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2014月12月1日更新

初詣に行くのは神社?寺?正しいのはどっち!?

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初詣に行くのは神社ですか?それともお寺ですか?正しいのはどっちなんですか!?(大学2年生・女性)


初詣でどちらに行けばよいか迷うお寺と神社

お正月の大切な風習、初詣。
毎年、有名な神社仏閣には何十万、何百万という参拝客が詰めかけます。
ところで、時々神社と寺の両方に初詣に行く人がいたりして
どちらに行くのが本当は正しいのか?と混乱する人が毎年見られます。
果たして、初詣は神社と寺、どちらに行くのが正しいのでしょうか。

 

答え:どちらでも大丈夫



まず最初に結論を言ってしまいますが、「どちらでも大丈夫」です。
つまり、神社に行ってもいいですし、寺に行ってもいいのです。

あるいはその両方に行ったとしても、罰が当たることはありません。
回数も、参拝の順序も自由です。
どちらが正しいのかなんて、気にする必要はないのです。

また、神社と寺では違いがあるのではないかという疑問を持つ方もいると思います。
確かに、参拝の作法や何にご利益があるか(例:縁結び、学問成就など)の違いはあります。

ただ、参拝の作法は神社と寺で別ですが、
何にご利益があるかは寺社ごとに違っているので、神社か寺かという点では違いはありません。
「どうしてもここに参拝したい」ということでなければ、違いは気にしなくて大丈夫です。

 

「どちらでも大丈夫」の歴史的経緯



では、どうしてどちらでも大丈夫なのでしょうか。
これには、神社と寺をめぐる歴史的な経緯が関係しています。

もともと、神社は神道、寺は仏教という宗教の施設です。
しかし、日本では飛鳥時代ごろから、「神仏習合」と言って、
神道と仏教を混ぜて信仰するというのが一般的になっていました。

つまり、あたかも一つの宗教であるかのように信仰していたわけです。
神仏習合のもとでは、寺の中に神社ができたり、
神社と寺が隣同士だったりというのが当たり前にまでなっていました。
ですから、今でも神社と寺が隣同士というケースはよくあります(例:東京の浅草寺と浅草神社)。

明治以降、神仏分離によって神社と寺ははっきりと区別されるようになりました。
しかし、長年の寺社参詣の習慣が変わることはありませんでした。

その結果、「初詣は神社と寺、どちらに行っても大丈夫」となったわけです。
どちらでも大丈夫ということは両方行っても大丈夫、
ということでもあるので、両方をはしごする人も昔から多く存在しました。

例えば、先ほど例に出した浅草寺と浅草神社は、ほとんどの参拝客がはしごしています。

このように、神社であっても寺であっても、信仰や習慣の面からは特に違いはないのです。
ですから、どちらでも大丈夫ということなのです。

 

神社と寺をはしごできる七福神めぐり



「神社と寺、どちらでも大丈夫」を体感できるものがあります。
それが、「七福神めぐり」です。
お正月の時期になると、初詣を兼ねて多くの人が挑戦しています。

七福神めぐりは各地にコースが設定されており、
それぞれの「福神」がいる寺社をめぐって縁起祈願をするものです。
(※七福神は恵比寿・大黒天・毘沙門天・弁財天・福禄寿・寿老人・布袋で構成されています)
皆さんの中にも挑戦したことのある人がいるのではないでしょうか。

そしてこの七福神めぐり最大のポイントが「寺社をめぐる」ということです。
七福神めぐりでは神社と寺、合わせて7か所をめぐることになります。
中には7か所すべてが寺であるという七福神もありますが、
寺に行くにも関わらず「神」を信仰するわけです。
これぞまさに神仏習合の名残と言えるでしょう。

このように、七福神めぐりこそ「どちらでも大丈夫」という最大の証明です。
「初詣は神社でなければならない」「寺でなければならない」というのが、
間違っているということがお分かりいただけたかと思います。
興味のある方は、七福神めぐりで初詣をしてみて下さい。

 

 

初詣は神社と寺、どちらに行っても大丈夫だということがご理解いただけましたか。
どこに行かなければならないという決まりはありません。
自分で行きたい神社や寺を決めて、初詣に行って下さい。
では、気持ちよく参拝できますように!

 

 

2014年12月1日

written

by 八百万


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