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2014月10月27日更新

えっ日本って恵まれてないの?海外の奨学金事情

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海外の方が奨学金がたくさんもらえるって本当ですか?教えてください!(大学2年生 男性)


奨学金

© RosyHawks - Fotolia.com

皆さんの中には、奨学金を借りて学生生活を送る人もおられるかと思います。
日本には様々な奨学金制度があり、中には無利息で借りることが出来るものもあります。

しかし、海外の奨学金制度はどうなのでしょうか?
実は、比べてみると意外なことに「日本の奨学金制度は恵まれていない
という考えが結構あるようなのです。

どういうことなのでしょうか。
海外の奨学金事情を紹介しつつ、日本と比べてみようと思います。

 

アメリカの場合



アメリカの場合も、日本同様奨学金制度に種類があります。
ただし、利用する人のほとんどはそれらの奨学院を組み合わせて利用します。
何故なら、それらの奨学金が互いを補い合うようにできているからです。

低所得者用で、誰でも利用でき負担ゼロのベル奨学金。
民間金融企業が貸し出すスタンフォード奨学金。こちらは卒業後の返済義務があります。
しかし政府の利子補給を選択することが可能です。
そして、大学院に進んだ学生も借りることが出来るパーキンス奨学金。

これらのおかげで、アメリカではほぼ学費を払うことなく大学に通うことができるのです。

日本よりも私立の大学の学費が多いアメリカですが、
年間授業料が日本円にして72万円以下の大学に通っている人が多いことも、
奨学金で十分に学費がカバーできる故でしょう。

 

イギリスの場合



イギリスの大学の年間授業料は日本円にして18万円と破格の値段です。
これは、イギリスが教育に力を入れている所以です。
力を入れているからこそ、負担を減らすのです。

イギリスの奨学金制度は、政府系列の金融機関なのですが、
このイギリスの奨学金制度の特徴は、なんと。
受給者の家庭の収入に制限を設けていないということです。

収入に応じての金額の設定こそあれども、誰でも給付を受けることができるのです。
貸出金額が80万以上というのも驚きです。学費に対しておつりが出るくらいですよね。

すべての学生が勉学に励めるように、このような仕組みになっているのだそうですよ。

 

ドイツの場合



ドイツの奨学金制度は、ドイツ国籍を持つか、
長期的にドイツに滞在している30歳未満のものであるか、
そして決められた生活水準であるかが条件です。

上記で取り上げたものよりも条件が厳しいようですが、
ドイツ国民であれば自動的にこの制度が受けられます。
全て政府によって賄われる奨学金です。返済も、給付額の半額を払うだけです。

 

日本の現状は?



さて、気になる日本の現状はというと、ちょっと問題があります。
外国のそれとは違い、日本の奨学金制度にはどうしても「成績」が関係しているということです。

一定の成績を収めなければ奨学金を借りられないのです。
他と比べると、借りられる機会のある人は少なくなりますし、平等ではありません。

また、日本の奨学金の事業規模が5500万円程度。
一方アメリカでは約5兆6400億円程度。
奨学金を借りる人はこんなにも外国の方が多いのです。
前述した条件のせいでしょう。

また、奨学金を借りたとしても、日本の大学の平均年間学費は国立だと約45万円。
それに対して日本学生支援機構の第一種奨学金だと単純計算で54万円から61万2000円です。
自宅通学かどうかで変わり、自宅外外通学の方が高いです。
ギリギリの線を行っているのがわかります。

これが日本の現状というわけです。
参考になるサイトは以下の通り。英語で書いてあるグラフなどもありますよ。

http://www.suzukan.net/03report/syougakukin_ronbun.html
http://www.oecd.org/edu/skills-beyond-school/48631028.pdf

それでも借りなければ大学に行けないというのも現状です。
諸外国と比較し、どうにか日本の奨学金制度を改革してもらいたいものですね。

2014年10月27日

written

by ina


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