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2015月10月9日更新

泣ける名シーン満載!忘れられない名作漫画8選

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泣ける漫画を教えてください。(大学2年・女性)

肌寒くなってきましたね。皆さん、どのように過ごされていますか。


筆者はこの時期、ひどく多感な気持ちになり、人肌恋しかったり、誰かと話したかったりします。


でも友達と会う機会も減る時期でもあり、寂しさを漫画で埋めたりしています。



特に涙というものをあまり頻繁に流さない人間なので、妙に泣いてすっきりしたい時のために、泣けるネタを探しています。


インターネットで「泣ける作品」と検索することも毎年のことなのですが、今年は情報を提供する側として皆さんに筆者の泣ける漫画を教えて差し上げたいと思い、


独断と偏見で選んだ名作八選を用意しました。


1. 世界の終わりの魔法使い


世界の終わりの魔法使い


引用元:Amazon


西島大介氏のシンプルで味のある絵を、特に気に留めずご覧になる方は多いのでは。


顔も体もかなりデフォルメされた絵を描かれる氏ですが、その絵は筆者が精神的に参っている時、ひどく優しく見えたのです。思わず書店で表紙だけを見て購入を決めたのですが、これが大当たり。



あらすじは、機械で空を飛ぼうとする少年と、魔法使いの少女が出会い、そこから明らかになる世界の真実、というもの。


恥ずかしながら本書を読んだ時、本当に病んでいたため、なかなか落ち着いて読めなかったのですが、クライマックスのシーンで筆者号泣。当初、見せ場に至るまで詳しいことは語られず、


曖昧な概念を並べているだけだと思っていました。「何が言いたいの?」と。


そう思ってぼんやり読んでいたのに、真実が明らかになってから、もう涙が止まりませんでした。



ラストの描写も、特別凝ったコマ割りや演出はされていないのに、心が揺さぶられて内心ボロボロになるほど。


何故そうなったのかはアルコールのせいか、病んでいたせいか、自分の中に理由を探しても見つからないのですが、この作品が涙腺を決壊させたのは事実です。


ちょっと分厚く値段もしますが、おすすめですね。


2. 愛人(アイレン)


アイレン


引用元:Amazon


筆者は連載時期すら知らないのですが、「泣ける作品」で検索をかけた結果、この作品に行き当たりました。


インターネットでさらに検索をかけると、なんと新装版が上下巻として販売されているではありませんか。


即座に購入を決意し、通販で取り寄せ、まずは分厚さに驚きました。



「これで外れだったら嫌だな」と思いながら上巻を読み始めたのですが、気付けばじっくり読んでいる自分がいました。


舞台は地上の大部分が水没してしまった未来の地球。


体がどんどん死に向かっていく奇病を罹患している男の子が主人公なのですが、彼は孤独や死への恐怖から、とある制度を利用します。


制度の申請者の最期を看取る存在や、愛でる対象となることを前提とした愛人(アイレン)を手元に置くことを求めたのです。


主人公「イクル」は愛人「あい」は拙いながらも一緒に過ごし、生きることへ前向きになっていく、というのが大筋です。


やや性的な表現、痛々しく思わされる描写が、日常を送っていく二人の間にはあるのですが、筆者はそういう場面の度に胸が締め付けられる思いがしました。


滅び行く世界の中で、どうやっても子孫も残せない、イクルは余命が少ない、あいも数年で死んでしまう。


これだけ物悲しい設定を抱えながらも、二人は一生懸命生きて、「生」を感じていく姿に思わず涙が。


なんでもない、ただ抱きしめ合うだけのシーンでも心が痛んでしまい、何度も嗚咽が漏れそうになりました。

薄めのSF、ファンタジー要素があるのですが、あくまでもそれはオマケとして筆者は読ませていただきました。


3. 失踪日記


失踪日記


信用元:Amazon


ロリ系漫画の先駆者たちの一人、ギャグ漫画家、吾妻ひでお氏が実際に失踪をした時の記録をギャグマンガにした凄まじい内容の漫画です。実録モノなのに、どこもかしこも笑いを忘れないという内容ですが、「これが実際はもっとつらい状況だったのだろうな」と深く考えすぎて、それを夢に見たときに涙しました。


明るく「自殺未遂した。酔って寝たまま首吊ったけど、全然死ななかった」と描かれているので、考え込みすぎた筆者は泣きました。

これで泣ける人は病んでいる証拠なのかもしれませんが、普通に日記漫画などのように読んでも問題ありません。というか筆者の楽しみ方が邪道なのでしょう。


実際、友人たちが話題にする時は「あれ面白い漫画だよね」という切り口ばかりで、「ボロボロ泣いた」というのは聞いたことがありません。


ちなみにこれは少し年月が経ってから、「失踪日記2 アル中病棟」という続編が出ています。



こちらは悲惨な感じ、惨めな感じがほぼしなかったため、泣きませんでしたが、これも面白い漫画です。


アル中病棟とはアルコール依存症の人々が入る病院なのですが、著者が作中でも語っている通り、「アル中は治らない。そして自分もまたずっとアル中」という事実は結構ショッキングでした。


ある意味、アル中の方が身近にいる人はそれで泣けるかもしれません。



どちらにせよ、私にとって泣ける漫画を選んでいるため、ちょっとこれは異質なチョイスとなりますが、図書館でも借りられるので、とりあえずご一読を。


4. ロックマンメガミックス・ロックマンギガミックス


ロックマンメガミックス


引用元:Amazon


カプコンのキラータイトルであるゲーム「ロックマン」を、有賀ヒトシ氏がコミカライズした作品集です。


内容はゲームシリーズ中の設定をもっと深く掘り下げたり、事件の幕間を挿入したりしたもの。


一番泣けるシーンは、とある戦闘用ロボットが自分の存在意義を嘆くシーンです。



作中、主人公と戦うのは、本来、皆がそれぞれの仕事に特化して作られているロボットです。


なのに、どうして自分だけが「壊すこと」のみを許されたのか、という心からの叫びが胸に突き刺さります。


「お前は○○という役割で生まれてきた」と宣告され、それ以外には役に立たないように生まれた。



そんな人間がいたら、という置き換えをすると、どれだけ悲しいことかわかると思います。


ちなみに、これもちょっと変則的な泣きが入る漫画なのですが、漫画の発刊の事情が複雑だったことに起因します。



有賀ヒトシ氏は描きたいものが描けない状況で、本来なら十年前には既に世に出回っていた漫画をずっと温め続け、結果素晴らしいクォリティで仕上げて出版に至った。


というエピソードがあり、これにも筆者は思わず涙しました。


5. NOT SIMPLE


ノットシンプル


引用元:Amazon


タイトルの通り、「簡単じゃない」物語です。


著者はオノナツメ氏という、心情を言葉に頼らず表情や仕草で巧みに表現するのが実に上手い漫画家さんです。


小説「のぼうの城」の表紙でこの方の絵を見たことがある方は多いのではないでしょうか。



あのような無骨な感じの線から、シンプルな線でデフォルメされた人物たちまで描き分ける方で、筆者は大ファンなのです。


主人公がアルコール依存症の「母親」のために身を尽くして生きる少年期から、


心から自分を愛してくれる「姉」を探して歩き続ける青年期までを描いた物語で、



どのページも読みやすい漫画に仕上がっています。


何故この作品が泣けるかは、読んでご自身で確かめていただきたいところですが、真実が明らかになったり、事件によって絶望したりするシーンが多く含まれ、涙腺が弱い方は常にうっすら涙を浮かべることになるでしょう。


そして、ラストにカバーの折り込まれた部分までを作品として捉えるのなら、そこで涙腺は決壊必至。


著者の他の作品群を手に取るよりも先に、まずはこの一冊を入門書として入手していただきたい。そんな漫画です。


6. 聲の形


聲の形


引用元:Amazon


いじめた記憶はありますか。いじめられた記憶はありますか。


筆者はどっちもあるような、ないような、傍観者でもあったような気がします。


この作品のヒロインの西宮硝子は耳が聞こえず、発声はできますが、上手く喋ることもできません。



そんな子供が小学校の普通学級に入ってきたら、どうなるでしょう。


主人公である、石田将也は異物として認定した彼女を、いじめの対象として扱う遊びを始めました。


しかし、そんなことも長続きすることはなく、主人公は一緒にいじめをしていた生徒たちから、とある事件で吊るし上げられ、今度は彼がいじめられるようになってしまうのです。


その事実を受け入れるまで、少しの間、友達じゃなくなった子達と一緒に遊んでいるふりをしているのですが、悲しすぎて泣けてきます。因果応報という言葉で片付けられないつらい現実から、彼は灰色の中学時代を過ごします。


そして高校生になり、ついに彼は当時いじめていた少女への謝罪と自殺を試みます。


以上は一巻だけの内容で、ここまでだと「ただの子供がいじめていじめられて暴走するだけ」の気分の悪くなる漫画ですが、話は二巻から大きく動きます。


主人公は過去から逃げられず、贖罪をすることへ葛藤する日々を送ることになり、そして、過去に裏切られた人間たちとも再会をしていきます。そこで彼らが得るものはいったい。


先の読めない展開と、素晴らしい描画力で、聾唖というテーマを主軸におかず、いじめっ子の葛藤をメインにしている漫画です。心が悲鳴をあげつつも、先が気になってつい読んでしまう漫画です。泣いてください。



そしてこの作品を知らない人に教えてあげてください。これは筆者自身、中高生の頃に出会いたかった漫画です。


7. ハチミツとクローバー


ハチクロ


信用元:Amazon


かなりメジャーでアニメ化もした本作ですが、著者の羽海野チカ氏の繊細な心の描写で、いつまでも色褪せない名作だと思います。とにかく、心が揺すぶられます。


完璧に一方通行し続ける恋愛模様の切なさで泣けるところもあり、同時に氏のセンス溢れるコメディ部分により笑えるところもあり、飽きさせず最後まで読ませてくれます。


「人が恋に落ちる瞬間を見てしまった」に始まる名言が多く、心情を表すコマとコマの間の、さりげないセリフも読み逃せない漫画で、正直、読み方は慣れるまで少し時間が必要です。



けれども、決して読みにくいわけではなく、柔らかなタッチが手伝って、さらさらと読むこともできます。


筆者は断然じっくり読む派なので、読むのに時間がかかりますけれど。



筆者が一番泣いたシーンは、森田兄弟が目的を達成した瞬間でした。


このシーンは実に切なく、如何に自らのやっていることが無意味なことなのかを自覚しつつ、「光に向かってまっすぐ」生きられなかった。そんな自分を責める森田の兄にはやられました。


筆者も彼に近い思考をしていることがあるので、感情移入せずにはいられませんでした。



8. ぼくらの


ぼくらの


引用元:Amazon


もう認知度が高くて説明が不要な方も多そうですが、この作品、ばんばん人が死にます。


そして、精神がやられてボコボコにされます。ネタバレにも、もはやならないほどの情報ですが、この漫画では「ロボットに乗って戦うと、その時、主に操作していた人間が一人確実に死ぬ」のです。


そして、負けた場合は……。勝っても死ぬことが分かって、戦うことから逃げたくなっていたり、どうせ死ぬから自分の願いを他人に押し付けたり、とにかく主人公たちは追い詰められます。




もう一回目の戦闘でかなり心を折られかけるのですが、それが何話も続いて心が折れ泣き始め、気付いた頃には慣れて涙が枯れます。
十五人もの少年少女が、戦闘終了してから、何の前触れもなく苦しみもせず、簡単に倒れて死にます。


筆者は読了後、もう壊れそうでした。何で泣いていいのか分からないくらい切ないので、げっそりしました。




同著者の「なるたる」も凄まじいクライマックスとエンディングで有名なので、人死を漫画で読んでもそこまで傷つかない人でしたら、どうぞ読んでみてください。


その自信がぽきりと折られます。



本はやっぱり本屋で探すのが楽しいアナログ派の筆者ですが、最近は某有名通販サイトも活用して、色々な漫画を探しています。


レビューもかなり参考になるものから、ネタバレするものまでありますが、これもちょくちょく見ています。


何はともあれ、いやあ、漫画って本当にいいものですね。

2015年10月9日

written

by はっとりゆ�%8


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