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2015月2月5日更新

無意識にやってない?違反すると怖い自転車の飲酒運転

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自転車での飲酒運転は法律で禁止されているんですか?(大学3年生・男性)


自転車

自転車は免許不要で子どものころから乗り慣れている乗り物なのでつい認識が甘くなりがちです。

お酒を飲める年齢になった大人の皆様、ぜひ自転車の飲酒運転について正しい知識を身につけてください。

 

「車両」は自動車だけではない!



飲酒運転と聞くと自動車の話、自動車に乗らない自分には関係がないと思っている方はいませんか?

実は自転車も道路交通法上の車両(軽車両)なので、道路交通法違反は犯罪行為となり自動車やバイクと同じく刑事罰を科せられることがあります。

また自転車の違反には自動車のような交通反則通告制度がないので、罰金であっても全て「前科」がつく刑事処分になります。

刑事罰を受けると、医師、看護師、栄養士、調理師などの免許が与えられなくなることもあります。

つまり自転車の飲酒運転などで刑事罰を受けると、就きたい仕事に就けなくなるおそれがあるということです。

 

「飲酒運転」とは?



飲酒運転には二段階あります。

 

1.酒気帯び運転



アルコール濃度:血液1ml中0.3mgまたは呼気1リットル中0.15ml

自動車の場合は3年以下の懲役又は50万円以下の罰金となりますが、自転車の場合は刑事罰の対象から外されています。

ただし“酒気を帯びて車両等を運転してはならない”という禁止規定に違反するので、法律違反であることには変わりありません。

 

2.酒酔い運転



血中アルコール濃度に関係なく酒に酔った状態=アルコールの影響により正常な運転ができないおそれのある状態

酒酔い運転の罰則は5年以下の懲役又は100万円以下の罰金です。なお、自転車を押して歩く行為は運転にあたりません。

お酒を飲んだら自転車には乗らず、置いて帰るか押して帰る、が正解です。

また自転車の運転者だけではなく、同乗者や自転車を貸し与えた者、お酒を提供したり勧めたりした者も処罰されます。

これは自動車やバイクのケースではよく知られていることですが、自転車にも適用されます。ご存じでしたか?

自転車を貸し与えた者には、酒酔い運転をした者と同じ5年以下の懲役又は100万円以下の罰金、お酒を提供したり勧めたりした者には3年以下の懲役又は50万円以下の罰金が科せられます。

 

自転車で事故を起こすと?



ここまでは「お酒を飲んで」「自転車を運転」するだけで法律違反という話でしたが、「自転車を運転中に事故を起こした」場合はどうなるのでしょう。

人に怪我をさせたり物を壊した場合は、刑事罰とは別に損害賠償を命じられることがあります。

実際に自転車で事故を起こした加害者側に9500万円という高額賠償が命じられた判例もあります。

自転車を「子供でも乗れる乗り物」と甘く見るのはやめましょう。スピードを出した状態で歩行者に追突すると重大な事故になります。

さらに飲酒すると注意力や判断力が欠けるばかりでなく、気が大きくなってつい無謀な運転をしがちです。

万が一のために自転車事故を保障する保険もあります。ただし、酒酔い状態で起こした事故は犯罪行為ですから、補償の対象外となる場合がほとんどです。

絶対に酒酔い状態では乗らないということを大前提に、自転車に乗るときは次のことを守りましょう。

・ブレーキが利くか、ライトが点灯するか、反射板が付いているかの確認

・スマホを操作したり、大音量で音楽を聴きながらの運転はしない

 

被害者にならないために



重大な交通事故は被害者も加害者も一生背負うことになります。危険な運転者から身を守るために、歩行者側も注意しましょう。

・(夜間や雨の日は特に)明るい道を歩く、明るい色の服や反射材のついた衣服を身につける

・スマホを操作したり、大音量で音楽を聴きながら歩かない

 

被害者にも加害者にもならないよう、気を付けてお過ごしください。

2015年2月5日

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by portal


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