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2015月2月24日更新

おぞましい恐怖を感じる本格的なサスペンス映画7選

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サスペンス映画が観たいのですが、普段観ないのでどれがいいかわかりません。恐いサスペンス映画でおすすめを教えてください!(大学3年生・男性)


映画には色々なジャンルがありますが、今回ご紹介するのはサスペンス映画です。

おぞましい恐怖を感じるサスペンスと言う事で、単純な謎解きモノや、残酷さや恐怖に欠いたクライムサスペンス映画は除外とします。また、サスペンスは基本的に加害者も被害者も人間であると言う設定が重要ですので、超常的なものはジャンルとしてホラーと考えるものとします。

おぞましさで言うと、イタリアの残酷サスペンスである”ジャッロ”のジャンルは外せませんので、これを加えるものとします。設定は色々と多いですが、ピンポイントでご紹介させて頂きたいと言う事で、ジャンルの設定をしました。

では、おぞましいサスペンス7選をお楽しみください。

 

サスぺリア2(英題Deep Red 伊題Profondo Rosso)



画像出典:http://girlmeetsfreak.com/

邦題はサスぺリアパート2となっていますが、これは前年に大ヒットした「サスぺリア」からとっただけのものです。本来は「サスぺリア」の前年に製作された「プロフォンド・ロッソ」と言うイタリア映画です。

「サスぺリア」で有名なダリオ・アルジェントが1975年に製作したジャッロと言うジャンルのサスペンス映画です。日本での公開は「サスぺリア」が公開された1977年の翌年1978年となります。

主人公であるアメリカ人作曲家マークが殺人事件を目撃したことから始まる惨劇を描いています。監督のダリオ・アルジェントは映像美にと残虐さに徹底的に拘る監督で、本作も当時では斬新な映像とホラー並みの残酷表現で高い評価を得ました。

 

ファニーゲーム(原題Funny Games)



画像出典:http://www.complex.com/

ファニー・ゲームは1997年のオーストラリア製作の映画です。「ピアニスト」などでメガホンをとったミヒャエル・ハケネが監督を務めています。

2008年には監督自ら、ナオミ・ワッツなどを迎えてハリウッドリメイクしました。リメイク版は出演者のみが変わっているだけで、プロットもカメラワークも編集もほぼオリジナルと変化のないと言うもので監督の自作に対する自負感が感じられます。

映画はホラーにジャンルされる場合もありますが、普通の人間が狂気に走って、普通の人間を殺していくに過ぎずホラーとは言えません。犯人の青年達が狂気に駆られている様子も無く、まるで日常の様に殺人が行われていきます。

本作は直接的な表現は少なく、残酷な場面は無いに等しいのですが、それでいて凄く残酷なものを観てしまった様な気分にさせられる映画なのです。

 

ミザリー(原題Misery)



画像出典:http://www.imfdb.org/

ミザリーは1990年アメリカ製作のサスペンスです。スティーヴン・キングの同名ベストセラー小説の映画化作品です。

主人公の小説家ポールが新作を別荘で書きあげた後、雪道で事故に遭ってしまう。気を失ったポールが目覚めるとそこにはポールの小説ミザリーの熱狂的なファン、アニーがおり、アニーがミザリーゆえに狂気に陥って行く様子が描かれた映画です。

主演のアニー役、キャシー・ベイツの演技が凄まじく、普通の人間の狂気がどんなものか思い知らされます。小説の熱狂的ファンが、熱狂的故に自身に危害を加えようとすると言う話はキングの体験談ではないかと穿った見方をしてしまう作品です。

 

ゆりかごを揺らす手(原題The Hand That Rocks the Cradle)



画像出典:http://www.telegraph.co.uk/

ゆりかごを揺らす手は、1992年アメリカ製作のサスペンス映画です。犯罪を犯し自殺に追い込まれた夫の復讐の為に逆恨みで、夫の自殺の発端となった夫妻を襲うと言うお話です。

「L.A.コンフィデンシャル」や「8Mile」でメガホンをとったカーティス・ハンソンが監督を務めます。過激で残酷な描写は無いものの、日常に潜む狂気が実は何気ないところに転がっており、普通の事がおぞましいと思えてしまう演出が秀逸な映画です。

 

アレックス(原題Irrevesible)



画像出典:http://www.rottentomatoes.com/

アレックスは2002年フランス製作の映画です。かなりのおぞましさで、残酷なものに耐性の無い人には観賞をおススメしません。ホラーなどではないだけに、逆に恐い気持ちを抱いてしまう映画です。

「カルエ」、「カノン」などでメガホンをとったギャスパー・ノエが監督を務めます。時間軸が逆に描かれるストーリーですが、今はこの手のプロットは良く見ます。しかし、本作が元祖と言えるタイムシークエンスで、画期的な手法を取りながらそれに気付かない程のおぞましい映画なのです。

 

esエス(原題Das Experiment)



画像出典:http://www.rottentomatoes.com/

エスは2001年ドイツ製作の映画です。1971年にアメリカで実際に行われた心理実験、スタンフォード監獄実験を題材にしたマリオ・ジョルダーノの小説の映画化作品です。

新聞広告を見て、高収入につられた男達が囚人役、看守役とに別れて行う監獄実験で、少数の人間が陥る狂気につられて皆が常軌を逸していく様を切り取ります。実際に起こり被害者まで出した事実を基に描いているだけに、その恐怖は身近で身体の芯にズンと重たいものが来る映画です。

 

ケープ・フィアー(原題Cape Fear)



画像出典:http://whatculture.com/

ケープ・フィアーは1962年に製作された「恐怖の岬(邦題)」のリメイクです。1991年アメリカ製作で作られたサイコサスペンスです。

監督は「タクシー・ドライバー」、「ディパーデッド」のマーティン・スコセッシ。安定の大御所監督です。サイコサスペンスと言うと「羊たちの沈黙」や「セブン」などが筆頭に挙げられ、アンソニー・ホプキンスの演技などが高い評価を得ています。

しかし、本作のロバート・デ・ニーロの異常なまでの安定感はホプキンスを軽く超えているものです。「タクシー・ドライバー」以来、多くの作品でコンビを組んでいるスコセッシとデ・ニーロゆえに出来た傑作サスペンスと言えるでしょう。

物語の全体は完全にデ・ニーロに引っ張られていると言って良いでしょう。デ・ニーロ演じるマックスは、自身の犯罪の裁判の際、被告人の利益を守る筈の弁護士が庇うどころか、量刑が重くなるように仕向けた事に監獄で静かに怒りを溜めていた。

復讐の為に、収監の日々を肉体の鍛錬と、法律の勉強に費やし、マックスは十数年に及ぶ刑期を終え、自由の身になった時、弁護士サムへの復讐に向かった。ストーリー自体はオリジナルと大きくかけ離れてはいないが、マックスの人物像がデ・ニーロとスコセッシによって練り直されています。

異常でありながら一分の隙もないマックス。

不気味で何を考えているかも判らず、不敵な笑みがどんよりした気持ちにさせてくれます。

 

 

いかがでしたか。

サスペンスの中には、観ていてホラーよりも不条理でおぞましい恐怖を感じるものがあります。同じ普通の人間の所業であるだけに、現実とかけ離れたホラーより数段身近で恐怖を感じ易いのかも知れません。

そんなサスペンスの傑作を今回ご紹介しました。

2015年2月24日

written

by pfunk777


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