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2014月12月15日更新

旅行者は注意!スペインのお昼休み文化「シエスタ」の5つの落とし穴

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スペインに旅行に行ってみたいのですが、シエスタが羨ましすぎます!(大学3年生・男性)


 

しえすた

画像出典: The Telegraph

 

スペインでは外国人旅行者は一目瞭然です。

バックパックを背負い、やたらと写真を撮りまくり、スペイン人の複雑な心理を無視してしまっているのです。
それは、スペインで長年受け継がれてきた地元の人達の穏やかなシエスタの時間を壊してしまう、外国人旅行者特有の行動です。
シエスタ、それはスペイン文化の中で最も重要なアスペクトなのです。

 

地元の人達の一日の過ごし方をよく観察しましょう!



 

スペイン人は食事の仕方が違う、というのは良く知られています。
では、どんな風に他の国とは違うのでしょうか?
食べるものが違うのではなく、食べる”時間”が違うのです。

まず、軽めの朝食を朝7時から10時くらいの間に食べます。
大抵はミルクを入れたコーヒーやココアと一緒にチュロスなどを食べることが多いようです。

そして1時過ぎ頃からランチタイム。
スペインではママが家族全員の昼食を作るので、皆家に帰って食事をします。
そう、38歳の弁護士だって実家に帰ってママの作った昼食を食べるのです。
ママの作ったビッグランチ、食事にかける時間は長い家庭で2時間ほどになることも。
家族や友人とお喋りをしながら、ゆっくりランチタイムを楽しみます。

ランチが終わればそれからがシエスタ。
シエスタは大体2時から5時くらいまでですが、最近では皆が皆昼寝をする訳ではないようです。
何百年も前から伝わる習慣で、当初は、農作業をする人達が日中最も暑い時間に休憩/昼寝をするという意味があったようです。
現代ではオフィスや店内には冷房が完備されており、暑さを凌ぐためにシエスタをとる必要はないのですが、
夜の長いスペインではシエスタで休憩をとり、他の用事を済ませたりする時間にあてているのです。

レストランなどはシエスタがランチタイムにあたるので営業していますが、
ランチタイムのあとは彼らもシエスタに入ります。
レストランがディナータイムで再度オープンするのは8時から9時です。
それからスペインの長い夜は深夜1時過ぎまで続くのです。
昼間にゆっくり休憩を取るスペインでは、70代のお年寄りが深夜1時に町を歩いているのは普通の光景なのです。
スペイン人の愛するシエスタ...外国人旅行者にとってはどのような影響があるのでしょうか?

 

旅行者が注意すべきシエスタの5つの落とし穴



 

1) 銀行や政府機関は午後2時に閉まる



銀行や官公庁はシエスタどころか2時に閉まってしまいます。 そのあとはもう翌日の朝まで開きません。
公的な手続きをとったり、銀行へ行く場合には、早めに行くようにしましょう。
尚、マドリッドの日本大使館及びバルセロナとラスパルマスの日本領事館は2時では閉館しませんが、開館時間は異なりますので事前にチェックしておきましょう。

 

2) シエスタの間はオフィスや商店は休業



町中の大きなデパートは朝10時から午後8時くらいまでは営業していますが、一般の商店やオフィスは2時から5時までは営業しないところが多いのです。
ランチのあとショッピングへ、と計画していても、行ってみたら鍵がかかっていた...となってしまいますので注意しましょう。
大きな美術館や博物館などは開館しています。

 

3) 旅行者はターゲットになりやすい



シエスタの時間に町を観光しているとすぐに旅行者だとわかるので、スリや物売りの格好のターゲットになり易くなります。
観光客のような格好をしていないつもりでも、十分気をつけましょう。

 

4) レストランで残り物?



地元の人達の過ごし方に合わせず、自分が普段しているのと同じように7時にディナーへ行ったら、
出来立てのお料理の代わりにランチの残り物を出された...なんてことになり兼ねません。
スペインでは遅めの時間にしっかりランチを食べ、ディナーは地元の人達と同じような時間にとるようにしましょう。

 

5) シエスタが経済を直撃



何百年もシエスタを続けてきたことも、スペイン経済が危機に陥った原因の一つだったと言われています。
経済危機のために、多くの人が仕事を失いました。
結果、スリや置き引き、強盗なども増えてしまっています。
どの国でもそうですが、旅行中はあまり油断せず周囲に目を配りましょう。

 

 

その国の習慣、文化、宗教に配慮し、現地の人達の生活事情を理解すれば、きっと楽しく快適な旅が出来るはずです。

「郷に入れば郷に従え」ですね。

 

 

2014年12月15日

written

by ottawa-shoko


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