で初任者研修を受けます。

この研修では、憲法・行政法・出入国管理及び難民認定法などの法律や外国語などの学科の学習、
そして武道訓練や逮捕術・拳銃操作などの訓練もあり、さまざまなことを学びます。

また、国の安全を守る重要な仕事であるため、強い正義感や意思、機敏な行動力が求められるため、
これらに関しても研修において訓練を受けます。

入国警備官には警守、警守長、警備士補、警備士、警備士長、警備長、警備官の7階級があり、
努力と適性に応じて階級が上がって行きます。

勤務地は、各地の入国管理センターや地方入国管理局、空港や港などで、全国各地への転勤もあります。

 

近年では、これまで検挙件数の多かった不法就労や不法残留、不法入国などの事案は減少していますが、
摘発など危険を伴う仕事があり、言葉の通じない外国人を相手にする仕事なので、
正義感と使命感を持って職務に当たることが求められます。

違反者の身柄を確保する際には、体格のよい外国人を相手にしなければならない時もあり、
肉体的な強さも必要です。

責任の重い仕事でもありますが、国を守るという誇りを持てる重要な仕事、それが入国警備官なのです。

 

2014年10月27日

written

by ike


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